【CBDの歴史 ③】大麻草(CBD)と体の機能 〜 大麻研究が脳の時代の扉を開いた!

2022.7.29

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廣瀬さやか ( 腸活&内観力アドバイザー )

腸活&内観力アドバイザー。「心と体がほぐれ、開放されていく心地よさを伝えたい」「自分は何のために生きているのか「天命」を考える大切さを伝えたい」そんな思いから、ヨガ、腸活、内観力を高める「心身のバランスを整える」講座を開講中。

ストレスフルな毎日、色々な外的要因で私たち現代人は「芯から元気!」と言える方が残念ながら少ないように思います。
ちょっとした不調から多くの病の改善に、と注目を集める「CBD(大麻草の成分)」について、賢く理解し生活に取り入れるヒントをお送りしています。
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本日は「CBDの歴を紐解く その3」をテーマにお送り致します。
現代の大麻草(CBD)が病気に対して有効だといわれる理由、その歴史をまとめていきたいと思います。

大麻草の可能性が花開く

様々な不調に有効な成分として注目を集めるCBD。

「大麻草」と聞くと、「薬物?!」「大丈夫?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は今、医療の分野で非常に注目を集め始めている、いや「再び、注目を取り戻している」植物だといえます。

今は歯磨き粉やジュース、ビールなどに配合され、日々の食生活に密着した使われ方をしています。

大麻の歴史を紐解けば、紐解くほど、大麻草が世界中の生活の発達・発展に重要な存在であったことが分かります。

先日お送りしたコラム、『【ポイント解説】CBDの効果を実感しやすい摂取法』、『【CBDの歴史】大麻草の歴史は人類の歴史!?1万2000年前の新石器時代へタイムトラベル』もぜひご覧ください。

【ポイント解説】CBDの効果を実感しやすい摂取法

【CBDの歴史 ①】大麻草の歴史は人類の歴史!?1万2000年前の新石器時代へタイムトラベル

 

 

CBDが時代を変えた!脳の時代到来

1980年代後半から1990年代初頭は大麻を医療分野で使用する研究は世界で多くは行われていませんでした。

当時は大麻の「害」に対する研究ばかりに補助金が出されていたという歴史的背景もあります。

その後、アメリカの「国立薬物乱用研究所(National Institute on Drug Abuse)」では、大麻による「害」の研究が、その後の人間の脳についての大発見に繋がります。

1990年代の10年間で、脳神経科学の分野で大麻のお陰で「脳のメカニズム」に対する理解が飛躍的に高まる結果となっています。

1960年代で、大麻草に含まれるTHC(日本では現在違法とされる成分)が脳内の分子レベルで作用し「食欲が出たり痛みが和らいだり意識が変容する」ということだけ分かりました。

ただ、なぜそのように変化するのか?という根本が分かっていませんでした。

 

アメリカでの大発見

1988年アメリカ政府の出資によって、セントルイス大学医学部による研究結果で「脳にはカンナビノイドに特化し活性化される受容体(簡単に言うと、脳内には麻の成分をキャッチする場所)」があり、その数が他のどんな哺乳動物の受容体より多いということが分かりました。

発見から2年後、その受容体は「CB1(Cannabinoid receptor type 1)」と名付けられます。

補足:唐辛子を食べると体がポカポカするのも、体の中で唐辛子成分「カプサイシン」をキャッチする受容体があり、その受容体にカプサイシンがハマるのでポカポカと体感があります。

研究者たちはTHCを使って、どこに受容体があるかをマッピングしてみたところ「人間の精神機能と肉体機能」を司っている部分だと分かりました。

  • 海馬(記憶)
    大脳皮質(高次の認知)
    小脳(運動協調性)
    大脳基底核(運動)
    視床下部(食欲)
    偏桃体(感情)

以上を見て分かるように、生きていくうえで必要な身体の機能を全て司る場所に、大麻草に含まれるTHCをキャッチする箇所、受容体(CB1)があったということになります。

それだけ、体の機能を整えるのに必要とされる成分だということが分かります。

1993年には2種類目のカンナビノイド受容体「CB2(Cannabinoid receptor type 2)」が発見されます。

CB2は免疫系と末梢神経にあり、他にも腸管、脾臓、肝臓、心臓、腎臓、骨、血管、リンパ節細胞、内分泌腺、生殖器官に存在することが分かりました。

THCは主に脳に、CB2は各臓器に受容体が多いといえます。

 

ECSって何??

人間の体には麻の化合物を受容する箇所があるということと、麻の成分THCと同じ物質を体内で作り出すという発見が重なって、体には自分の体の良い状態を維持する機能が備わっていることが分かりました。

血圧が上がれば自然と良い数値へ下げ、ウィルスが入れば熱を出しウィルスを死滅させる、というような働きが備わっているのです。

この機能を、発見のきっかけとなった植物「カンナビス」にちなんで「エンドカンナビノイド・システム(End Cannabinoid System:ECS)」と名付けられました。

 

まとめ

このECSという機能は、歴史をさかのぼる事、約6億年前から地球上の生物は持っており「恒常性」=一番良い状態の維持のために働いていたといわれています。

この重要な機能の働きを助ける成分を体内で自分で作り出しています。その補足として、麻の成分も私達の健康維持に大きな働きをもたらしてくれると分かってきています。

ちょっと難しい話が続きましたが、次はCBDやTHCが「実際どんな病気に役立つのか?」をお伝えしていきたいと思います。

廣瀬さやか のプロフィール

廣瀬さやか

1984年佐賀県生まれ。現在福岡にて活動。

心と体がほぐれ、開放されていく心地よさを伝えたい。
自分は何のために生きているのか「天命」を考える大切さを伝えたい。

そんな思いから、ヨガ、腸活、内観力を高める「心身のバランスを整える」講座を開講中。

アメリカ留学、NPO法人にて生活困窮者支援を経験し、マイノリティーとは何か、自分とは何か?生き方やお金、幸せについて、自己探求が始まる。

家族の鬱、癌による死別を経験し、命や魂、日々の生き方を見つめていく機会を多くの方に持って欲しい、そんなきっかけになれば、という思いから、鬱や癌の予防、改善に役立つものとしての「CBD」や「健康」「生き方」「考え方」について情報を発信。

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