自律神経を調えて「五月病」を脱出!『自然治癒力を引き出す統合医療で、心も体も魂も健やかに(連載第2回)』

2022.5.23

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朴澤博美(ほうざわひろみ) ( 自然療法家 )

健康をトータルコーディネートする統合メディカルケアで新しい医療のカタチを提案する統合メディカルケアセンターTree of Life センター長、自然療法家・呼吸家・ホリステックスピリチュアリスト。

五月晴れという言葉がぴったりの、爽やかな天気が続く季節になりました。

私の住む仙台では、新緑がとっても美しく、クリニックのある定禅寺通りのケヤキ並木を歩くと、自分まで光合成している気持ちになります。

新年度が始まり、大型連休も終わってしまいました。

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

リフレッシュはできましたか?

リフレッシュしたのになんとなく調子が悪い、体調を崩しやすいと感じていませんか?

「気分が落ち込む」

「なんとなく体調が悪い」

「気力がわかない」

「眠れない」

「食欲がない」

こんな自分ダメだななどと、落ち込んでいる方はいらっしゃいませんか?

なんだか頑張れないのは、あなたが悪いわけではなく、自律神経の乱れ。

ひょっとすると『五月病』かもしれません。

 

五月病とは

ゴールデンウィークが明ける頃によく聞く言葉「五月病」。

そもそも五月病という医学用語ではなく、医学的には「適応障害」や「うつ病」、「自律神経失調症」と診断されます。

今や国民病ともいわれる五月病は、4月に新入生や新社会人、転勤や異動など職場環境や生活環境が大きく変わる経験をした人が、ゴールデンウィークの終わる頃の5月に発症します。

症状が長引き、梅雨の6月頃まで症状が続くと「六月病」と呼ばれます。

 

五月病の症状

五月病の症状は、心にも体にも現れます。

体の症状

・だるい、疲れがとれない

・布団からおきあがれない

・食欲がない

・頭痛や腹痛

・動悸、息切れ

・めまい、たちくらみ

・眠れない
心の症状

・何もしたくない、意欲がわかない

・何をするのも面倒

・周りの事に興味、関心がない

・不安感

・焦燥感

・イライラする

・気分が落ち込む

行動の問題

・職場や学校に行きたくない

・人と会いたくない


五月病の原因

年度が変わり、新しい環境や人間関係から生じるストレスが、自律神経のバランスを崩してしまうのが、五月病の原因です。

自律神経には2つの神経があります。

車で例えるとアクセルモードの活発に体を動かす時に働く交感神経と、ブレーキモードの心や体を休める時に働く副交感神経です。

この2つが互いにバランスをとりながら心身の状態を調節しています。

 

理想と現実のギャップ

進学や就職など新生活のスタートは希望や期待に満ち溢れています。特に新入生や新入社員は、慣れない環境に緊張しながらも、周囲からの期待や自分が掲げた理想や目標に近づこうと頑張る傾向があります。

また、新しい環境が自分の想像していたものと違う現実に直面することも少なくありません。周囲になじめなかったり、新しい人間関係をうまく築けなかったり、常に緊張状態で暮らしていると交感神経が、極度に緊張します。

この状態で4月を過ごした後、ゴールデンウィークに突入すると、急に副交感神経優位になります。

スポーツや旅行等、体を動かすことをすればいいのですが、疲れが出て、ゴロゴロ寝てばかりいると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、だるさや倦怠感、眠れない、疲れがとれない、イライラする、不安になるなど様々な症状が現れることになります。

 

 

五月病になりやすい人とは

『五月病』は、誰にでも生じる可能性があります。

・変化に対応するのが難しい

・他人の機嫌や周囲の変化を敏感に感じ取る(HSP傾向)

・他人に気を遣いすぎる

・悩みを1人で抱えがち

・悩みや愚痴を相談できる相手がいない

・責任感が強い

・頑張り屋さん

・完璧主義  

など

このような方は、五月病になりやすい傾向があります。

 

自律神経測定で今の状態を知る

五月病と感じたら、まずご自分の自律神経の状態を知ることから始めてみて下さい。

当センターでは、脈拍の変化から、自律神経のバランス、肉体・精神の疲労度、自己エネルギーの度合いを簡単に検査することができます。

指にセンサーをつけて、数分で結果がでます。

 

