【鶏胸肉のふわふわソテー】大切だからこそ手放すべきものがある『食べて癒す ~ハーバルキッチンヒーリング(第4回)』

2022.9.12

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HARCO ( 食べて癒すアルケミスト )

食べて癒すアルケミスト。長年にわたる「食」現場における経験や知識をもとに、地中海式の食習慣やライフスタイル、ハーブをツールとした自分のキッチンから始める予防医療『食べて癒すハーバルキッチンヒーリング』を提唱。単なるレシピに終わらず、「食」を通して一生使えるライフメソットの発信を目指して、精力的にコラムやエッセイの執筆も行う。

気持ちに蓋をする必要はありません

9月になって学校の授業が始まり、夏の間、いつもより少し長めに共有できていた家族との時間も、元のように家族のそれぞれが持つ時間となりました。

今の気持ちはいかがですか?

夏休みが終わってしまって寂しいという気持ちだけでなく、やっと元通りのタイムテーブルになり、自分の時間が戻ってきて嬉しい気持ち、休むはずの夏休みなのに疲れてしまった、と人それぞれなのではないでしょうか。

もしかすると、真面目な人なら、大切な子どもや家族の世話なのに疲れてしまったなんて母親失格だと自己嫌悪に陥ってしまう人もいるかもしれません。

けれど、そういう気持ちに蓋をして無理をして元気な振りをする必要は全くありません。


危険信号を受け取ろう

それというのも、身体や心がヘルプを必要とする時、何等かの危険信号を発信します。

「疲れた」「休みたい」と思うのは、身体や心が「疲れています」「休みましょう」とあなたの脳に通告しているからです。身体に症状が現れたり、精神面が不安定になってしまうのも、あなたの内面から発せられている危険信号なのです。


「疲れた」とは感じなくても、「何だか変」「よく分からないけれどいつもと違う」といった感覚は、この危険信号を受け取っているという証拠だといえます。

つまり、こうした変化に気がつかないでいると、気づいた時には、本来なら簡単に治るはずのものが悪化してしまったり、場合によっては、手遅れになることもあります。

自分自身の身体と心が発信する信号をちゃんと受け取るということは、健康管理への第一歩なのです。

 

バランスを崩す前にやりたい「手抜き」

日本は9月から同学年の秋からの授業が始まりますが、ここスペインも含めて海外の多くの学校では9月から新学期がスタートします。

スペインでは初等教育の9年間は義務教育ですが、日本とは全く教育システムが異なり、教科書や教材は各家庭で購入することになります。

印刷物が高い国ですので教科書はもちろんノート等も新しくそろえると結構な額になります。

生徒の親たちの間ではお買い得情報が飛び交い、少しでも安い店を見つけて予約購入。入手したら次は保護用ビニールカバーを付け、さらに低学年なら全ての道具に油性ペンで名前を記入。

学校が始まってからも何らかの変更や乱丁などで返品しなくてはいけないこともあって、9月は毎年グッタリ。

9月後半から体調を崩し、10月ごろにどっと疲れが出るのがいつものパターンでした。

3人の子どもたちが成人し、今では昔話となりましたが、当時は、「私の夏休みは10月から始まります」とよく言ったものです。

体調を崩す場合、その多くは自律神経のバランスの崩れによるもので、日が経てば安定してくるのが普通ですが、その年によってはズルズルと長引くこともありました。

そこである頃から、絶対必須の重要・重大な作業を優先させて、手を抜けるところはとことん手を抜くことに決めました。

可能な限り時短料理に切り替えることにしたのです。

 

 

「手を抜く」「弱音を吐く」

「手を抜く」というのと聞こえは悪いのですが、そうすることで、時間の余裕ができ、自分の体調の変化にも気がつきやすくなります。

猛烈突進で前しか見えていない時には足元の石に気がつかないことがありますね。それと同じです。

食べることは生きるうえでは絶対に外してはいけません。

けれども、昔とは違って保存だけでなく、短時間に調理できる技術も向上し、器具も安全で安心して容易に使えるものが沢山あります。上手に利用しない手はないと思っています。

もちろん、食材をできるだけ自然のまま加工しない形で取り入れ、添加物など不要なものを可能な限り避けるのは言うまでもありません。

斬新さだけに目を向けるのではなく、昔ながらの生活の知恵には沢山の利点があるということを忘れてはいけません。

世界最古の自然療法の一つであるフィトテラピーは、その代表といえるでしょう。

「手を抜く」ことは、「弱音を吐く」ということの同義語ではありません。

手を抜くことでできた余裕はあなたを満たすために使ってください。引け目に感じる必要なんてないのです。

強いて言えば、これは、家族のためでもあるのです。

大切な人たちのために手放すべきものは何なのかを考えてみましょう。忙しいながらも笑顔でキッチンに立つお母さんの姿を見ることほど家族のエネルギーになるものはありません。



そこで今日は、購入時にサッとマリネをしておけば、15分もあれば写真のようなテーブルが完成してしまう一品をご紹介します。

リラックス効果、消化を促進する効果や肉を柔らかくする効果のあるといった様々なメリットのあるハーブを複数合わせて使います。

香りや味わいなどお好みのハーブを使えるようになると料理の幅がグンと広がりますよ。



鶏胸肉のふわふわソテー

材料
鶏胸肉・・・2枚

オリーブオイル・・・大匙4

にんにく・・・1かけ

レモン汁・・・ 1/2個分

ドライハーブ・・・大匙1程度 (ローズマリー/オレガノ/タイム/マジョラムなどお好みのものを複数用意)

塩・・・小さじ1/2 

胡椒・・・少々

鶏肉の上部まで完全にマリネ液で覆われるような容器を選び、どうしてもマリネ液が足りない場合は、オリーブオイルを足してください。サラダオイルで代用も可能です。

作り方
①鶏胸肉の皮・脂肪を丁寧に外し、二枚にスライスする。

②ニンニクの皮を剥き、薄くスライスする。ハーブ類を細かく刻み、オリーブオイル、レモン汁、塩・胡椒とともにマリネ液を作る。

④鶏胸肉をマリネ液にしっかり漬ける(可能であれば10時間程度)。

⑤フライパンを火にかけて、両面に焼き色を付けてから火を弱め、蓋をして中まで火を通す。

 

地中海原産ハーブの代表でもあるローズマリーをメインに、複数のハーブをミックスして使います。市販のエルブドプロバンスと呼ばれるミックスハーブを使うと手軽です。

生のハーブを使う場合は、ドライハーブより多めの分量を使っても大丈夫です。

パサパサになりがちな鶏胸肉が、びっくりするくらいジューシーに仕上がります。ハーブの香りと鶏肉の味わいで十分美味しくいただけるので、減塩にもなる調理法です。

HARCO のプロフィール

HARCO

スペイン・バレンシアの片田舎に住み27年。3児の母。自身の不治の皮膚炎をハーブとライフスタイルの見直しによって改善。常に暮らしに寄り添うスペインの「食」から、食によって人は作られ癒されること、その大切さに気づく。

長年にわたる「食」現場における経験や知識をもとに、地中海式の食習慣やライフスタイル、ハーブをツールとした自分のキッチンから始める予防医療『食べて癒すハーバルキッチンヒーリング』を提唱。

単なるレシピに終わらず、「食」を通して一生使えるライフメソットの発信を目指して、精力的にコラムやエッセイの執筆も行う。


HP→ https://originateclub.wixsite.com/eatandheal
Litlink→ https://lit.link/originateclub

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