2019.2.21
【学んで使おう東洋医学のツボvol.5】慢性的にツライ…“腰痛”に効く5つのツボ

・原因を特定できる特異的なもの
・原因を特定できない非特異的なもの
の2種類があります。
特異的なものには、
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎分離すべり症
などがあげられます。
ぎっくり腰は「腰椎捻挫」と診断されますが、どの組織がケガしているのか医師がみても特定できないため、非特異的腰痛に分類されます。
実は「腰が痛い」という場合の約85%、つまりほとんどがこの非特異的腰痛に分類されると言われているのです。[※1]
特異的腰痛は原因が分かっているため、どこをどのように治療すればよいのか分かりますが、非特異的腰痛は決定的な原因が分からないため、治療法が確立されていません。
ただし、体幹を鍛えたり、鍼やマッサージ、ストレッチすることで腰痛の軽減、または予防することは可能です。
今回は腰痛にはこのポイントが効果的!というツボをお伝えしたいと思います。
腰痛に効く5つのツボ

1:腎兪(じんゆ)【膀胱経】
第2腰椎棘突起の下から約指2本分外。
2:胞膏(ほうこう)【膀胱経】
第2仙椎棘突起下から指4本分外。
3:委中(いちゅう)【膀胱経】
膝関節の裏側。
4:承山(しょうざん)【膀胱経】
膝裏とかかとのほぼ中央。
5:太谿(たいけい)【腎経】
内くるぶしとアキレス腱の間、動脈拍動部。
ツボ以外で腰痛に効果的なことは?

体を局部でみるのではなく、トータルでみることが大切かと思います。
これは「肩こり」でも述べた根本的な部分にアプローチする、ということです。
私は来院される方の体をみて、マッサージが必要なのか、トレーニングが必要なのかを判断し、様々な方法を組み合わせて治療することにしています。
何か1つだけやっても、なかなか良くならないからです。
例えば、腰痛がある人は「腹筋運動をすると良い」ということをよく聞くかと思います。
なぜ、腹筋運動が腰痛に効果的なのか?
また、おしりや脚の筋肉が弱くても腰痛になりやすいです。
これら例のように、腰痛は腰以外の部分も重要であり、トータルでバランスを取る必要があります。
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心と体を調える 女性のための新感覚スピリチュアルメディア編集部。