3年の月参りで人生は劇的に変わる!〜あなたの想像力が氏神様とのご縁を育む〜

2020.6.22

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久保多渓心 ( ライター・占術家 )

墨が織り成す一子相伝の占術 “篁霊祥命(こうれいしょうめい)” を主な鑑定手法とする占術家。他にも文筆家やイベント・オーガナイザーとしての顔も持つ。また引きこもり支援相談活動なども行なっている。

以前、「"月参り"で人生は変化する!遠くのパワースポットよりも氏神様を心の糧に」という記事を書かせていただいて以来、「月参り」に関するご質問や、ご相談を多くいただくようになり、ご指導をすることも多くなりました。

今回は、ご質問が多かった点なども含めて、改めてこちらで「月参り」について、詳しくご説明をさせていただきます。

「月参り」とは、毎月1日と15日に、氏神様へ参拝をすることです。氏神様とは、自分が住んでいる地域をお守りくださっている神様となります。

お住いの地域に、複数の神社がある場合には、ご自身が一番心地良いと感じる神社、心が動く神社へご参拝下さい。

また氏神様とは別に、産土様といって、自分が生まれた土地を守る神様もいらっしゃいます。氏神様にも、産土様にも参拝したことがなかったが、実はご祭神が共通していたとか、知らずに以前、参拝していたとか、何かしら不思議とご縁は繋がっているものです。

この機会に、是非氏神様を訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

神様を感じ取ろうとする気持ちに、神様は寄り添う

神社に行って願い事は叶えたい、その場所の持つ力にあやかりたいと思っているにも関わらず、その神社に実際に神々や、眷属がいらっしゃり、あなたの姿をしっかりと認識しているとは露ほども思っていない、想像出来ていない方は多いのではないでしょうか。

尊い神々との邂逅は、豊かな想像力が入り口となります。想像力がなければ、神々を感じることが出来ないばかりか、他者の心にも寄り添うことが出来ません。他者の心に寄り添うことが出来ない方が、神々に歓迎されるでしょうか。

神社の境内にいる時、心地よい風が吹いて木々が揺れ、葉が擦れ合ってザワザワと音を立てたとしたら、それは巨大な龍が貴方を歓迎して、頭上をうねりながら飛んでいるのです。

参道を歩いている時、一匹の猫が現れたとしたら、それは拝殿まで貴方を道案内している眷属神です。

境内の湿った敷石に隠れるようにしているトカゲは、「私が神だと感じる、心の余白はあるか?」と問うている神の御姿かもしれません。

参道ですれ違った人が、あなたに笑みを投げかけてきたら、それこそが本殿におられる神様である可能性もあるのです。

(私は、奈良県の春日大社で、古めかしい着物を着た男性が私を呼び止め、和歌を一句詠んでくれた後に、目の前でスッと消えてしまうという体験をしています)

「神様を感じたい」「神様を感じよう」という積極的な気持ち、「心の余白」に神様はアプローチし、感応することになるのです。

神社という聖域の中に、私たちは世俗の穢れた意識、考え方、こだわり、決めつけを持ち込んでしまうものです。そんな中にあっても、神社の中にあなた自身の豊かな想像力を持ち込んで、神々の姿をありありと思い浮かべてみましょう。

その想像力自体が、あなたの幸せの鍵となります。

他にも、境内に入った途端に肩や背中がフッと軽くなったり、心が落ち着いて、深い深呼吸がしたくなったりする方もいらっしゃるでしょう。

涙が自然に溢れ出すこともあるかと思います。大変、多忙で予定が詰まっていたのに、突然スケジュールが一日空いてしまって、ふと神社に行ってみようと思うこともあるかもしれません。それらもすべて神様からの歓迎のサインなのです。

【ワンポイント】「陰陽」併せ持つ場所

「神社=パワースポット」というイメージがありますが、「パワースポット」とされる場所には「陽」と「陰」、「正」と「負」の側面があります。「正」の磁場の近くには、必ずセットで「負」の磁場をもつ場があるものです。

大地から湧き出るような強いパワーが溢れ出て、神々が参拝者を歓待している場所の近くには、邪気にあふれた場所も同時に存在します。そのような邪気に触れた際には、気分が悪くなったり、吐き気をもよおしたり、悪寒がしたり、頭痛がしたり、足腰(左側が多い)が痛くなったりします。そんな時は無理をせず、参拝を控えて下さい。

 

