【40代はホルモンの曲がり角】プレ更年期から体調を調える 〜 ホルモンを知ろう・40代編 〜『自然治癒力を引き出す統合医療で、心も体も魂も健やかに(連載第八回)』

2022.12.2

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朴澤博美(ほうざわひろみ) ( 自然療法家 )

健康をトータルコーディネートする統合メディカルケアで新しい医療のカタチを提案する統合メディカルケアセンターTree of Life センター長、自然療法家・呼吸家・ホリステックスピリチュアリスト。

こんにちは、統合メディケアルケアセンターTree of Lifeセンター長の朴澤博美です。

前回は、『過信は禁物!ホルモンを知ろう~30代編~』と題してお届けしましたが、参考にしていただけましたでしょうか。

女性はホルモンに支配されて生きていいるため、ライフステージに応じた健康マネージメントが大切であることを、お伝えしました。

過信は禁物!〜 ホルモンを知ろう・30代編 ~『自然治癒力を引き出す統合医療で、心も体も魂も健やかに(連載第七回)』

今回も引き続き、40代の方向けのホルモンについてお話していきます。

同じ年齢でも、いつもエネルギッシュに活動し安定感のある人、体調を崩しやすく疲れてげっそり見える人もいらっしゃいます。

そのキーワードが、私たちのホルモン。

元気や若さ、メンタル面や能力にも影響を及ぼすホルモンを、ご一緒に学んでいきましょう。

 

 

40代~もしやこれって、すべてホルモンのせい···?

年齢が進むにつれて、病気ではないけれど、何となく体の不調を感じるようになります。

これは、ホルモンバランスの乱れが原因です。

オプティマルエイジ(30代)を過ぎる頃、女性ホルモンの分泌が低下します。

私たちの心身をコントロールしている様々なホルモン。

40代を軽やかに生きるため、ホルモンバランスを味方につけましょう。

前回は、ストレスから体を守る『DHEA』についてお話しました。今月は、女性ホルモンについて学びます。

 

アラフォー以降“握る”べきは、女性の心と体をコントロールする『女性ホルモン』

出産適齢期に増えて、更年期に向かって減少

女性ホルモンは、30代をピークに低下。

本来の役割は、生命維持と遺伝子を残すこと。必要がなくなれば分泌も減っていきます。

エストロゲンは生理が始まる思春期から成熟期に向かって増え、2030代半ばがピークになります。

3550歳で35%減少し、妊娠の確率も低下します。

40代後半から閉経へカウントダウンが始まり、更年期世代へと突入していきます。

女性ホルモンの分泌量は、一生の間でどれくらいだと思いますか?

なんと、わずかティースプーン1杯分!だけです。

そう思うと、女性ホルモンがいかに重要かがお分かりいただけると思います。

握るべきは「ホルモン」。

女性ホルモン減少のサインを見逃さない

 

『女性ホルモン』 “エストロゲン”と“プロゲステロン”

女性ホルモンには、

卵胞ホルモン(エストロゲン)

黄体ホルモン(プロゲステロン)

があります。

女性ホルモンは、子宮だけでなく、脳を含めた全身の臓器に作用します。

ですから、生理が起こるだけでなく、体全体に変化が起こったり、生理前にイライラいするなど気持ちにも変化が起きます。

あなたのせいではないのです。

 

プレ更年期を理解しよう!

40代になると、生理があるのに排卵が起こらなくなることがあります。

プロゲステロン(卵胞ホルモン)は正常ですが、エストロゲン(黄体ホルモン)が低下してしまい、プレ更年期の症状が出てきます。

「生理があるからまだ私は大丈夫」と思っていても、実は気がつかないうちにホルモンバランスが崩れていることがあります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)が優勢になると・・・

体重が増えたり...

お腹に脂肪がついたり...

むくみがでるなど

体の変化の他に・・・

イライラ

疲れやすい

寝付けない

考えが朦朧とする

など感情にも変化が起きます

 

40代男性も要注意の環境ホルモン!

