20分のオープンモニタリング瞑想(OM瞑想)が物忘れや仕事のミスを低減させる!?

2022.4.15

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久保多渓心 ( ライター・占術家 )

墨が織り成す一子相伝の占術 “篁霊祥命(こうれいしょうめい)” を主な鑑定手法とする占術家。他にも文筆家やイベント・オーガナイザーとしての顔も持つ。また引きこもり支援相談活動なども行なっている。

前回は、「マインドフルネス」「瞑想」が、様々な種類の「痛み」の緩和に有効であることを、ウェイク・フォレスト大学バプティスト医療センターの研究を挙げてご紹介致しました。

詳細は、以下のリンクをご参照下さい。

マインドフルネス瞑想は疼痛(とうつう)の緩和に効果がある?〜 痛みの仕組みと種類 〜

 

今回は、瞑想が物忘れや、仕事や家庭でのミスを減らす効果の研究についてご紹介しましょう。

オープンアクセスジャーナルの一つである『Brain Sciences』誌で発表されたのは、瞑想中の脳の活動がどのように変化し、神経信号にどのような影響を及ぼすのかという実験結果です。

ミシガン州立大学(Michigan State University:MSU)のジェフ・リン氏をはじめとする数名の研究者たちは、212名のマインドフルネス瞑想を一度も体験したことがない女子学生たちを被験者として実験を行いました。

被験者が女性である理由は、実験で得られる結果(とくに感情処理)の性差を最小化するためです。

この実験で行われた瞑想は、自分の呼吸に意識を集中する一般的な瞑想とは違い「オープンモニタリング瞑想(OM瞑想)」といわれる瞑想法が採用されています。

この瞑想法は、自分の心の中に湧き上がる思考や感情、そして身体感覚などに注意を払い観察します。

被験者は事前に、神経障害やマインドフルネス瞑想の経験の有無についてスクリーニングを受け、全ての参加者が病歴がなく、瞑想に関して初心者であることが確認されました。

被験者は無作為に「瞑想グループ」と「対照グループ(瞑想を行わない比較対象グループ)」に分けられて、おおよそ以下の流れで実験が行われました。

①被験者はまず脳波(ElectroEncephaloGraphy:EEG)測定用の器具の装着を行います。

②次に、5分間目を閉じて安静にするように指示を受けます。

③20分間のOM瞑想を行います。

OEM瞑想はカリフォルニア大学サンディエゴ校マインドフルネスセンター事務局長(San Diego Center for Mindfulness)のSteve Hickman氏(※)による20分間のOM瞑想の指導音声を聴きます。

対照グループはTED(講演)を18分間録音したものを聴きます。このとき、両グループとも目を閉じるように指示されています。

④「フランカー課題Eriksen Flankers task)」と呼ばれるテストを受けます。これは「認知神経心理検査」ともいわれるもので、ディスプレイに連続的に映し出される矢印などの図柄を認識する課題で、その反応時間や正誤の回答結果を診断します。

この実験の結果、OM瞑想を行なったグループは、対象グループと比べて優位に、間違いを認識する神経信号が増加していることが分かりました。

実際には、瞑想直後に行われたフランカー課題の反応など、そのパフォーマンスがすぐには改善されませんでしたが、自分の間違いにいち早く気づき、注意を払う能力がOEM瞑想によって高まることが、この実験によって示されました

より多くの被験者を対象にした、次の段階の研究に期待が寄せられています。

 

※Steve Hickman氏がガイドを行う45分間のリラクゼーション動画

参考文献

On Variation in Mindfulness Training: A Multimodal Study of Brief Open Monitoring Meditation on Error Monitoring - Brain Sciences - https://www.mdpi.com/2076-3425/9/9/226

久保多渓心 のプロフィール

久保多渓心

画家の父、歌人の母のもと、福岡市博多区で生まれる。

バンド活動を経て、DJ、オーガナイザーとしてアート系イベント、音楽イベントなどを多数手掛ける傍ら、フリーライターとしても活動。

音楽雑誌でのアーティスト・インタビュー記事、書籍、フリーペーパー、WEBなどの媒体で政治、社会問題から、サブカルチャー、オカルトまで幅広いジャンルでコラムを執筆。

引きこもり、不登校、心の病など自身の経験を活かし「ピアカウンセリング」を主軸にしたコミュニティを立ち上げる。後にひきこもり支援相談士として当事者やその家族のサポート、相談活動にあたる。

現在は亡き父から継承した一子相伝の墨を用いた特殊な占術『篁霊祥命』や、独自のリーディングによって鑑定活動を行っている。2021年で鑑定活動は16年目を迎える。

月参り、寺社への参拝による開運術の指導なども行う。

『AGLA(アグラ)』スーパーバイザーを務める。

2020年10月より活動名をマーク・ケイより、久保多渓心に改名。

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