自己との対話が、気づきのゲートの扉を開く『対話師 山内ちえこ~「対話」からわかる魂の計画(第一回)』

2020.4.13

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山内ちえこ ( 対話師・セラピスト )

(株)ハグインターナショナルを設立後、池川クリニックにておなかの中の赤ちゃんと母親のヒーリング対話セッションの実践経験を積み、おなかの赤ちゃんをはじめとした「全てのいのち」との対話ワーク、人生と仕事の発展コンサルティング、人生や人間関係、健康などの悩みに対応するヒーリング&セラピー、様々な事象の好転・改善に向かうワーク&コーチングなどを、大人子ども問わず行う。

皆さん、はじめまして。

対話師をしています、山内ちえこです。

おなかの赤ちゃんをはじめとして、言葉を話せない、話さない人、動・植・鉱・物など「全てのいのち」との対話をすることでわかる、魂の在りようや計画、体の状態、身心エネルギーのバランス、調和度などを基に、人生と仕事の発展コンサルティング、人間関係、健康などの悩みに対応するヒーリング&セラピー、様々な事象の好転・改善に向かうワーク&コーチングなどをしています。

たとえば、おなかの赤ちゃんとご両親との対話セッションでは、赤ちゃんの想いや、魂同士の約束・計画と親子の縁や、ご両親、赤ちゃんの成長にかかわることをお伝えしています。

時には、兄弟姉妹、祖父母、また前世での経験を含めて、親子になる(生まれてくる子どもが、ご両親を選ぶ)理由と双方にもたらされる意味、赤ちゃんが逆子になっている理由、などをお話しすることもあります。

動物、多くはご自宅で飼われているペットですが、飼い主さんとの関係も親子間のご縁同様です。それぞれの魂同士のつながりとその背景、お身体のことなどを対話します。

対話師は、言語を話さない方たちの声を言語化する通訳を担うことが多いのですが、私はお話するだけにとどまらず、双方のエネルギーのハーモニー度を上げて、魂の計画をより善なる方向へ進めることができるように、赤ちゃんとママでしたら安産に向かえるように、身心の調律の呼吸ワークを交えながら対話することもします。

エネルギーと音

「おなかの赤ちゃんとお話ができる」というと、にわかには信じられないと思われる方が大半でしょう。誰しもが聞き取れる「音」としての声が出ていないと、それは話したことにならないと多くの人は考えています。人が持つ「感じ、くみ取る」という感覚と感性を信頼できずに「(話すことは)できない」と決めているのです。

この考えを改めるには「あるとわかる体感、体験」が必要です。お話することにとどまらず、ワークを通して体や気持ちで感じ取ることを対話セッションに組み込んでいます。

対話とは・・・

目に見えるものと見えないもの 双方を感じ取る感性と感覚を使い、自他を尊重しながらさまざまな生命とつながり、わかり合い、調和をもたらすことができる実践的な方法です。

お腹の中の赤ちゃん、言葉をまだ話せない乳幼児、言葉を発することができなくなった方や障がいがある方、魂の世界にいる方々、動物、植物、鉱物、大地、天の星々など、全ての生命の声を感じ、魂からのやりとりができるコミュニケーション法です。

相手が目の前にいなくても、パソコンなどの画面や通信機器を通す対話であっても同じことが出来ます。

全てのものは「エネルギー/音を発していますね。

音声で耳に聴こえなくても感応できる音が人、いえ、すべての命にはあり、この「エネルギー/音」を感じ、くみ取るということが、対話では大切になるのです。

「対話」への気づき

こうしたことに気づくきっかけは、スイミングスクールで仕事をしていた時でした。

対話師として活動するまでの間、スポーツクラブ業界で乳幼児プログラム開発とインストラクターをしていたのです。最初の仕事先だったスイミングスクールで、ベビークラスの担当になったのですが、その時おなかの赤ちゃんと話すチャンスを得たのです。赤ちゃんとお話してみたいという意識を持っていたわけでなく、それは突然やってきました。

インストラクターになって数ヶ月後、ベビークラスを担当することになりました。メインインストラクターとともに担当はするものの、出産経験のない私にはたして務まるのだろうかと、不安な気持ちを抱えながら仕事をしていました。

そんな時、メンバーのお一人が二人目の赤ちゃんを妊娠され、安定期に入られてクラスに参加されたのです。レッスンが始まって、何気なくその方の前に立った時、どこからか話し声が聞こえた感じがしました。

「ママに平泳ぎはさせないで、おなかに力が入ると狭くなって苦しいから」

と伝わったのです。

えっ!!誰??