月参りの作法

ここでご紹介する作法は、「月参り」に限ったことではなく、普段神社へ参拝に行かれる時も同様です。

神社参拝の基本的な事柄については、こちらの記事を併せてご参照下さい。

まず、あなたが参拝に行こうとする神社に祀られている神様のお名前(神名)を確認して下さい。

何度か参拝をされているのであれば、すでにご存知かもしれません。参拝をしたことがあるけれど、神名までは知らなかった、覚えていないというようであれば、神社の公式HPや、ネットを検索してお調べになってみて下さい。

もちろん、神社に直接行かれて、掲示されている由緒などの案内をご覧になっても良いのですが、事前にお名前を覚え、参拝に行かれるまでの時間を、その神様に対して思いを馳せる、知ろうとする行為に充てましょう。それが神様に伝わります。

ちなみに私の氏神様である「飯盛神社」のご祭神は、主神が伊弉冊尊(いざなみのみこと)、左神が玉依姫命(たまよりひめのみこと)、右神が品陀和気命(ほんだわけのみこと)、東王子社に天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)、西王子社に月夜見尊(つくよみのみこと)、中宮社は五十猛尊(いたけるのみこと)となっています。

私自身は、神社の人出が空いていて、混雑していない時の参拝方法と、混み合っている時の参拝方法を分けています。空いている時は、比較的ゆっくり神前で神様と向き合うことができますが、混雑している時には、他の参拝者の方が順番をお待ちです。そうしたことに配慮して参拝します。

神社が混雑していない時は、より丁重な参拝方法を。混雑時は簡略化した参拝方法を。

神職には、より細かい作法がありますが、一般の参拝者はそれほど形式にとらわれなくても構いません。

ここにご紹介するのは、私自身の参拝の実践方法です。神様とよりコミュニケーションを深めたい方、開運を願われる方は、是非実践してみて下さい。

【ワンポイント】マナー

夏は陽よけのために帽子を被っている方も多いかと思います。目上の方と会う時や、フォーマルな場所では、礼儀を重んじて帽子を脱ぎます。それと同様、神様の住まう領域に足を踏み入れさせていただくのですから、必ず鳥居をくぐる段階で帽子は脱ぎます。サングラスなども同じです。

また、過度に肌の露出の多い服装なども控えましょう。観光地などで、社殿全体ではなく、本殿内を撮影しようとカメラを構えられる方がおられます。本殿内は写真撮影厳禁ですので、謹んで下さい。他にも神社内で飲食をしたり、ゴミを捨てる方も稀にいらっしゃいます。神様に失礼のないように、という以前に他の参拝者への迷惑行為にもなります。他の参拝者を慮ってこそ、神意に近づけます。神様を思うことは、すなわち他者を思うことです。

混雑していない時

①鳥居の前で一揖(軽いお辞儀)します。

厳密には、頭を下げる角度は15度(小揖)です。頭を下げた状態で1〜2秒ほど静止し、頭を上げます。

②参道を歩いて、拝殿へ向かいます。

この時に「左側を歩かなければならない」「正中を歩いてはならない」という厳密な決まりはありません。歩く場所は気にしなくて構いません。ただ、あえて正中を歩かれる方はいらっしゃらないと思います。

何度か行かれたことのある神社でしたら、手水舎のある側を歩けば、正中を横切ることがありません。もし、初めて行かれる神社で手水舎の位置が分からない場合は、左右どちらを歩いても構いませんが、正中を横切る時に一揖をして下さい。正中を歩くことよりも、むしろ正中を横切る行為に礼を尽くして下さい(詳細はこちらの「参道」の章をご参照下さい)。

③手水舎で、作法に従って手と口を清めます。

④拝殿へ歩を進めます。

お友達や、ご家族と参拝に行かれた際には、ついお喋りをしたくなりますが、他の参拝者の方もいらっしゃいますので、神前では静粛にいたしましょう。

⑤一揖をし、鈴を鳴らします

鈴を鳴らす回数には決まりはありませんが、通常は2〜3回です。

⑥お賽銭を入れます。

投げ入れずに、賽銭箱の前まで行き、静かに差し入れましょう。金額に決まりはありません。

⑦二礼(二拝)します。

⑧神様にご挨拶を行います。

まず「神社名」「神名」を申し上げて、ご祭神にお呼びかけを行います。

私であれば「飯盛神社の伊弉冊尊様」となります。
もっと畏まった言い方では「飯盛神社 伊弉冊尊の大前に」となります。

「大前」とは、神や天皇を敬っていう言葉で「おおまえ」と読みます。

この後、自分の名前住所をお伝えします。より丁寧に、お伝えしたい時は「生年月日」を加えても構いません。

そして、本日も「月参り」を行えたこと、参拝に訪れることができたこと、神様にお会いできたことを感謝します。

具体的には「本日も、お呼びいただきありがとうございます(または、参拝させていただきありがとうございます)」など。

そして、これに続いて神様へのご報告、お願いなどをいたします。感謝だけでも構いません。

ただし、ご自身の願望を一方的にお伝えし、「叶えてください」と申し上げるのではなく、そのためには自分がどう努力、精進するかをお伝えください。そして、それに対して神様の導きや、手助けをお願いします。

