【魂の計画書】親を自分で選ぶことから始まる仕合せ・幸せ『対話師 山内ちえこ~「対話」からわかる魂の計画(第七回)』

2021.3.26

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山内ちえこ ( 対話師・セラピスト )

(株)ハグインターナショナルを設立後、池川クリニックにておなかの中の赤ちゃんと母親のヒーリング対話セッションの実践経験を積み、おなかの赤ちゃんをはじめとした「全てのいのち」との対話ワーク、人生と仕事の発展コンサルティング、人生や人間関係、健康などの悩みに対応するヒーリング&セラピー、様々な事象の好転・改善に向かうワーク&コーチングなどを、大人子ども問わず行う。

皆さん、こんにちは。対話師の山内ちえこです。

このページに訪れてくださってありがとうございます。

春の陽気が、日に日に満ちていきますね。

陽のエネルギーは、いのちソノモノに呼びかけて、私たちも、草木や花々、虫や動物たちの全身全霊は新たな目覚めを迎えています。

古いエネルギーから「今これから」、にそぐうエネルギーへ変わっていきます。

それは地上に流れる、すべての新進のエネルギーとつながっています。なので、エネルギーを "感受送信"、つまり対話しやすいのです。

まずは、植物や動物たちと対話から始めてみてください。彼らに出会ったらぜひ「こんにちは!」、と声をかけてみてください。

植物なら「触れてもいい?」と声をかけて、手でそっと包んで彼らのエネルギーを掌で、感じてみてください。

その時、呼吸・息をするのを忘れずにいてくださいね。緊張して、止まっていると、通じあいにくいですから。

彼らの周囲には精霊もいますから、彼らに呼び掛けて対話の橋渡しを頼んでみてもよいでしょう。その時は、胸の中で彼らに畏敬の念を向けて 温かみのある声で「手伝っていただけますか?お願いします」と呼びかけてみましょう。

あなたの中にある「感性と感覚」を信頼して、試してみてください。きっとあなたの、感性と感覚、気持ちや体感で、お返事をキャッチできると思います。

植物や動物との対話を体験をされたら、ぜひ教えてくださいね。

お知らせをお待ちしていますね。

では、「親を自分で選ぶことで出逢える、仕合せ・幸せ」について、お話していきます。

 

キャストを選ぶ仕合せ

魂の約束・地上で出合うご縁の予定は、魂の計画・ブループリントを描く時にとても重要ポイントで、その一番初めは、両親を選ぶこと。

それは「仕合せの法則」ということを、前回お話しました。

お互いに天界で約束をして今世で親子になり、いろいろなケースを体験できるプランを練ります。順調・平穏な人生、都合の良い・悪い関係、裕福・貧困、試練と困難、障がい、病、両親の血から受け継ぐエッセンスと、自分の魂の傾向を組み合わせながら、ドラマを描きます。

そのストーリーを充実させるために、キャストを決めます。

天界で約束した人・物・動植物・場所などのご縁と、地上でギフト的に出会うご縁の、両方を織り交ぜて配役を設定しています。

このご縁の在りようが「仕合わせ」です。

 

自著でお話しているように、すべて決定して生まれるのでなく、生きていく中でドラマを創りながら、人生ストーリーは進みます。

対話師として伝えたい全てのものに宿る魂の声」マガジンランド

 

自分で親を選び生まれるのは、自己尊重を高める仕合せ

出会いのご縁、親子の縁は、魂の成長・発展をお互いに約束して生まれてくるとお話しました。

その約束の一つに、条件を付ける、制約を課して枠の中で生きる(親・夫・妻・上司の言う通りにする、世間の常識・価値に沿う、など)ことを通して、魂の傾向や身心の習慣・質を変容して、成長発展へ転じたいという願いがあります。

それには、等身大の自分でいい、自分を否定せずにありのまま(成長する取り組みをしないことではありません)生きられるか、という「自己尊重」して生きると決めて「そのように動く」ことが必要です。

また、お互いに違っていても、同じでも、ありのままを尊重しあい信頼関係を築く関わりができるかに「トライする・試す」ことも、レッスン計画に入れています。

性別や性格、考え、思い方、好み、体感(寒がり暑がりなど)、体質、過ごし方などのエッセンスは、他人はもちろん、エッセンスが遺伝する親子でも違う部分がありますね。というか、本当は一人ひとり違うのですよね。

似ている部分はあっても、「同じ」ではないですね。でも、人は多くの場合、同じ様子に安心します。

特に日本人は、共感性の高い民族です。「違いは良くない・異端・悪」と捉えやすい傾向はあります。ただ、似ている・同じという仲間意識は、同族・同属嫌悪(似ていると、自分の嫌な面を観るようで認められない感情)に変わることもあります。

こんな自分の在りよう、私も過去にたくさんありました。

妹やできる他人と自分を比べて、できない部分を卑下したり、同じところを見つけて仲間と感じても、自分に自信がないので相手を嫌いになったり、無意識に遠ざかろうとしたり。。。

