2022.10.27
【保存版】CBDの効果と副作用とは?医薬品の実例で解説

今、注目を集めているCBD(大麻草の成分)!
医療分野でのニーズも高まり、様々な治療や予防に期待が集まっています。
前回はCBDがどんな病気にお勧めか、CBDの効果、更には依存性はないのか?などお伝えしてきました。
本日は「CBDの副作用」そしてよく耳にする「相乗効果(=アントラージュ効果)」についてお伝えしてまいります。
CBDの効果については、合わせてこちらもご覧ください。
【CBDの秘めたるパワー】世界を変革する、大麻草の無限の可能性とは?
大麻由来CBDの依存性よりタバコの方が危険?!CBDの意外な真実
CBDの効果とは?
人間の体には「身体を調節する機能」エンド・カンナビノイド・システム(ECS)が備わっています。
風邪をひくと熱が上がり、ウィルスを死滅させたり、血管が固くなると血圧を上げようとするなど、生きる上で体が「正常な状態」であるために働く機能です。
このエンドカンナビノイドシステム(ECS)が上手く機能するために必要な栄養素「カンナビノイド」が本来体内で作られていましたが、ストレスや老化などにより十分な量を体内で作ることができなくなりました。
ECSが正常に働かなくなると、免疫機能や自律神経が上手く働かなくなり、病気になりやすい体となっていきます。
研究していく中で、体内で生成されていたエンドカンナビノイドと同じ成分が、「麻(大麻草)」から取れることが分かり、最近「大麻草」への法律改定に注目が集まっています。
世界規模で注目を集め、各国の法律が改正されていく今、実際CBDの効果は沢山謳われますが、副作用や摂取することで生じるデメリットが気になるところ。
副作用について調べてみました。
CBDの副作用
CBD配合てんかん薬の副作用
「副作用のない薬はない」といわれているように、てんかん薬として世に出ているCBD配合の「エピディオレックス」の説明書には副作用として
EPIDIOLEX の最も一般的な副作用には、肝臓酵素の増加、眠気、食欲減退、下痢、発熱、嘔吐、極度の疲労感と脱力感、発疹、睡眠障害、感染症などがあります。
以上の表記があります。ただし、頻度自体は10%以下だとされています。
この副作用に対して、レックス・ガトー症候群(LGS)、ドラべ症候群、結節性硬化症(TSC)の方々の発作が全体的に75% 以上大幅に減少しています。
副作用も考慮したうえで、命に係わる発作の減少率を見ると、多くの人の命が救われていることが分かります。
CBDの副作用として多いモノ一覧
アメリカの研究結果を見てみると、以下の副作用が上がっています。
合計 171 人(米国の 22 州と12の外国人からなるアンケート調査による)「CBDの副作用の体感」を見てみましょう。
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<医療用大麻の医療提供者における適応症と投与慣行:横断的調査>
疲労感、鎮静 67.7%
その他 45.2%
頭痛 22.6%
不安 16.1%
ふらつき、めまい 12.9%
口渇、目の乾燥 12.9%
集中力、低下 12.9%
吐き気、嘔吐 12.9%
頻脈、同期 9.7%
食欲亢進 6.5%
この中で2位の「その他」では「下痢」が多いと述べられていました。
副作用の強さや発生率に対して、病状が軽減される確率が非常に高い所を見ると、他の治療薬と比べて取り入れやすいのではないでしょうか。
大麻草の今、タイでは...
効果や副作用が分かり、安心してCBDを生活に取り入れられそうだと感じる人も年々増えてきているように感じます。
私自身1年半ほどCBDを摂取し続けていますが、何か体に異変がある事は一切なく「眠りの質の向上」「他のサプリメントの吸収力が高い(効果を体感しやすい)」そんな感じがしています。
今、タイでは、コロナ禍で低迷した国内の経済を底上げする目的もあり、大麻草の普及(娯楽目的以外の)を国策として取り組むことが発表されました。
2019年に医療用大麻を合法化したほか、今年に入って大麻を麻薬指定から除外。幻覚作用のある成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量が0.2%以下であると認められた大麻については、家庭栽培までもが認められるに至っているのです。
政府が大麻草の苗100万株を国民に配布したり、「ディスペンサリー」と呼ばれる大麻草の専門販売店がオープンし、大麻草が免許証なども一切なしで普通に購入できるようになっています。
今後、タイの医療ツーリズム、観光業の再生などを中心に、景気回復、拡大が期待されています。
タイでの大麻草の流通を見ながら、いつの日か日本でもCBDが日用品に取り入れられ、専門店ディスペンサリーが立ち上がっていく日も近いのではないかと期待する今日この頃です。
次回はCBDがどんな商品に入っているのか、CBDと身近な商品についてお伝えしてまいります。
大麻草合法化の波は EUにも
ドイツ政府は26日に、少量の嗜好用大麻の購入と所持を合法化する法案を閣議決定しました。法案はこの後、議会とEUの承認を受けて2024年の法制化の見込みとなります。
マルコ・ブッシュマン法務大臣はTwitterへの投稿で、「これまでの抑圧的な薬物政策は失敗しました。合法化によって製品の品質は向上し、国民の健康が守られるだけでなく、検察官がより重要な仕事に集中出来るようになるでしょう」と述べています。
Eine rein repressive Drogenpolitik ist gescheitert. Daher wollen wir #Cannabis-Konsum verantwortbar legalisieren. Das bedeutet bessere Produktqualität und damit Gesundheitsschutz sowie Entlastung unserer Strafverfolger, damit sie sich auf wichtigeres konzentrieren können! https://t.co/sXUpFdUb0k
— Marco Buschmann (@MarcoBuschmann) October 26, 2022
廣瀬さやか のプロフィール

1984年佐賀県生まれ。現在福岡にて活動。
心と体がほぐれ、開放されていく心地よさを伝えたい。
自分は何のために生きているのか「天命」を考える大切さを伝えたい。
そんな思いから、ヨガ、腸活、内観力を高める「心身のバランスを整える」講座を開講中。
アメリカ留学、NPO法人にて生活困窮者支援を経験し、マイノリティーとは何か、自分とは何か?生き方やお金、幸せについて、自己探求が始まる。
家族の鬱、癌による死別を経験し、命や魂、日々の生き方を見つめていく機会を多くの方に持って欲しい、そんなきっかけになれば、という思いから、鬱や癌の予防、改善に役立つものとしての「CBD」や「健康」「生き方」「考え方」について情報を発信。