2021.10.8
【"月参り"で人生は変化する!】神様とのご縁結び開運法【まとめ】

月参り(朔日参り・十五日参り)について、または神社参拝全般について、過去15回にわたってご案内してまいりました。
過去に公開したコラムを、参照しやすくするため、リンク集としてまとめました。
月参り(朔日参り・十五日参り)の基本
『3年の月参りで人生は劇的に変わる!〜あなたの想像力が氏神様とのご縁を育む〜』
月参り・神社参拝の作法
『【2021年版】初詣や月参りに 〜『②お賽銭・柏手・鈴・参拝・祝詞』〜 神社への参拝で神様とのご縁を結ぶ方法』
『【2021年版】初詣や月参りに 〜『③接末社・ご神木・絵馬・おみくじ・縁起物』〜 神社への参拝で神様とのご縁を結ぶ方法』
『【2021年版】初詣や月参りに 〜『番外編:自宅参拝』〜 神社への参拝で神様とのご縁を結ぶ方法』
参拝の効果が感じられないときに
そもそも神社参拝とは「効果」を求めるものではありませんので、自己矛盾を抱えつつ、このタイトルをつけさせていただいています。それには理由があります。
これまで「月参り」に関する記事を中心に、神社仏閣への参拝によって人生は如何様にも変革することができるということをお話しして来ました。
いくら参拝をしても、いくら神仏に頼っても、現実が変わらないではないか・・・
中には、こういう気持ちが沸いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。こうした思いが高まると・・・
現実が変わらないということは、神仏が存在していない証拠だ、だから神社仏閣への参拝は全く意味がないことなのだ・・・
という結論にたどり着いてしまいます。
それでは、わたし自身不本意ですし、とても残念です。
まずお伝えしておきたいのは、神社仏閣は「幸運を招き入れる余地のある、自分自身の心のあり方」を形作る場所ではありますが、「幸運を自動的に生成してくれる便利な場所」ではありません。
自分自身の心のあり方が変わるからこそ、その変わった心に対して神仏はアプローチします。
しかし、頑なに心を閉じて、自分自身を客観視出来ないままでいると、神仏がたとえあなたに寄り添い、手を貸そうとしても、そのことに気付かないばかりか、目の前に巻き起こる巧妙で、不思議な有難い出来事でさえ、否定的に捉えて、自ら神仏のアプローチを拒絶します。
私は口癖のように皆さんに、「自分の不幸の数ばかりを数えず、ささやかな幸せの数を数えて下さい」と申し上げます。
あなたは、あなたが思う以上に幸福であるのに、その幸福に全くお気付きではないということが、非常に多いのです。
そして神仏が常にあなたの心のドアをノックし続けているのに、ドアを開けようとせず、ノックの音にすら耳を貸そうとしていない。部屋の片隅で膝を抱えて丸くなったり、耳を塞いで日々をただやり過ごしているという方もまた、多いのです。
私のコラムをキッカケに、月参りをするようになったという方のご報告をたくさん頂戴します。神社仏閣に触れる機会を持っていただけたことは非常に喜ばしい限りです。
そんな中にも上記のように、「月参りをしているのに、苦境が好転しない」「私の声は神様にちゃんと届いているのだろうか」というお声をいただくこともあります。
神社参拝には、確かな「効果」があります。それに期待をし、得られる「効果」そのものが「目的」となることは本分から逸れてはいますが、間違ってはいないというのがわたしの見解です。
その「効果」を得るためには、神様に対しての深い尊崇と畏怖が必要です。それらを前提とし、しっかりとしたお気持ちと、作法・所作で神社や神様に頼っていただければ必ず耳を貸していただけます。
いただいたお声にお応えをし、神様とのご縁をさらに深め、月参りによって人生が開かれるためのヒントを、今回から数回にわたってお伝えしたいと思います。
これまでの「月参り」に関するコラムでご紹介している参拝方法を実践いただいていることが前提となりますので、是非この機会に読み返していただけますと幸いです。
*『"月参り"で人生は変化する!参拝の効果を感じられない時に覚えておきたいこと【鳥居編】』より転載
『【"月参り"で人生は変化する!】〜 参拝の効果を感じられない時に覚えておきたいこと 〜 神社での神様目線の写真撮影マナー』
『【"月参り"で人生は変化する!】〜 参拝の効果を感じられない時に覚えておきたいこと 〜 神社参拝時に必須の「身・口・意」無相の三密』
『【"月参り"で人生は変化する!】〜 参拝の効果を感じられない時に覚えておきたいこと 〜 「願い」が叶わないことの真の意味と、気をつけたい「願いごと」』
『【"月参り"で人生は変化する!】〜 参拝の効果を感じられない時に覚えておきたいこと 〜 神社にとっての「色」の意味と、参拝時の服装について』
『【"月参り"で人生は変化する!〜 参拝の効果を感じられない時に覚えておきたいこと 〜 「鳥居・写真撮影・三密・願いごと・服装」項目別まとめ』
日参りとは?