なかなか厄介な私でした(苦笑)

長い間、どうにかしてよくなりたい(この思い方がすでに問題です・苦笑)と自分を変えようと、色々な方法や療法を試したときがありました。

すこ~しづつ変わっているようで、なんだか、変わっていない。

セルフイメージ、自己設定を変えていないと、やはり変わらないんですね。自分をありのままに認められないから、価値のあるもの、ことをして、自分をダメではないと思いたかったし、良い自分になるため「学んだ」と、がんばっていました。

魂の計画からまったく、ズレていました。ありのままではないので必然ですが。

同じ問題を何度も体験して「自分を信頼していない自分」から「自分を信頼する自分」へ、ありのままの自分で生きることを色々な場面で何度もトライを繰り返しました。

「三歩進んで二歩下がる」のような、ゆっくりテンポで自己信頼は高まっていたのですが、ある日、胎内記憶第一人者の池川明先生と、お仕事をご一緒することがあって、ご講演を舞台袖で拝聴していた時、こんなお話をされたのです。

17、8年前の話です)

「あの世から観たらね、意地悪な友人、厳しい両親は、一緒にいたら面白そう!と、ワクワクして、人生を選んだかもしれませんよ。困ったことが続くのは、スリル満点。あの世にはない、楽し気な様子にみえたかもね」と。

その言葉を聴いたとき、ハッ!と気づいたのです。

「困難体験をくれた親を自分で決めた私は、失敗した、でなく自己尊重してありのまま生きる私になるため。両親とは(※1)仕合せのご縁だった!」と。

私が「魂だけ」だったころ計画したストーリーは、苦難、困難な体験のストーリーは、両親から受け継いだ遺伝的エッセンスと、魂の過去の体験を組み合わせから、「自分で両親を選んだ、それは必要なことだった」という観方を啓(ひら)くこと。

「様々なドラマ(試練や困難など)は多くの体験」から智恵と智慧を啓くこと。

そしてなにより、人生の始まりを「生まれていく両親を自分で決めた・自己決定の力」を持っていたと、気づくこと。

そんな自分を「尊重」して生きる、と決めて動く。などの自己発見をしよう、そして、身心魂のエネルギーの純度を上げよう、と意欲をもって、描いていたのです。

でもね・・

その時は、「気づいてよかった、嬉しい」という私と、「え・・嫌なことばかり続くことを喜べないよ…」という思いがせめぎ合っていました。

すぐに、想いが巡ったり、意味を考えすぎてしまう私の特性を受け入れることが、難しかったのです。

理想の自分や、良いなと思う他者と同じようになりたい、ならなければと、という考えに囚われていたからです。自己を尊重できることの方が少なかったのです。

そのうえ敏感体質でしたから、いろいろなエネルギーに反応して、頭の中や胸の内が落ち着きません。

それでまた、「あ~またやってる・・・」と自己バッシング。

そんな自分をイヤだ~と思い、やめようと思いながらも堂々巡りして、また「あ・・やってる」と落胆。

自分自身を貶める、幸せを感じたいのに、幸せと感じると、そのあとすぐに良くないことが起きるのではと不安がよぎる、こんなとても面倒くさい人を生きていました(苦笑)。

そうこうしながら、こんな繰り返しをしつつ、ありのままの私を観ることを続けるのをやめることはしませんでした。

魂の自分を感じて、計画を進んでいこうとは、決めていたからです。

そうして、だんだんに変容していって、対話のスタイルが生まれていきました。この間に(2)「幸せ」と感じることも、赦せていきました。

良いこと、幸せも、仕合せの一部です。

宇宙の仕組みは、両方のエネルギーが動いて、成り立っていますから良いことだけ、はあり得ないですね。

魂の計画を立てる時、両親のエッセンス(体・心・魂の縁)をいただくので、良し悪しの両面を受け継ぎ、プランします。陰陽のエネルギーを組み合わせます。

自然の摂理、宇宙の法則だからです。

仕合せという両面があって、魂の純化が進みます。いろいろな体験をして、決めつけのない視点視座・高次元のまなざしを啓く中で進みます。

 

仕合せの意味を見つける対話

魂の純化・進化の「チャンス」は、仕合せからもたらされます。受け継いだエッセンスと、自分の魂経験との結びつきで、もちろん両親からも。才能として発揮する部分をさらに伸ばしたいなどの願いがあります。

この願いが叶うのは、両親の家系・血の特徴(心の傾向・体の傾向)など、特性の助けが必要で、両親にも同じことが言えます。

魂同士が持つ、特性、個性的な質が必要なのです。

仕合せのご縁で親子として出逢い、地上で新しい取り組み方を練習しあいながら、お互いの新しい仕合せのご縁と出逢える手助けをしあうのです。それは、表からはみえないのです。

