うるおいのあるwithマスク生活!『四季に寄り添い、祈るように暮らす(連載第七十一回)』

2021.1.29

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三浦奈々依 ( フリーアナウンサー )

フリーアナウンサー・神社仏閣ライター・カラーセラピスト。
ラジオ番組にて20年以上にわたり、音楽番組を担当。東日本大震災後、雑誌Kappoにて約7年にわたり連載「神様散歩」を執筆。『福を呼ぶ 四季みくじ』出版。カラーセラピストとしても全国で活動中。

まもなく一月も終わりですね。

この時季の季語に「氷の声」というものがあります。

冷え込んだ静寂の朝。氷が張りつめるような、ささやくような音を表現した言葉だそうです。

昔の人の感性は美しいですね。音なき音に耳を澄ます、日本人のやさしさも感じる言葉だなと思います。

さて、新型コロナウイルスに関するニュースが連日報道され、外食や旅行はもちろんのこと、地下鉄などの公共交通機関の車内で、人との会話を控えるようアナウンスが流れる毎日。

これまで遭遇したことのない状況に置かれ、生活のさまざまな部分でストレスを抱えているような気がします。

中でも長期にわたるマスク生活により、肌のかゆみ、ニキビなどの吹き出物に悩まされている人も少なくありませんね。

肌荒れはもちろん、私は仕事柄、人と話さなければならないので時々ひどい頭痛に悩まされることがあります。また、呼吸が苦しくなり、慌てて外に出て深呼吸をすることも。

皆さんはいかがですか?

マスク着用により肌荒れを感じている女性は、全体の約4割近くにのぼると言われているそうです。マスクを着用しながら話すことにより、肌とマスクの接触部分にダメージが生まれてしまうんですね。

肌があまり強くない私の友人はマスクにより肌がかぶれ、とうとう皮膚科を受診しました。

「マスクをつけていると肌が潤っているように感じるかもしれないけれど、マスクを外すと一気に内側の水分が蒸発し、肌の水分まで奪って、乾燥を引き起こすんですよ」と、先生からアドバイスを。

肌の赤みはもちろん、痛みを感じる時は早めに皮膚科を受診しましょう。

放っておくと色素沈着やシミの原因になるのはもちろんのこと、シワやたるみにもつながりかねないのでご注意を。

今日は「withマスクにうるおいを!」と題してお送りします。 

 

マスクで隠れる部分のメイクは極力控えて

マスクの中は言ってみれば、窓を閉め切った密室のような状態です。

朝から晩までwithマスク。会話などの際に唾液が飛び、雑菌がマスクの中で繁殖してしまうそうです。

また、女性として悩むのが、マスクで隠れる部分のメイク。

皆さんは、どうなさっていますか?

出来れば、メイクをするのは控えた方が良さそうです。ファンデーションなどのメイク用品には石油系の脂や香料が含まれ、マスクの中の雑菌を増やす元となり、それが、肌荒れやニキビの原因になると言われています。

 

肌トラブルが少ない人も、低刺激の洗顔料を選ぼう

家に帰ったらなるだけ早めの洗顔を心がけましょう。

洗顔は「やさしく」がポイントです。普段、肌トラブルに悩まされることは少ないという方も、マスクによる摩擦、肌が受けているストレスを考え、低刺激石鹸や洗顔フォームをお選びになることをおすすめします。

洗顔時、泡立てネットを使えば、上質でキメ細やかな泡を手軽に作ることが出来ます。

まるでホイップクリームのような泡でやさしく肌の汚れを落とせば、お肌もすっきり!

私のおすすめはオーガニックコットンブランド「プリスティン」の泡立てネットです。

とうもろこしのポリ乳酸から生まれた繊維でできたネットは土に還るエコロジカルな繊維。手触りがソフトで伸縮性もあります。マシュマロのようにキメ細かな泡を素早く簡単に、たっぷりつくれますよ。

 

withマスク生活には、丁寧な保湿を

スキンケアは丁寧に行うことで、マスクの摩擦によるトラブルを最小限に抑えることができます。

おすすめなのは携帯用のミストです。お顔の乾燥が気になったら、顔に1プッシュ。

その手軽さがいいですよね。直接手で肌に触れることなく使うことができるので衛生的です。

そして肌の乾燥を防ぐためには、何より保湿のケアがいちばん。化粧水はたっぷりと使いましょう。水分を補ったあとは乳液やクリームなどで水分が逃げてしまわないよう、しっかりとケアを。

週末はパックをするなどして、頑張っているお肌を贅沢にケアしてあげませんか?

 

マスク選びはどうしてる?

ここ最近、不織布マスクの着用が呼びかけられていますが、肌の弱い方は長時間の着用に躊躇する方も多いようです。

布などの素材に比べ飛沫の拡散、侵入を防ぐ性能は高いとされますが、抗菌剤を使用しているものも多く、肌荒れを起こす場合も。

日本感染症学会専門医によると、「飛沫を広げない効果は、不織布と布マスクはほぼ同等。あまり会話がないという状況であれば、マスクの素材を選択することがあってもいいと思います」とインタビューに答えていました。

私は、人の多い場所へ出掛ける、会話が多くなされるという場合は不織布マスクを。

あまり人と接触することのない外出には肌に優しい布マスクを着用し出かけています。

いかがでしたか?

友人にプレゼントしてもらい、私が愛用し続けているのが絹屋さんの純銀を使ったシルクマスクです。

マスクの内側はシルクなので肌触り抜群。耳にかける部分もシルクと純銀で出来ているのでふんわりと柔らか、ノーストレス。マスクに縫い目がなく、立体的なつくりになっているので会話をするのも楽ですよ。

吸水性、保湿性に加え、消臭、殺菌効果もあるマスクは大切な方へのプレゼントにも喜ばれると思います。気になった方は是非、お試しを。

四季のめぐりに寄り添いながら、この辛い時季をみんなで乗り越えましょう。

三浦奈々依 のプロフィール

三浦奈々依

フリーアナウンサー・神社仏閣ライター・カラーセラピスト。

ラジオ番組にて20年以上にわたり、音楽番組を担当。

東日本大震災後、雑誌Kappoにて約7年にわたり「神様散歩」の連載を執筆。心の復興をテーマに、神社仏閣を取材。

全国の神社仏閣の歴史を紹介しながら、日本の文化、祈りの心を伝えている。

被災した神社仏閣再建の一助となる、四季の言の葉集「福を呼ぶ 四季みくじ」執筆。


http://ameblo.jp/otahukuhukuhuku/
アマゾン、全国の書店、世界遺産・京都東寺等で販売。


カラーセラピストとしても全国で活動中。
旅人のような暮らしの中で、さまざまな神社仏閣を訪ね、祈り、地元の人々と触れ合い、ワインを楽しむ。

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