例えば「私は今、◯◯◯を目指しています。そのために、◯◯◯をし、努力いたします。何卒、お導き、ご縁を賜りますよう、お願い申し上げます」。

また、神様はご家族、友人知人など、自分以外の他者の幸せ、繁栄を願う時、よりそのお力を発揮してくださいます。他者を思う気持ち、他者の心を慮る気持ちにこそ、神威が宿ります。神と繋がるもっとも崇高な手段こそが「利他」なのです。是非、他者の幸せと繁栄を願う、お言葉を添えて下さい。

お願い事がとくにないという時は、日々のご報告でもよろしいです。こんなことがあった、こんな思いを持つに至ったなど、胸に抱えているお気持ちを神様と共有してください。神様との対話を、楽しんでみてはいかがでしょうか。

⑨祝詞を奏上します。

短くて、覚えやすいのが「略拝詞」という祝詞です。

祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え(はらえたまい、きよめたまえ、かむながらまもりたまい、さきわえたまえ)」と奏上します。

お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい」という意味です。

私は「天津祝詞」を奏上します。(こちらをご参照下さい)

この祝詞ではなければならないという決まりはありません。最初は紙に書かれたものを読んでも構いませんし、「略拝詞」のような覚えやすい祝詞を奏上されても良いでしょう。

⑩二拝二拍手一拝をする。

*⑩に関しては参拝する神社の、作法に則りましょう(四拍手の場合などもあり)。

【ワンポイント】神社でのお辞儀のいろいろ

拝(はい):角度は90度で、一呼吸分の間、低頭します。主に拝礼時に行います。
深い平伏(へいふく):正座時の作法(座礼)。角度は60度。祝詞の奏上時に行います。
浅い平伏(へいふく):正座時の作法(座礼)。角度は45度。お祓い時に行います。
深い磐折(けいせつ):立っている時の作法(立礼)。角度は60度。祝詞奏上時。
浅い磐折(けいせつ):立っている時の作法(立例)。角度は45度。お祓い時。
深揖(しんゆう):角度は45度で、半呼吸分の間、低頭。主に拝礼前後に行います。
小揖(しょうゆう):角度は15度で、半呼吸分の間、低頭。動作の前後に行います。

混雑している時

①〜⑥までは空いている時と同様です。

⑦二拝二拍手します。

柏手を打った手をそのまま合掌の状態にして、「神社名」「神名」を申し上げて、神様にお呼びかけを行います。

その後、合掌の状態のまま「本日は、お呼びいただきありがとうございます(または、参拝させていただきありがとうございます)」とお伝えし、名前、住所、生年月日を申し上げます。さらに心の中で、微声で祝詞を奏上します。時間を要してしまうようであれば、祝詞は省略します。

⑧一拝します。

二拝二拍手一拝の所作の中に、神様への感謝と、祝詞の奏上を収める方法です。

拝殿に行列がある時は、賑やかで参拝に集中できないですし、また後ろに順番を待っていらっしゃる方がいれば、なるべく素早い動作で、その場を譲らなければなりません。

そんな時、私は境内の静かな場所に佇んで、神様に直接語りかける時間を別に作ります。

所作に慣れていなければ、戸惑ってしまい、一つ一つの動作が不完全になってしまうかもしれませんが、月参りを続けていくうちに、慣れていき、流れるような動作になります。また慣れるに従って、自分なりの参拝方法ができるかもしれません。基本的な所作や、姿勢が正しければ、少しは自分流の作法があっても良いのです。大事なのは、神様へ対するお気持ちです。

 

【ワンポイント】唱え言

参道や境内を歩く時に「吐普加美依身多女(とほかみえみため)」と唱えましょう。この言葉を唱えることで、一切の罪穢れが祓われるといわれています。また、最近物事がうまくいかない、気分がすぐれないといった時にも、心を鎮めて毎日唱えてみて下さい。状況が少しずつ改善されていくはずです。唱える時は微声でも構いませんので、声を出して、ゆっくりと。

 