男性ホルモンは、女性ホルモンと違って、減少はゆっくり、ゆっくり起こります。変化を感じない方がほとんどです。

気を付けなくてはならないのは、環境ホルモンの影響です。

環境ホルモンは、女性ホルモンの作用があり、若い男性の精子の数が減少したり、奇形が多くなるなど、残念ながらすでに生態系に様々な影響を及ぼしています。

ダイオキシン、PCB、プラスチックから溶け出すビスフェノール、食品添加物の一部が環境ホルモンで、洗剤、化粧品、農薬などにも含まれています。

環境ホルモンの90%は、口から食べものに混じって、私たちの体内に入ります。

環境ホルモンは脂に溶けやすい性質があるので、脂肪分の多い肉、乳製品、レバーを頻回にたくさん食べるのは控えた方が安全です。

プラスチック容器に入ったお惣菜は、決してそのまま電子レンジでチンしなでくださいね。ビスフェノールが溶け出しています。

これから寒くなりますが、コンビニで温かいプラボトル入りの飲み物は、飲まないようにした方が得策です。

 

40代から健康マネジメントをはじめましょう。

女性にとって、40代は、まさにホルモンの曲がり角です。

40代をどのように生きるか?が、更年期が始まる50代の心と体に大きく影響します。

その疲れの原因は“副腎疲労症候群(アドレナル·ファティーグ)”かも!』でもお話してきました副腎疲労」にも気をつけながら、何を食べるか、必要であればデトックスするタイミングです。

ホルモンに操られる生き方にうんざりしませんか?

先手必勝、ホルモンを味方につけて、もっと豊かに、美しく、健康で40代を過ごしていきましょう。

 

 

統合医療で心も体も蘇る、ソフトランディングでいくつになってもイキイキ生きる!

ナチュラルホルモン療法

アメリカでは、加齢やストレスによるホルモン低下が原因の体調不良に対して、当たり前に天然ホルモン補充療法が行われて、高い効果が得られています。

ナチュラルホルモンは「天然ホルモン」と呼ばれ、私たちの体のホルモンと同一の化学構造を持つホルモンです。

合成ホルモンはナチュラルホルモンの一部の化学分子の分子構造を変えているものですが、人体にとっては異物であり、副作用を起こす原因にもなります。

カウンセリングと血液や唾液中のホルモンの量を量ることで、正確なホルモンバランスを調べることができます。

そして、40代に必要な栄養バランスも把握し、総合的で適切なナチュラルホルモン療法をご提案します。

治療は、女性ホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)、DHEA、甲状腺ホルモンを必要に応じて使用します。

また、高濃度ビタミンCなどのメディカルサプリを併用したり、体に蓄積された有害物質をデトックスしたり、分子栄養学に基づいた日々の食事についてアドバイスを行います。

ホルモンの大きな変化から生じる心と体の不調を和らげます。

私自身もこのトータルホルモン療法で大変救われました。一人で悩まず、ナチュラルな療法で40代を豊かに暮らしていきましょう。

体調不良が続くようでしたら、くれぐれも過信は禁物です。

無理しないでくださいね。

次回は、『〜ホルモンを知ろう・50代編~』の予定です。

 

 

統合メディカルケアセンターTree of Lifeインフォメーション

Dr.朴澤 統合医療コンサルテーション(オンライン対応)

今抱えていらっしゃるお悩みを統合医療医である院長朴澤が、お話をお聞きして、ホリスティックな視点で患者様に合わせた治療をご提案します。

https://tree-of-life.jp/concierge/

 

看護師による医療相談(オンライン対応)

気になってる症状を気軽に相談したい方に。

担当看護師がアドバイス。女性ならではの視点で治療の提案を行います。ぜひ、お一人で悩まずにご相談ください。

https://tree-of-life.jp/consultation/

【YouTube】ドクター朴澤 統合医療チャンネル

ホルモンバランスと自律神経の指令塔幸せホルモン·セロトニン” -

チャンネル登録はこちらから↑

 

