【学んで使おう東洋医学のツボvol.1】東洋医学におけるツボとは?

2019.2.17

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AGLA編集部

心と体を調える 女性のための新感覚スピリチュアルメディア。

そもそも東洋医学とは何? 

今の時期、多くの方が悩まされているであろう冷え性。
しかし、なぜ冷え性なのかわからない方がほとんどだと思います。 

これと同じように、 

・病気ではないのだけど、なんとなく体の調子が優れない 
・病院に行っても、病名が診断されないので治療することができない 

 

ということはありませんか?? 

東洋医学は病気ではないけれど、体調不良がある状態「未病」の段階から治療することができる治療方法です。

 

将来なるかもしれない病気を未然に防ぐ「予防医学」ともいいます。 

人の体には、経絡という気と血などが通る道があり、気血は健康な体では滞ることなく流れ続けています。

 

しかし、体になんらかの異常があると気や血の流れが滞ったりしてしまいます。
そういったときに、いわゆるツボに鍼やお灸、マッサージで刺激を与えることによって流れを整えることが出来るのです。 

この記事ではこんな症状に効果的なツボ、
というのを専門的な見方を入れながら紹介していきたいと思います。
初回は「東洋医学は人の体をどうみているのか」を少し難しいかもしれませんが、説明していきます。

東洋医学でみる健康な体とは

西洋医学では健康診断などで出てきた数値が正常範囲内におさまてっているかどうか、で健康かどうか判断します。
これに対し、東洋医学では 

・陰陽 
・気血津液 
・五臓六腑 

という3つカテゴリーそれぞれのバランスをみていきます。

その1:陰陽のバランス


陰があれば陽があり、陽があれば陰があるように、「互いが存在することで己が成り立つ」という考えがあります。 

体も内と外、お腹側と背中側、五臓と六腑というように必ず陰と陽から成り立っています。
それぞれが相反する性質をもち、どちらに偏ることもなくバランスがとれていると、健康体でいられます。
逆にこのバランスがなんらかの原因で偏り始めると、体調を崩し始めます。

その2:気血津液のバランス


・気はエネルギー 
・血は血液 
・津液は体液
 

で体に栄養や潤いを与えています。 

この3つが滞ることなく全身を巡っていると健康体でいられます。
なんらかの原因で気血津液の量に変化があったり、滞ってしまったりすると体に不具合が生じることになります。

その3:五臓六腑のバランス


五臓六腑とは循環器、消化器、呼吸器などの内臓のことを言い、これらが協調的に働いているかが重要です。
これらが個別ではなく、協調的に働いて初めて気血津液を全身に巡らせることができます。 

いわゆる「ツボ」というのは五臓六腑の経絡(気血の通り道)にある点のことを言います。
五臓六腑のバランスが崩れたときに、どの臓腑にトラブルが起こっているのかをみつけ、それに適したツボを刺激し経絡の滞りを促す役割があります。

イメージが大切です。

ここまで東洋医学はどんなものなのか、というのをお話ししてきました。
なかなか聞かない言葉があり、難しかったかもしれません。
ですが、少しでも概要をしってもらえると、今後お伝えしていく、なぜ今の症状があるのか、なぜこのツボが効くのか、イメージしやすいかと思います。 


(医師監修済み)

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