【まとめ】言葉に宿る深遠な力「言霊」で幸せをつかむ方法 〜 霊験あらたかな「神咒(かじり)」の世界

アーユルヴェーダの基本・トリ・ドーシャ理論とは?『アーユルヴェーダで手に入れる、ほんとうの健康と幸せ(連載第三回)』

風水と聞くとスピリチュアルな雰囲気を感じたり、迷信的なもの宗教的なものと感じる方もいらっしゃると思います。
しかしその中身は地理学や環境学と言われるようなものも多く、それらの学問と同じく、先人の経験や統計などによって理解、発展してきました。
風水の中には風水をあまり知らない人でも、日常的に意識しているようなこともたくさんあります。
例えば、家は日当たりや風通しの良い場所がよい、見晴らしが良いところに住みたい、ジメジメとしたところは嫌だといった考え方です。
自然と人の住まいはいつの時代も密接に関わってきており、自然とうまく共生し充実した健康な生活を営んでいくかという考え方が風水の基本となります。
風水の考え方はおよそ西暦600年、古代の中国、隋から日本へ伝来したと言われています。
風水の考え方は日本の都づくりにも反映され、藤原京、平城京や平安京もその影響を受けて建立されています。
それから長い時代、風水は人の暮らしに根付いてきましたが、日本独自の家相という考え方も広まってきました。
日本の家屋は畳をつかったものが多く、その住居形態に合わせて独自に発展してきました。
家屋の形態だけではなく、日本特有の地形や文化、暮らしがあり風水もそれに合わせて形を変えてきたということです。
住まいにおける風水には様々な考え方があります。
土地のことや周りの環境、間取り、インテリア等々です。
好きな土地を自由に選んで好きなように家を建築できるわけではないため、風水的に良い要素をすべて取り込むことは無理ですし、逆に悪い要素をすべて排除し切ることも不可能と言えるでしょう。
風水や家相の中には様々な考え方があり、専門家の中でも多少の違いがあります。
そのため自分が重視するポイントをいくつか決めてそれを達成するような住まいを選ぶと良いでしょう。
また、今住んでいるところでも工夫次第でプラスの要素を取り込むことができる場合それに注力してみるなど、拘りすぎないという考え方も必要です。
また風水と方位は切っても来れない関係性ですが、多くの考え方がありますのでまずは8方位の家相盤を頭に入れておくと理解が深まります。
太極が家の中心と考え、例えば南は火の方位なので水に弱いという特性があるので水関係のものは避けるといった見方です。
住まいを構える土地やその周囲の環境、また住まいそのものの間取りや構造から風水にアプローチしていく場合に押さえておきたいポイントを紹介します。
先にも述べたように日本の風水の歴史は古く都や町を作る際に重要視されてきました。
このことから、古くから主要都市として利用されている土地は風水的もプラスの面が大きく、良い気が流れていることが多いと考えれます。
風水の文字からも分かる通り、"風"と"水"の流れは根幹とも言える部分です。
風は周りに遮蔽物が密集していない通り抜けの良い場所を選ぶと気の巡りが良くなり水はけがよく澄んだ水が通っている場所も快適に過ごせる条件です。
水害のためのハザードマップが各自治体から公開されていますが、ハザードマップで危険なエリアは 水はけが悪い場所でもあるため、土地選びの参考になります。
急な傾斜に建っていたり、いびつな形の土地に建っている、高い建物で囲まれている場所は気の流れが淀み不安定になります。
なるべく正方形に近い平坦な土地で風通しもよくなる見晴らしの良い場所を選ぶと良いでしょう。
風水は土地からの影響を多く受けるという理由で、見晴らしが良いからと言ってあまりに高層階に住むことはプラスにならないという考え方もあります。
土地と同じく間取り全体も四角形が安定します、それぞれの部屋も四角形で各部屋やキッチン・リビングへの導線も回遊性が高いと良い気が巡っていきます。
