【米研究】果物をよく食べる人はうつ病にかかりにくく、スナック菓子をよく食べる人は物忘れが多い!?

2022.7.20

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久保多渓心 ( ライター・占術家 )

墨が織り成す一子相伝の占術 “篁霊祥命(こうれいしょうめい)” を主な鑑定手法とする占術家。他にも文筆家やイベント・オーガナイザーとしての顔も持つ。また引きこもり支援相談活動なども行なっている。

イギリス第2の都市バーミンガムにあるアストン大学・生命健康科学部の研究によると、果物を頻繁に食べる人は、食べない人に比べて、うつ病の症状を訴える可能性が低く、精神的にも安定した状態であることを示すことが分かりました。

また、栄養価の低いスナック菓子を頻繁に食べる人は、不安を訴える傾向が高いことも報告されています。

イギリスの科学ジャーナル『British Journal of Nutrition』に掲載された、この研究は428人(内53%が女性)の成人を対象に行われました。

参加者は、まずスクリーニングのための質問表に回答し、18歳から60歳であること、色覚異常ではないこと、英語を母国語とすることなどの参加条件を満たしていることが確認されます。

過去12ヶ月間に、健康状態が不良であると評価された参加者、糖尿病、摂食障害、食物アレルギー、高血圧、心臓発作の診断を受けている参加者、内科的疾患のある参加者は、対象から除外されました。

 

うつ病には果物が効果的?

この研究によると、果物をよく食べる人ほど、果物の摂取量とは無関係に、うつ病のスコアが低く、精神的健康のスコアが高いという結果が出ています。

また、スナック菓子を頻繁に食べている人は、 「主観的認知障害※(Subjective cognitive impairment:SCI)」を経験し、精神的な健康度が低いと報告する傾向がありました。

※主観的認知障害:本人は自身の認知機能の低下を実感できているが、他人にはその人の認知機能の低下が実感できない状態

物忘れなど、日常のちょっとした失敗の数が多いほど、報告された不安、ストレスおよび抑うつの症状が高く、精神的健康スコアが低い傾向にあったのです。

対照的に、これらの日々の記憶の欠落と、果物の摂取、またはスナック菓子との間に関連性はないとみられますが、毎日の記憶の欠落、スナック菓子、及び心理的健康の間には独特の関係があることが示唆されます。

上記の記憶の欠落の例としては、物の置き場所を忘れる、部屋に入る目的を忘れる、知人の名前を思い出せないといったことが挙げられます。

この研究の筆頭著者である博士課程のNicola-Jayne Tuckは、以下のようにコメントしています。

「食事が精神的健康と幸福にどのように影響するかについてはほとんど知られておらず、ここで直接因果関係を調べたわけではありませんが、今回の調査結果は、栄養の少ないスナック菓子を頻繁に間食することで、毎日の精神的なミスが増え、ひいては精神的な健康を損なう可能性があることを示唆している可能性があります。

他の研究では、果物と野菜と精神衛生との関連性が明らかにされているが、果物と野菜を別々に調査した研究はほとんどなく、摂取頻度と摂取量の両方を評価した研究はさらに少ないのです。

果物も野菜も抗酸化物質、繊維質、脳の最適な機能を促進する必須微量元素が豊富ですが、これらの栄養素は調理中に失われる可能性があります。

私たちは果物を生で食べることが多いので、これは私たちの精神的健康に強い影響を与える可能性があります。

日常的に食べているものを変えることは、心の健康を向上させるための簡単な方法である可能性があります。

逆に言えば、今年10月に予定されているレジ前でのスナック菓子陳列の制限(※)は、この国の身体的健康だけでなく、精神的健康も改善する可能性があります」

Could Eating Fruit More Often Keep Depression at Bay?『NeuroScience News.com』より



※英国政府は、イングランド全域でレジ周辺での菓子類陳列禁止を義務化する予定。米国・カリフォルニア州バークリー市では、新型コロナウイルス対策として、糖尿病などの持病を持つ人が糖類を多く含む菓子を食べることによって、症状が重症化する恐れがあるとして、レジ周辺への菓子類の陳列を禁止する法案を可決した。

 

 

News Source

Frequency of fruit consumption and savoury snacking predict psychological health; selective mediation via cognitive failures『British Journal of Nutrition』

久保多渓心 のプロフィール

久保多渓心

画家の父、歌人の母のもと、福岡市博多区で生まれる。

バンド活動を経て、DJ、オーガナイザーとしてアート系イベント、音楽イベントなどを多数手掛ける傍ら、フリーライターとしても活動。

音楽雑誌でのアーティスト・インタビュー記事、書籍、フリーペーパー、WEBなどの媒体で政治、社会問題から、サブカルチャー、オカルトまで幅広いジャンルでコラムを執筆。

引きこもり、不登校、心の病など自身の経験を活かし「ピアカウンセリング」を主軸にしたコミュニティを立ち上げる。後にひきこもり支援相談士として当事者やその家族のサポート、相談活動にあたる。

現在は亡き父から継承した一子相伝の墨を用いた特殊な占術『篁霊祥命』や、独自のリーディングによって鑑定活動を行っている。2021年で鑑定活動は16年目を迎える。

月参り、寺社への参拝による開運術の指導なども行う。

『AGLA(アグラ)』スーパーバイザーを務める。

2020年10月より活動名をマーク・ケイより、久保多渓心に改名。

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