どこから聞こえた?

突然起きたことにびっくりし、同時に怖れも感じて、声の方向を探そうと目を動かした時、目の前の妊婦さんに目が止まり、おなかの赤ちゃんの声だと直感しました。

「そう、私・・・」

と伝わり二度びっくりしましたが、同時に安心しました。

その声はとても安心できる音に感じたからです。

怖れを感じたのは、オカルト的なことかもしれない、何か良くないものの声ではないか、という気持ちが同時に湧き上がったからです。物事を繊細に感じ取ってしまう私は、当時心が不安定でした。不安を感じやすく、怖い思いをする霊体験も多くて、物事や体験を肯定的な目で見られない習慣がありました。でもこの時は、違ったのです。

赤ちゃんの声とわかるまでに数秒ありましたが、体感にイヤな感じはなかったのです。そんな私の慌てよう、ドギマギしている様子を、おなかの赤ちゃんは、「しょうがないな~」とクスクス笑って見ていたかもしれませんね。

魂の計画

色々なことを繊細に感じ取る、共感性の高い気質の私は、胎内記憶出産時の記憶があります。

多くの場合、生まれる前の体験・記憶は薄れていきますが、私はそうはならず成長していきました。幼少期は動物、植物、野菜などの声なき声を聞いて交流したり、見えないものを感じ取り感性を働かせたり、大人の思考が読める直感の鋭い子どもでした。

今にして思えば魂の計画通りに人生を進めるために、直観を信頼できるように、対話をする準備として経験を積んでいたのでしょう。とは言うものの、人の思いをキャッチしすぎてつらい思いをすることも多かったので、特に20代は生きているのが苦痛な時もありました。順調に魂の計画を進めることは、私自身の「修復」という意味で必要とわかるけれど、実践しづらい、と両方の気持ちの間で揺らいでいた時代でした。

対話は、「感性と感覚」「想いと考え」を洗練して、魂でつながる意識を持ち、お互いを尊重し合う関わり合いをするには、心、つまり感情のあり方や、一人よがりな考えや、魂の経験の内の、幼い部分(カルマ)の修復をして成長の芽を伸ばすことが、とても大切です。そうすることで、最善の魂の計画を実行し得る自分に変わっていきます。

困難や試練、困った・・・の中には、生まれていくときに込めた、魂のメッセージがあります。魂の計画をした真の意味です、そこにたどり着くためには、困難から学び、その意味を見つけて魂を輝かせる「気づきへのゲート」をくぐることが必要です。

体験から学んで気づき、自分のそれまでのやり方を変えて決心した時、過去、今、未来が一つにつながります。自分にとって嬉しくない、望んではいないパターンを解き、魂と身心は善い在りようへと発展し、美しいエネルギー・波動を放つ自分になっていきます。

言い換えれば、対話をしていくと、自分自身をわかっていく過程の中で、生まれてくる時の魂の計画はどんなものかを思い出すきっかけがもたらされ、その計画を順調に、躍動的に進んでいく自分へと、転じていくのです。

苦難や困難とは、病を得る、事故にあう、人間関係に苦心するなどで、多くの方に経験があると思います。魂を輝かせるためとわかるものの、進んでは足が向きにくいことではありますよね。なので、突然、降ってわいたように、がいいのです。

予測したり、予期したりしたら取り組みにくいですよね。出会うとびっくりしますが、この方が取り組みやすいのです。恐々でも、不安があっても、とにかくやってみることから始めて、この体験の意味は何か、を大切にして進んでいくと、ご縁(エネルギー)が巡って気づきのゲートにちゃんとたどり着けます。この仕組みは本当によくできていて、自分のペースやリズム(魂の在りよう·周波数)にあったやり方で、魂の計画は順々、着々と進んでいきます。