最近では狭い土地を生かしたデザインの住宅もありますが、細長すぎたり、いびつな形をした間取りは不便も多く住みやすいとは言えないでしょう。
天井が高く部屋の体積が広いと開放感も上がり、気を充満させることができます。
玄関を広くしたり、風通しの良い部屋に大きめの窓を設置し外からの気を多く取り入れる間取りと合わせると効果的です。
ただし天井を吹き抜けにするのは気が逃げていき散財しやすくなると言われているので注意が必要です。
玄関の右は家全体の運気を上げる青龍がいるとされている場所ですが、青龍は水に弱くここにお風呂やキッチンなどがあると相殺されてしまいます。
また家の中心は太極と呼ばれる場所で最もパワーが集まる部分になり、そこに水回りがあると弱まってしまうため何も置かないことを心がけます。
最近ではアイランドキッチンのような部屋の中心近くにキッチンを置く間取りも流行っているため、中心からはずらした場所に設置するなどを意識すると良いでしょう。
住まいに風水の考えを取り入れるに当たって重視するポイントを先に決めるのが重要と述べました。
その中でどのような運気を向上させたいかに絞ってアプローチする方法を紹介します。
金運を高めるためには「財気位」の場所を把握し対策することが大事になってきます。
財気位部屋の入口の対角線にある角の場所を指します。
財気位に植物や、水が循環するもの(水槽など)を置くと金運がアップします。
逆にこの位置にゴミ箱や散らかった収納スペースなどがあるとマイナスになります。
また玄関から最も離れた場所も財の運気に影響を及ぼします。
これらの場所に水回りや扇風機など運気を飛ばすものを設置するのは避け、植物や水晶などのパワーアイテムを置くのがおすすめです。
仕事やビジネスの運気をアップさせる方角は東や南東と言われています。
五行では"木"に位置する場所で、木を使った家具や植物と相性が良いです。
東や南東に位置する部屋を仕事部屋として使用し、机や椅子を木材のものまたは落ち着いた木目調のものにするのが良いでしょう。
風水で健康に良いとされるのは北、北東、北西になります。
寝室をその方面の部屋にするだけではなく、頭を北に向けて寝ることも推奨されています。
北枕は縁起が悪いと避けられがちですが磁場の関係から北に頭を向けたほうが安眠できるという研究もありここでも風水が学問や研究と深い関係にあることがわかります。
引っ越しは自身の住まいの環境を変え、リセットができる貴重な機会です。
引っ越すタイミングは人それぞれですが転職や転勤、婚約や出産を契機としてなど、人生の当たらなスタートのタイミングであることも多いのではないでしょうか。
風水は土地や周囲の環境に大きく関わっていますが、既に住んでいる場所ではそれらを変えるのは難しいため、引っ越しは良い気が通る場所探しの機会としても大変有効です。
引っ越しは新たな生活の始まりですから、リセットの意味を込め過去に使用していた家具やインテリアはできるだけ新しいものに買い替え新鮮な気を充満させてあげることが重要です。
また風水はそれぞれの方角に深い縁があるため、引越し先では天地万物にお礼を伝える八方位拍を行います。
具体的には家の中心である太極に立ち、北からはじめて北東→東→南東→…→北西の順に書く方位に拍手を4回行い、合計32回拍手を行います。
拍手の際は腕を伸ばした状態で両手を広げて行ってください。
風水には悪い部分の悪いパワーを弱めるという考え方もあります。
悪い部分を形殺と予備それらを置物やアイテムなどで相殺するという方法で化殺風水とも呼ばれます。
住まいは制約も多いため、風水的な悪い部分をすべて取り除くことはできません。
土地も好きな場所が買えるわけではありませんし、マンションなどでは最初から間取りが固定されていることがほとんどだと思います。
悪い部分を相殺するものとして使用されるものが、八卦鏡や水晶、龍の置物や炭などです。
インテリアを損なわない程度に配置してみるのも良いかもしれません。