お互いを尊重するやり取りをして、違いを受け止め合い、独りよがりな部分を修復し、お互いに新しい習慣を創っていく、それが仕合せの一つで、対話をするとその手助けになります。

魂の計画書は、地上の決まり事では測れません。そうでないと、魂の純化・成長発展を見込めるストーリーを描けないからです。

地上人生の体験は、固定された部分を新しくしたり、さらには発展するように様々なことにわたり、幾重にもご縁をつないで、多様な体験を重ねていくのです。

この体験を分かち合える相手が「選んだ両親」なのです。

すれ違いや理解しがたいこと、困ったり混乱したりすることは、ありのままを観る、自分が笑顔になるにはどうしたらいいかを考える、きっかけです。そこで思い出していただきたいのです。

自己選択・自己尊重をして、生まれてきた自分自身を。魂のあなたは、いつものあなたと同じリズム・波動・周波数ではありません。

通じ合うには、自分の居場所・中庸の場へ「ほ~っ」と息を吐いて坐り、ただただ、自分の身心と息が一つになるのを感じます。

そうして、心地よさを感じたら、きっと、考えや想いとは別の、生まれてくる前のあなた、胎児だったあなたを、感じられることでしょう。

 

小さな幸せは

誰もみな、しあわせを体験しようと、地上に生まれてきます。

宇宙の一員として地上に降り生きる、それは大いなるものと約束したことで、全宇宙が喜びに満ちる、とても素敵なことです。

なので、生まれてこれたことは必然で、計画は山あり谷ありのドラマを進むこと、と、それを実行し続けているあなた自身を、どうか、労ってくださいね。生まれてきた自分に、優劣・正誤・上下などの価値をつけずにいてくださいね。

幸せと感じる事柄は、一人一人違いますし、これが幸せと決まってもいません。ですが、日々の中で、ホッとすること、心地よく感じたことがあったら、それがとっても小さな出来事だったとしても、喜びを伴うので「幸せ」を体験した、といえるのではないでしょうか。

小さな出来事からきた幸せ、といって侮ってはいけません。その体験が、あなたが魂の計画の意味に気づくチャンスをもたらすかもしれないのですから。

身体で味わう地上体験が、魂の計画を「今」まさに生きていること。その中で「しあわせ」を十分味わい、喜びを感じて進んでいきましょう。

そうすると、希望が湧いてきますから。

希望は、新しい仕合せに出会う「扉」です。

 

(※1)良い意味も悪い意味も含まれる、めぐりあわせ・ご縁
(※2)幸運など良いことだけを意味する

山内ちえこ のプロフィール

山内ちえこ

青物商家で食材、植物に囲まれた環境で、様々な種類のペットたちとともに育つ。

幼少期より「商いの盛隆は、霊的、精神的な成長が大切」と祖父母の代よりその啓発や霊的示唆を受ける。

学生時代に過去世からの課題や、親や他者との関係を通して、身心と魂のバランスに苦慮した経験を持つ中「*身心一如」すると奇跡的な体験がもたらされることを、音楽芸術やスポーツ選手経験(競泳を経て、アーティスティックスイミング=シンクロナイズドスイミングを経験)を通して学ぶ。

胎内記憶、出産時の記憶を維持して成人する。

スポーツクラブ業界で乳幼児プログラム開発を経験後に起業。水・陸で行う様々な五感と感性に働きかけるセラピーやワークを国内外で学ぶ。重度重複障がいのある赤ちゃんとの出会いにより、感覚統合的エクササイズの開発に着手。

それにより「身心一如」と「魂の計画」との関係性の研究を掘り下げながら、障がいがある子どもとそのご家族を応援するNPO活動「JOY」クラブを設立し、障がいがある子どもと親が楽しみながら潜在に持つ力を発揮できる活動を始める。

北マリアナにあるサイパン島との文化交流親善大使を経験。同政府観光局、社会貢献的事業をサポートする現地企業などとの連携で、障害がある子どもの「身心一如」を体験できる国際交流活動にも着手した。

こうした活動、事業を行う中で「魂、心、身体」に気持ちを向ける「対話」が、健康状態や妊娠出産、生き方改善などに効果を期待できることに着目、実践研究を重ねてチエコメソード「対話ワーク」として確立した。

(株)ハグインターナショナルを設立後、池川クリニックにておなかの中の赤ちゃんと母親のヒーリング対話セッションの実践経験を積み、その後、おなかの赤ちゃんをはじめとして、言葉を話せない、話さない人を含め「動・植・鉱・物」など「全てのいのち」との対話ワーク、人生と仕事の発展コンサルティング、人生や人間関係、健康などの悩みに対応するヒーリング&セラピー、様々な事象の好転・改善に向かうワーク&コーチングなどを、大人子ども問わず行う。

*「身心一如」曹洞宗開祖である道元禅師が思想書「正法眼蔵」で説いた言葉。


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