『五月病』のような症状のほとんどが自律神経のバランスの崩れ

体調不良を訴えて当院を受診された240名の患者様の自律神経を測定すると、ほとんどの方でバランスが崩れていることがわかりました。

交感神経がすり切れている

53%の方では交感神経が慢性のストレスですり切れている状態でした。副交感神経機能は正常なので、相対的に副交感神経優位となり、なんとなく体がだるい、やる気がでない等の症状が引き起こされていました。

仕事が忙しい方、ストレスを感じている方の大部分が、交感神経の低下がみられました。

副交感神経がすり切れている

睡眠不足の方は、副交感神経がすり切れていました。

五月病の症状が出た時に、病院で診察を受けても、多くは異常がみられません。

自律神経失調症やうつ病などの診断をうけて、痛み止め、抗不安薬、抗うつ薬などの薬を処方されることが多いようですが、あまり効果がありません。

 

2022年『拡大版五月病』にご注意を

五月病の症状をご覧いただくと、ご自分もいくつか当てはまりませんか?

長引くコロナ禍で感じる「コロナうつ」とも言われる心身の症状は、実は「拡大版五月病」です。コロナによるライフスタイルの変化が、自律神経のバランスを乱してしまっているのです。

最近では、交感神経と副交感神経の両方ともすり切れている方もとっても多いです。

コロナウィルス感染への心配、先の見えない不安、焦りなどによるメンタルの疲れを「コロナうつ」「コロナストレス」「コロナ疲れ」などと呼びます。

外出自粛による幸せホルモン「セロトニン」の減少

コロナ禍でライフスタイルが変わり、夜遅くまでスマホやゲームに没頭すると、体内時計が乱れてしまい、昼夜逆転など「概日リズム」が消失します。

コロナ禍では、外出自粛のステイホーム時期が長かったこともあり、太陽光を浴びず、運動不足が多くみられ、「コロナ太り」など様々な「コロナ○○」の言葉が生まれています。

「概日リズム」とは:睡眠・覚醒リズムは、体温などの自律神経系、内分泌ホルモン系、免疫・代謝系などと同様に、体内時計(サーカディアンリズム)によって約1日のリズムに調節されています。この1日の周期をもつリズムのことを「概日リズム」と言います。

栄養バランスの乱れ

1人住まいの方は1人で食事することが増えました。外出自粛で、食生活の乱れも多くみうけられます。即席ラーメン、菓子パンなど簡単に食べられる食品が増え、栄養バランスの乱れ、ビタミン不足が懸念されています。

 

『五月病』からの脱出!

健康を維持する5つのポイント

当たり前のことですが、この当たり前がとっても大切です。


      • 快眠
      • 快食
      • 快便
      • 適度な運動
      • リラックス

このコロナ禍で、免疫力アップのエビデンスが出ているビタミンCビタミンDを摂りましょう。

特にビタミンDは、太陽を浴びると生成できますので紫外線対策をしっかりして、気持ちの良い季節の日光浴がオススメです。

そして、自律神経を調えましょう!

 

 

5/28(土)開催【五月病対策 呼吸法 】

テーマは、『五月病』からの脱出!

当センターでは、病気を未然に防ぎ、自然治癒力を高める『自律神経改善プログラム』を開院当初から行っており、今年で11年目になります。

プログラムには、呼吸法を取り入れています。

何故、呼吸法なのか?

そもそも自律神経は、自分の意志ではコントロールできないものです。自律神経を改善するお薬もありません。

1970年代ハーバード大学のグループが自律神経をコントロールする方法を研究しました。その結果、有効だったのが呼吸を調節することでした。

当センターでは、このエビデンスを元に医師監修の独自の呼吸法で交感神経を高める呼吸法、副交感神経を高める呼吸法、さらにはマインドフルネス呼吸瞑想などを行っています。

脳内で自律神経を制御している『幸せホルモン・セロトニン』を呼吸法で増やせることもわかりました。

『幸せホルモン・セロトニン』が増えると何でいいの?

セロトニンが脳内に十分あると、感情に左右されずに心のバランスを調え、安らぎをもたらしてくれます。ストレスがあっても、平常心を保ち、心身を安定させ、嫌なことから切り換えて、ストレスを上手に避けることが可能になります。

女性ホルモンによって、セロトニンが調節されていることも、最近の研究でわかりました。生理前にイライラしてしまうことはありませんか?

