言葉に宿る深遠な力「言霊」で幸せを掴む方法⑥ 現状を打破したいときに「最上祓(さいじょうのはらい)」

2021.9.13

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久保多渓心 ( ライター・占術家 )

墨が織り成す一子相伝の占術 “篁霊祥命(こうれいしょうめい)” を主な鑑定手法とする占術家。他にも文筆家やイベント・オーガナイザーとしての顔も持つ。また引きこもり支援相談活動なども行なっている。

「言霊」による、開運法をご紹介しています。

唱えるだけで、言葉にするだけで、道を拓き、自分らしい生き方を選択できる。

そんな神聖な神咒(かじり)、祝詞です。

比較的、短く、覚えやすく、日常ですぐに奉唱出来る、神咒や祝詞を集めています。

神道に古来より伝わる言霊のパワーを是非、体験して下さい。


最上祓(さいじょうのはらい)

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神道の祭祀に用いられる最も重要な祝詞「大祓詞(おおはらえのことば)」は、とても長い祝詞で普通の早さで奏上すれば10分前後を要します。

中世の頃、密教や修験道、陰陽道などが隆盛を誇り、真言や呪言を繰り返し唱えることで人智を超えた力を発現したり、神仏の加護が得られると考えられるようになります。

この影響を受けて「大祓詞」は、より繰り返し唱えやすいように簡略化され「最要祓(さいようのはらい)」と「最上祓(さいじょうのはらい)」が作られるに至りました。

「最要祓」は、以下のような祝詞です。

【最要祓】

高天原に神留座す
皇親神漏岐神漏美の命を以て
天津祝詞の太祝詞事を宣れ
如此宣らば罪と云ふ罪
咎と云ふ咎は在らじ物をと
祓ひ給ひ清め給へと
申す事の由を諸々の神等
左男鹿の八つの御耳を振立てて
聞食せと申す


たかまのはらにかむづまります
すめむつかむろぎかむろみのみこともちて
あまつのりとのふとのりとごとをのれ
かくのらばつみといふつみ
とがといふとがはあらじものをと
はらひたまひきよめたまへと
もうすことのよしをもろもろのかみたち
さをしかのやつのおんみみをふりたてて
きこしめせとまをす
「大祓詞」と比べると、かなり短くなっていますが、今回は「唱えやすい」「覚えやすい」「短い」神咒・祝詞をご紹介する趣旨ですので、「最要祓」をさらに簡略化した以下の「最上祓」を覚えて唱えてみましょう。
短く簡略化した祝詞ですが、その「祓い」の効果は絶大です。
何度も繰り返し唱えると、その効果も上がります。
日常の不安に苛まれて、自信を失っているとき。

打破したい現状があるとき。
孤独感が心を覆っているとき。
そんなときには、この「最上祓」を唱えてみましょう(声に出して唱えることが望ましいですが、心の中で唱えていただいてもかまいません)。
最上祓

高天原 天津祝詞の
太祝詞 持可可牟呑でん
祓ひ賜ひ清め給ふ


たかまのはら あまつのりとの
ふとのりと もちかかんのんでん
はらひたまひきよめたまふ


「最上祓」PDFダウンロード
上記リンクから、「最上祓」をダウンロードいただけます。ご活用ください。

神咒・祝詞集

大いなる神徳を得る


罪穢れを祓い、開運へ導く

神霊を慰め、災いを転じて幸いとする

死者を蘇らせるほどの奇跡を起こす

一切の穢れを排して、神聖さを取り戻し幸運体質に

不安に押しつぶされそうなときに

あらゆる邪気を祓う

災厄防除・邪気祓いに

災厄防除・邪気祓いに

久保多渓心 のプロフィール

久保多渓心

画家の父、歌人の母のもと、福岡市博多区で生まれる。

バンド活動を経て、DJ、オーガナイザーとしてアート系イベント、音楽イベントなどを多数手掛ける傍ら、フリーライターとしても活動。

音楽雑誌でのアーティスト・インタビュー記事、書籍、フリーペーパー、WEBなどの媒体で政治、社会問題から、サブカルチャー、オカルトまで幅広いジャンルでコラムを執筆。

引きこもり、不登校、心の病など自身の経験を活かし「ピアカウンセリング」を主軸にしたコミュニティを立ち上げる。後にひきこもり支援相談士として当事者やその家族のサポート、相談活動にあたる。

現在は亡き父から継承した一子相伝の墨を用いた特殊な占術『篁霊祥命』や、独自のリーディングによって鑑定活動を行っている。2021年で鑑定活動は16年目を迎える。

月参り、寺社への参拝による開運術の指導なども行う。

『AGLA(アグラ)』スーパーバイザーを務める。

2020年10月より活動名をマーク・ケイより、久保多渓心に改名。

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