セルフコンパッション:心と体に思いやりをもってケアする時間を

年齢と共にホルモンが低下するように自律神経も老化していきます。自律神経のバランスを調えることはとても大切です。自分に思いやりをもって労る時間を5分からはじめてみて下さいね。

 

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風の時代を代表する女性起業家達!医療部門でエントリーされました。

『WOMAN Serendipity Season3』扶桑社ムック

 

呼吸美人☆瞑想俱楽部 会員募集中

当センターの自律神経改善プログラムを1回以上ご受講された方

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朴澤博美(ほうざわひろみ) のプロフィール

朴澤博美(ほうざわひろみ)

―誰もが本来持っている“自分を癒す力”を手に入れて、幸福感のある健康で輝いた生き方を−

健康をトータルコーディネートする統合メディカルケアで新しい医療のカタチを提案する統合メディカルケアセンターTree of Life センター長、自然療法家・呼吸家・ホリステックスピリチュアリスト。

宮城県仙台市生まれ。

東日本大震災3.11の1ヶ月前、杜の都 仙台にて医師である夫と朴澤耳鼻咽喉科・統合メディカルケアセンターTree of Lifeを開院。

当時全てのライフラインがシャットアウトされ、薬の供給もストップとなり、多くの患者様がパニックになった時に、自然療法が大変有効であった経験から、これからの心の体の健康には、西洋医学だけではなく、優しく補う自然療法などのホリステックな補完医療が大切であることをセルフケアセミナー、講演などで伝え続けている。

自然療法、予防医療、セルフケア講座、コロナ禍からオンライン化を推進し、日本全国、海外在住の日本人の方の医療相談なども行う。

また医師が薦めるセルフケアオンラインショップ、自分でセルフメディケーションの出来る人を育成するセルフケアオンラインスクールなどを行っている。

東京でコンピュータメーカ(アップルコンピュータ等)のハードな仕事で心身の体調を崩し、インドアーユルヴェーダドクターとの出逢いで自らの自然治癒力を体感。

心・体・魂が健康であることでスピリチャリティも高まる経験から、悩んでいる多くの方に“自らの癒す力”を伝えたいという想いで自然療法家の道を歩む。

また、ストレスフルの時代、多くの方が呼吸が浅い・速い・止まっているからくる心身の不調をシンプルな呼吸法指導で自律神経改善し、幸福感を取り戻す呼吸の大切さをお伝えしている。

このようなバックグランドから、心身の健康を取り戻すサポートをお子様から男女・年齢問わずプロフェッショナルメンバー医師と医療スタッフと共にケアを行っている。

担当:
―ホメオパシ−治療
―自律神経改善プログラム
―カウンセリング・コンサルテーション(スピリチャル可)
―元Tree of Life Radioパーソナリティ
―全体統括

【自然療法家】
○ホメオパス(School of Classical Homeopathy Physicians)
○アロマテラピーアドバイザー
○呼吸家(呼吸家 加藤俊朗に師事、マインドフルネス呼吸法講師、古典ヨーガ呼吸法講師)
○マインドフルネス健康指導士
○インドJeevananda Yoga講師
○チベット体操インストラクター
○直傳靈氣ヒーリング施術者
○ファスティングインストラクター
○日本ホリステック医学協会会員・ホリステックヘルス塾インストラクター
○スリランカ アーユルヴェーダリトリートツアー−など各種セミナーオーガナイザー

▶CD・ダウンロード版『呼 吸 Breathing』リリース
https://store-tol.com/?pid=165010640
▶『5分間の呼吸瞑想』無料動画リリース
https://koji-hozawa-md-s-school.teachable.com/p/breathing2
▶院長 朴澤孝治・著『花粉症は治る病気です』
https://amzn.to/3wEHl23


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