PMS(月経前症候群)は、実は脳内で『幸せホルモン』セロトニンが、少なくなることが原因でした。

セロトニンが増えると落ち着きを取り戻し、ストレスに強い呼吸美人になります。

今回、コロナ禍で自律神経のアンバランスによる様々な症状でお悩みの方、呼吸法の基礎を学びたい方、幸せホルモン・セロトニンを増やしたい方などに、オンラインセミナーを開催します。

当日参加できなくても、アーカイブ配信も行います。

あなたも、呼吸美人になりましょう!

詳細はこちらから
⇒ https://tree-of-life.jp/blog/2022/04/22473/

コロナ禍のゴールデンウィークは、長引く外出自粛でGW中の開放感が薄く、長い間の緊張がなかなか緩まなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、コロナの健康二次被害「拡大版五月病」について、主に自律神経の乱れをテーマにお伝えしました。

他の要因としては、ホルモンバランスの乱れも考えられます。次回は、ホルモンバランスについてお伝えしようと考えています。

朴澤博美(ほうざわひろみ) のプロフィール

朴澤博美(ほうざわひろみ)

―誰もが本来持っている“自分を癒す力”を手に入れて、幸福感のある健康で輝いた生き方を−

健康をトータルコーディネートする統合メディカルケアで新しい医療のカタチを提案する統合メディカルケアセンターTree of Life センター長、自然療法家・呼吸家・ホリステックスピリチュアリスト。

宮城県仙台市生まれ。

東日本大震災3.11の1ヶ月前、杜の都 仙台にて医師である夫と朴澤耳鼻咽喉科・統合メディカルケアセンターTree of Lifeを開院。

当時全てのライフラインがシャットアウトされ、薬の供給もストップとなり、多くの患者様がパニックになった時に、自然療法が大変有効であった経験から、これからの心の体の健康には、西洋医学だけではなく、優しく補う自然療法などのホリステックな補完医療が大切であることをセルフケアセミナー、講演などで伝え続けている。

自然療法、予防医療、セルフケア講座、コロナ禍からオンライン化を推進し、日本全国、海外在住の日本人の方の医療相談なども行う。

また医師が薦めるセルフケアオンラインショップ、自分でセルフメディケーションの出来る人を育成するセルフケアオンラインスクールなどを行っている。

東京でコンピュータメーカ(アップルコンピュータ等)のハードな仕事で心身の体調を崩し、インドアーユルヴェーダドクターとの出逢いで自らの自然治癒力を体感。

心・体・魂が健康であることでスピリチャリティも高まる経験から、悩んでいる多くの方に“自らの癒す力”を伝えたいという想いで自然療法家の道を歩む。

また、ストレスフルの時代、多くの方が呼吸が浅い・速い・止まっているからくる心身の不調をシンプルな呼吸法指導で自律神経改善し、幸福感を取り戻す呼吸の大切さをお伝えしている。

このようなバックグランドから、心身の健康を取り戻すサポートをお子様から男女・年齢問わずプロフェッショナルメンバー医師と医療スタッフと共にケアを行っている。

担当:
―ホメオパシ−治療
―自律神経改善プログラム
―カウンセリング・コンサルテーション(スピリチャル可)
―元Tree of Life Radioパーソナリティ
―全体統括

【自然療法家】
○ホメオパス(School of Classical Homeopathy Physicians)
○アロマテラピーアドバイザー
○呼吸家(呼吸家 加藤俊朗に師事、マインドフルネス呼吸法講師、古典ヨーガ呼吸法講師)
○マインドフルネス健康指導士
○インドJeevananda Yoga講師
○チベット体操インストラクター
○直傳靈氣ヒーリング施術者
○ファスティングインストラクター
○日本ホリステック医学協会会員・ホリステックヘルス塾インストラクター
○スリランカ アーユルヴェーダリトリートツアー−など各種セミナーオーガナイザー

▶CD・ダウンロード版『呼 吸 Breathing』リリース
https://store-tol.com/?pid=165010640
▶『5分間の呼吸瞑想』無料動画リリース
https://koji-hozawa-md-s-school.teachable.com/p/breathing2
▶院長 朴澤孝治・著『花粉症は治る病気です』
https://amzn.to/3wEHl23


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