【AGLA公式チャンネル更新】肋骨を動かして、呼吸を深める『なりたい自分になるための、フェルデンクライス(連載第4回)』

2021.8.20

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吉田万里子 ( フェルデンクライス・プラクティショナー )

フェルデンクライス・プラクティショナー。女子プロレスラーとして 1988 年から 2017 年まで 29 年間活動。現在は、自身が故障から復活した経験から、「フェルデンクライス メソッド」を通じてより多くの人の心身向上を目標に施術者・指導者として活動している。

こんにちは! 吉田万里子です。

久しぶりのコラム更新となります。

初回では、プロレスラーとして活動する中で負った怪我により、常に満身創痍の状態で日常生活にも支障をきたし、体幹チューニングやフェルデンクライスとの出会いによって、その怪我を克服してきたこと。

そして、私自身が「体が変わり動きが変わると気持ちが変わる、気持ちが変わると物の見方も変わる」という素晴らしい気づきを得たことについてお伝えしました。

 

また第2回では、フェルデンクライスの発祥や考え方について、そしてその効果や可能性について、第3回では、体験者のカラダと気持ちの変化、気づきなどを書きました。

 

今回より、実際のレッスンを通して体感していただくことが一番!と考え、私がおこなっているレッスン(フェルデンクライス)の一部を動画にしてお届けしてまいります。

やっぱり実践していただかないと効果を体感できないですよね。

 

そして、前回「からだを調律 イキイキライフ♪」と改題したばかりですが、再び「なりたい自分になるための、フェルデンクライス」というタイトルに戻りました!

今回動画を掲載するにあたって、「カラダを楽にしていきましょう!」ということ以外の部分、(第2回目のコラムにも書きましたが)フェルデンクライスは人間という存在の本質に迫る哲学的な要素をもつメソッドでもあります。そういったことも合わせてお伝えしていけたら、と思ったからです。

 

このレッスンをするにあたって、最も大切なところは、私の動き見て真似をするのではなく、私の言葉がけを聴きながら動いていただくところです。

「これが正しい」「これは間違い」というのではなく、「自分にとっての心地よい動き」を模索していくというものです。

 

このように自分の内側に働きかけるレッスンのためか、ご参加の方からよく「“禅” みたいですね」とお声をかけていただくことがあります。

また、自分に意識を向けて、自分の動きに注意を払いながら、本当にゆっくり小さな動きで行うので、「動く瞑想とも言われています。

そこも “禅” みたいと言われる理由の1つかもしれませんね。

 

そして、もう1つ大切なことは、次々動きを繰り返す反復運動ではなく、その動きを色々なやり方で試してみる、ということです。

いろいろ試してみると、今まで気付かなかった自分のカラダの癖、動き方の癖、それだけでなく思考の癖にも気づいていきます。

そうやって、静かに自分を見つめながら、自分にとっての心地よい動きを探していきましょう。

 

吉田万里子 のプロフィール

吉田万里子

1988年からプロレスラーとしてリングに立ち続け、怪我だらけの毎日。

首のヘルニア3ヵ所、膝靱帯損傷、股関節痛、骨折、脱臼・・・まだまだ数えきれない負傷箇所。

2013年フェルデンクライスに出会い、自身の怪我の回復に驚愕。

フェルデンクライスを学び始め、さらに人間が持っている可能性の素晴らしさを実感する。

2018年、国際公認「フェルデンクライス」プラクティショナーの資格を取得し、病気や怪我で悩んだり苦しんだり、また慢性的な不調を抱えている方に、「いくらでも改善できる!!」こと、人間が持っている可能性の素晴らしさをお伝えしている。

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