気づきのゲートの入口へ

私にも困難や苦難の体験が数多くありました。もうだめか・・・と思うようなこともありました。学びの意味を想えないこともありましたが、途中で思い直すヒントと出会い、その時できることをしてまた進むと、気づきのゲートへたどり着きました。そして今に至ります。

どのようにしたのか、体験を一つご紹介しますね。

スイミングスクールのインストラクターをしていた時、ある方と巡り合いました。話をしていくうちに、ご縁があると感じたのです。その直感を後押しするように、お互いに数字のシンクロニシティがあることがわかりました。

その数字とは、電話番号です。私の生家の電話番号末尾4桁と、相手の出身地の市外局番がシンクロしていました。これがわかったとき、とても驚きましたが、やっぱりご縁は結ばれるとも思いました。でもその時は相手に直感の話はせず「どうなっていくかな?」のスタンスで、お付き合いを楽しもうと思いました。

その頃日本では、シンクロニシティ(共時性)の解釈は一般的ではありませんでした。偶然の賜物、くらいの認識でした。私もそのようにとらえ、それが正しいことだと考えていました。シンクロニシティを体験して直感を得ても、偶然だからと自分に言い聞かせていました。魂の計画の一部を見つけるヒントで、その意味を読み解いていく方法とも考えてはいませんでした。

それでも、電話番号のシンクロニシティは偶然ではなく、ご縁だと直感した事実を信頼しました。不思議とそう、できたのです。

それ以後、結婚まで紆余曲折ありましたが、直感のとおりになりました。が、魂の計画はここから、私自身の在りようを修復する動きへとシフトしていきました。

次々と、困難に直面していったのです。

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山内ちえこ のプロフィール

山内ちえこ

青物商家で食材、植物に囲まれた環境で、様々な種類のペットたちとともに育つ。

幼少期より「商いの盛隆は、霊的、精神的な成長が大切」と祖父母の代よりその啓発や霊的示唆を受ける。

学生時代に過去世からの課題や、親や他者との関係を通して、身心と魂のバランスに苦慮した経験を持つ中「*身心一如」すると奇跡的な体験がもたらされることを、音楽芸術やスポーツ選手経験(競泳を経て、アーティスティックスイミング=シンクロナイズドスイミングを経験)を通して学ぶ。

胎内記憶、出産時の記憶を維持して成人する。

スポーツクラブ業界で乳幼児プログラム開発を経験後に起業。水・陸で行う様々な五感と感性に働きかけるセラピーやワークを国内外で学ぶ。重度重複障がいのある赤ちゃんとの出会いにより、感覚統合的エクササイズの開発に着手。

それにより「身心一如」と「魂の計画」との関係性の研究を掘り下げながら、障がいがある子どもとそのご家族を応援するNPO活動「JOY」クラブを設立し、障がいがある子どもと親が楽しみながら潜在に持つ力を発揮できる活動を始める。

北マリアナにあるサイパン島との文化交流親善大使を経験。同政府観光局、社会貢献的事業をサポートする現地企業などとの連携で、障害がある子どもの「身心一如」を体験できる国際交流活動にも着手した。

こうした活動、事業を行う中で「魂、心、身体」に気持ちを向ける「対話」が、健康状態や妊娠出産、生き方改善などに効果を期待できることに着目、実践研究を重ねてチエコメソード「対話ワーク」として確立した。

(株)ハグインターナショナルを設立後、池川クリニックにておなかの中の赤ちゃんと母親のヒーリング対話セッションの実践経験を積み、その後、おなかの赤ちゃんをはじめとして、言葉を話せない、話さない人を含め「動・植・鉱・物」など「全てのいのち」との対話ワーク、人生と仕事の発展コンサルティング、人生や人間関係、健康などの悩みに対応するヒーリング&セラピー、様々な事象の好転・改善に向かうワーク&コーチングなどを、大人子ども問わず行う。

*「身心一如」曹洞宗開祖である道元禅師が思想書「正法眼蔵」で説いた言葉。


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