3年の月参りで、人生は変わる

本日、ご紹介した方法は、神様へ思いが通じる参拝方法です。

必ずしも、祝詞は絶対に奏上しなければならないなどという決まりは、もちろんありません。二拝二拍手一拝だけでも全く構わないのです。

しかし、「月参りに行こう」と思い、この記事を読んでくださっている皆さんは、きっと現在の自分の状況に、迷いや疑問や問いを抱えていたり、環境を変えたい、幸せな生活を送りたいと願っておられるはずです。もし、そうであるならば、せっかくの月参り。神様に自分の思いを聞き届けていただきたいはずですね。

そうであれば、それなりの心積もりや、準備や、作法が必要になってきます。

"月参り"で人生は変化する!遠くのパワースポットよりも氏神様を心の糧に」でもお伝えしたように、氏神様は開運のためのバッテリーのような役割を果たします。あなた自身が氏神様を、愛し、頼り、敬うことで初めて、氏神様はあなたに対して強力な力を発揮することが可能となるのです。月参りという行為は、バッテリーに充電することによく似ています。

1日1回は必ずお持ちのスマホを充電するはずです。そして満タンに充電されたスマホを持って、あなたは仕事や学校、旅行に出かけ、その場その場で、スマホの恩恵に預かっていますね。道に迷ったら、地図アプリで目的地を検索し、欲しいものがあればショッピングアプリで買い物をし、時にはSNSで多くの人たちと繋がって、楽しいコミュニケーションをします。

充電を忘れて、バッテリーが0%になれば、スマホはただの箱。

氏神様も、そうなのです。その存在に気付かず、価値を置かず、あなたが参拝に訪れることがなかったとしたら、氏神様はあなたの幸せに対して十分な力を発揮することが出来ず、あなた自身の開運のバッテリーも満たされないのです。

あなたのお住いの近くにある氏神様は、そこにあることを意識しなければ、どこにでもある普通の神社に過ぎません。しかし、その神社の神様が、実家に住んでいる両親のように、あなたを思い、心配し、愛している存在だったとしたら、どうでしょうか。

あなたが、その存在を認め、愛を返してこそ、その存在は光り輝き、あなたのために力を注ぐ存在となるのです。

月参りを3年続けてみてください。必ず、人生は変わります。

1年目に、あなたの向かう方向性は定まり、様々な邂逅があるでしょう。

2年目に、その覚悟を問われるように、あなたは一心不乱に目の前にあることに打ち込みます。

3年目には、ささやかであれ、あなたの理想とした環境が手に入っているはずです。

そして、丸3年経てば、あなたは自分のことを今よりも信じ、愛せているでしょう。

【ワンポイント】神饌(しんせん)と幣帛(へいはく)

月参りに慣れたら、神様に供物を捧げましょう。これを「神饌(しんせん)」といいます。日頃、お守りくださっている神様への感謝の証です。神前に供えるもので一番多くみられるものはお酒(日本酒)です。他にもお米や、地元で採れた旬の新鮮な野菜、果物、海の幸や山の幸などが捧げられます。明確な決まりはありませんが、常識の範囲内で、神社の迷惑にならない範囲で捧げて下さい。

また、食べ物以外の捧げ物を「幣帛(へいはく)」といいます。布地を意味する「幣帛」。麻や木綿、衣服などのほかに、和紙などが捧げられることもあります。他にも、地域の伝統工芸品や、生け花、アート作品が捧げられることもあります。また、形のないもの、例えば音楽や、能、狂言、舞などの奉納も「幣帛」です。

久保多渓心 のプロフィール

久保多渓心

画家の父、歌人の母のもと、福岡市博多区で生まれる。

バンド活動を経て、DJ、オーガナイザーとしてアート系イベント、音楽イベントなどを多数手掛ける傍ら、フリーライターとしても活動。

音楽雑誌でのアーティスト・インタビュー記事、書籍、フリーペーパー、WEBなどの媒体で政治、社会問題から、サブカルチャー、オカルトまで幅広いジャンルでコラムを執筆。

引きこもり、不登校、心の病など自身の経験を活かし「ピアカウンセリング」を主軸にしたコミュニティを立ち上げる。後にひきこもり支援相談士として当事者やその家族のサポート、相談活動にあたる。

現在は亡き父から継承した一子相伝の墨を用いた特殊な占術『篁霊祥命』や、独自のリーディングによって鑑定活動を行っている。2021年で鑑定活動は16年目を迎える。

月参り、寺社への参拝による開運術の指導なども行う。

『AGLA(アグラ)』スーパーバイザーを務める。

2020年10月より活動名をマーク・ケイより、久保多渓心に改名。

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