「固定観念」の呪縛を手放していく方法~『「すべてはバランス」自分らしく生きることを追求し続けて(連載第2回)』

2021.12.10

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廣瀬さやか ( 腸活&内観力アドバイザー )

腸活&内観力アドバイザー。「心と体がほぐれ、開放されていく心地よさを伝えたい」「自分は何のために生きているのか「天命」を考える大切さを伝えたい」そんな思いから、ヨガ、腸活、内観力を高める「心身のバランスを整える」講座を開講中。

心を開放し、瞬間瞬間を心地よくありたい方へ。

自分の人生を自分で生きていくヒントになりますように。

 

心身が健康であり、心の底から心地よさを感じる環境に居る事が「豊かな人生である」

この言葉は私の活動の基盤となるものです

 

今日は「ちゃんとしなきゃ」という考え方の癖、「固定観念」の呪縛を手放していく方法についてお伝えしていきます。

 

「ちゃんとしなきゃ」考え方の癖とは

「ちゃんとしなきゃ」癖がある方。

聡明で、知識が豊富ゆえに、頭で考えてしまい、身動きが取れなくなる方。
何でもこなせる、とても器用な方。でも、苦悩も沢山ある。
「こうでなきゃ」を手放す練習、どんな状況も受け止める訓練で、そうした苦しさを徐々に感じなくなります。

「ちゃんとやらなきゃ、私ばっかりが頑張っている...」

お仕事も順調、周囲から評価もされている。
でも...
  • お仕事もプライベートも、やるべき事を沢山つめこんでしまう。

    誰もやらないから先回りして手配してしまう
    (誰もヤラナイから私がやっておこう!)

    苛立ちと、不満、疲労感。

    先回りして、先回りして、私だけが頑張っている感じ。
周りの人から、「全てうまくいくから、気楽にしたらいい」と言われる。
わかっていても、「ちゃんとやらなきゃ・・・」を考えてしまう。
 
誰もやってくれない、私ばっかりが頑張ってる。
そんな辛い思い、苦悩がある方。

「長女だから、ちゃんとしなきゃ」

長女として生まれた方は、共感できる部分が多いかもしれません。
長女として生まれ、親から「長女なんだから、ちゃんとしなきゃダメでしょ」と怒られるばかり。
  • 妹は許されるのに・・・なぜ?

    私は愛されていない?
「ちゃんとしなければ認められない」という思い込みがしみついて、新しいことに挑戦できなくなってしまっている。
今回は2つのケースを上げてみましたが、思い当たる部分があるのではないでしょうか。

「ちゃんとしなきゃ」「固定観念」を手放す方法

考え方の癖は、徐々に思考を変えていくことで徐々にほぐれ、自分の軸が戻っていくようになります。誰もが、本来の自分らしく、「素直な心」でもって、心地よさを感じた日常を送ることが可能です。
癖が取れることで、たとえ周囲の状況が変わっていなくとも、世界の見え方が変わり、「生きやすさ」「楽しさ」「喜び」を感じた日々に変化します。自分が変わることで、周囲が変わっていくことに驚きを感じるほどです。
では、どうやって、「考え方の癖」「固定観念」を手放し、取り除いていくのか。
「固定観念」の呪縛を手放す方法は、ズバリ

「右脳」と「左脳」の壁を開通させる

ということ。

「右脳」と「左脳」について

 

お腹が減ったら食べ、嫌なことがあれば泣き、嬉しいことがあればお腹の底から笑いあえた、子どもの頃。子どものころは、感覚で行動できる「右脳」で生きていくことができていました。
学校の教育、家庭環境。
人は成長と共に、多くの「常識」に触れ、「こうあるべき」を学びます。思考で考える「左脳」を使う頻度が増えていきます。
「左脳」で考えることが増え、「右脳」が使われる頻度が下がり、やがて左脳と右脳の間は、草が生い茂った荒れ地と化しているイメージです。
お仕事も、家族関係も、友達関係も、結婚も、妊娠も、「こうであるべき」という考え方が先行してしまい、「こうあるべき」と違う自分に「不安や焦り」を感じてしまいがちです。
右脳の感覚的な素直さの部分「これが好き」「あれしたい」が分かってくると、徐々に自分の本音が感覚的にわかるようになります。
少しずつですが、「ちゃんとしなければ」の呪縛から解放されていく第一歩となります。

右脳と左脳の壁を取り外すには

右脳の使い方を忘れている私達大人は、左脳を使う訓練をすることで、「ちゃんとしなきゃ」という左脳的考えに引きずられにくくなっていきます。
右脳と左脳の間の草原が、徐々に草刈りされて行き来しやすくなるイメージです。
【具体的には】

利き手ではない方で、文字や絵を書く

同時に3,4つの事をやってみる

視野を広げる(視野ストレッチ)
という、3つの方法を実践します。

➊利き手でない方でない方で文字や絵を描く

「今までの当たり前と違ったことが起こる」という違う脳への良い刺激になります。
 

➋同時に3,4つの事を行う。

例えば、本を目で読みながら、尚且つ英文朗読を聞きながら、世間話をする。
もう、脳のキャパは超えていきます。

この普段あり得ない脳の使い方をしていると、いろんなタガ「固定観念」「こうでなきゃ」が外れていきます。

面白いことに、左脳が働き始めるので、世間話で、本音がポロリと出てくることも多々あります。
私の講座では、速読を取り入れた右脳活性化ワークも行っております。


❸視野を広げるストレッチ

これは右脳を使うというよりも、物理的に「視野」視界が広がることで、本当に見えている世界がより広く見えてきます。

全体を把握できる、物事を客観視できるようになると、「ちゃんとしなきゃ」という固定観念に囚われていたのだと、徐々に気付くことができるようになっていきます。
単純に、顔を固定した状態で、
ぐーっと右を見続ける、ぐーっと左を見続ける。ぐーっと上を見続ける、下を見続ける。遠近を見続ける。これを交互に瞬きを入れながら心地よさを感じる時間でやっていくだけ。
考え方の癖は、考え方を徐々に正していく、正常化できるように習慣化しなおすことが一番の近道です。物理的に視野を広げることなどは、一人でいつでもできることなので、日頃の生活の合間合間にやってみると良いですよ。
今回は考え方の癖、固定観念を手放す方法をお伝えしました。
次回は、「受け入れる」「自分を認める」ことについてお話していきたいと思います。

廣瀬さやか のプロフィール

廣瀬さやか

1984年佐賀県生まれ。現在福岡にて活動。

心と体がほぐれ、開放されていく心地よさを伝えたい。
自分は何のために生きているのか「天命」を考える大切さを伝えたい。

そんな思いから、ヨガ、腸活、内観力を高める「心身のバランスを整える」講座を開講中。

アメリカ留学、NPO法人にて生活困窮者支援を経験し、マイノリティーとは何か、自分とは何か?生き方やお金、幸せについて、自己探求が始まる。

家族の鬱、癌による死別を経験し、命や魂、日々の生き方を見つめていく機会を多くの方に持って欲しい、そんなきっかけになれば、という思いから、鬱や癌の予防、改善に役立つものとしての「CBD」や「健康」「生き方」「考え方」について情報を発信。

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