「二十一日参り」とは、二十一日の間、毎日「氏神様」もしくは「産土様」に参詣し祈願することをいいます。一日でも途切れてしまえば、また最初からやり直し。無事二十一日間参詣を終えると願いが叶うといわれているものです。
「二十一日参り」を解説した記事などには、願望実現、開運のための指南が、スピリチュアル的な文脈の中で語られているのですが、その根拠などについて明確な言及や疑問が呈されているものがなく、やや現世利益に隔たった、少し利己的な参拝指南になっているような気がしています。
しかし再三にわたり、私自身がお伝えをしているように神社に足繁く通うこと、神様に頼ろうとする気持ちを持つことは悪いことではありません。
神仏とのご縁が遠のいてしまっている現代人にとって、氏神様や産土様との関係性、絆を強めていくことは、とても大事なことです。
神社に通い続けることで、様々なご縁に恵まれ、開運していく方が多いのもまた事実です。
ただ、それまで神様とのご縁や、神社などに全く無関心であった方が、自分の欲求や願望を満たす利己的で、邪な目的で唐突に「二十一日参り」を始められても、逆効果にしかなりません。
その人の信仰心の厚さや、神仏と親しみ、畏怖する気持ちに寄り添い、手助けをしていただくわけですから、その効果だけに期待をして始めた、急作りの信仰では本末転倒。
「二十一日参り」の効果をしっかりと享受するためには、神様との日頃からの信頼関係が必須です。
まず、お勧めしている「月参り(朔日詣り・十五日詣り)」を通して、参拝を日常化し、神様とのご縁を深めることが肝心です。
これまでの「月参り」コラムを読んでいただいた上で、神様と人との関係性、そして神社や神様の「正」と「負」、「ご利益・恩恵」と「恐ろしさ」といった相反する要素について、さらに神社での作法やマナーなどを熟知し、守っていただいて、初めてその効果をお感じになられることが出来るのではないでしょうか。
*『【"月参り"で人生は変化する!】「七日参り」「二十一日参り」の開運効果の秘密は「法数」にあり』より転載
『【"月参り"で人生は変化する!】神様との信頼関係が、願望成就へとつながる』
願望を実現するための参拝法(月参り・日参り共通)
久保多渓心 のプロフィール

画家の父、歌人の母のもと、福岡市博多区で生まれる。
バンド活動を経て、DJ、オーガナイザーとしてアート系イベント、音楽イベントなどを多数手掛ける傍ら、フリーライターとしても活動。
音楽雑誌でのアーティスト・インタビュー記事、書籍、フリーペーパー、WEBなどの媒体で政治、社会問題から、サブカルチャー、オカルトまで幅広いジャンルでコラムを執筆。
引きこもり、不登校、心の病など自身の経験を活かし「ピアカウンセリング」を主軸にしたコミュニティを立ち上げる。後にひきこもり支援相談士として当事者やその家族のサポート、相談活動にあたる。
現在は亡き父から継承した一子相伝の墨を用いた特殊な占術『篁霊祥命』や、独自のリーディングによって鑑定活動を行っている。2021年で鑑定活動は16年目を迎える。
月参り、寺社への参拝による開運術の指導なども行う。
『AGLA(アグラ)』スーパーバイザーを務める。
2020年10月より活動名をマーク・ケイより、久保多渓心に改名。