喜びを思い出し 愛で心を満たすアロマ『私らしく生きるための東洋の智慧(連載第十四回)』

2021.8.9

  • twittertwitter
  • facebookfacebook
  • lineline

城戸亜輝子 ( Kwan-Yin クワンイン オーナーセラピスト )

リラクゼーションサロンでリフレクソロジー、整体、ロミロミなどのべ7,000人以上のボディケアを担当。またオーラソーマの探求をスタートし「Kwan-Yin クワンイン」をオープン。現在は新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。


アロマテラピーで運気アップ

前回のコラムより、それぞれの五行タイプの人が抱えやすい心身の不調と、アロマテラピーでそれを改善するためのセルフケアをお伝えしています。

 

私たちの心と身体の傾向は、持って生まれた五行バランスから診ることができます。

その偏りこそが私たちの個性であり魅力となりますが、ときにそのバランスが崩れることで、調子が上がらなくなってしまうことも。

 

心と身体が健康であることは、自分の才能を活かし、運気の波に乗ってチャンスを掴むためにも欠かせない要素。

香りのある生活を楽しみながら、運気も一緒にアップさせていきましょう。

 

感情のバランスがカギとなる火タイプ

火タイプの人たち(日干丙または丁の人/夏生まれの人など、命式に火が多い人)は表現者タイプ。火は伝達するエネルギーなので、周りに何かを伝えていく力に長けています。

 

アナウンサーやジャーナリストのように情報を伝える力がある人、アーティストタイプの人など、命式によって様々ですが、好きなことにエネルギーを注いで表現のスペシャリストになれるのが、この火タイプです。

 

また、火には周囲の人たちを温める力があります。

火タイプの人は誰かの役に立っているという手応えがその火をさらに強くし、自分自身の心を満たすことにも繋がります。

 

マイペースで好きなことに注力する火タイプの人たちは、生活のために仕事をするということがあまり得意ではないかもしれません。何に対しても、やりがいを感じられるかどうかを重要視する人が多いでしょう。

まわりと歩調を合わせなければならないとピリピリしてしまいがちなので、自分のペースを守れる環境がおすすめです。

 

そんな火タイプの人たちがバランスを崩すと、テンションの高低が激しくなって気分屋になりがち。まわりを振り回してしまい、自分自身も心臓への負担が大きくなって疲れやすくなります。

 

急に人恋しくなって寂しさを覚えたり、心の隙間を感じたりすることも。その傾向が強くなると、ときに依存を生み出す原因にもなってしまいます。

 

実はお酒、たばこ、コーヒーなど、依存性のあるものは「火」の象徴となるものが多いのです。

火タイプの人以外にもいえることですが、これらを大量に摂ってしまうときは、火のバランスが崩れているのかもしれません。

心の隙につけ込まれてキケンな恋愛にも縁ができやすくなるので、そんなときはちょっと心の状態を振り返ってみてくださいね。

 

愛情とインナーチャイルド

火は東洋思想の【五神】でいうと「神(しん)」にあたります。

 

神は思考や感情などの精神活動全般を司っており、「知性(マインド)」とも訳されます。

外界で起きていることを知覚として受けとり、それを思考や感情に落とし込んでいくのが神のはたらきのひとつ。

 

このように、外側で起きていることをどんな風に受け取ったか?どう感じたのか?ということが私たちの個性として表れるので、神は「自分がどんな人間であるのか」という、アイデンティティーを作っていくところだともいえます。

 

そして、前回お伝えした【魂(こん)】で受け取った人生の目的や方向性を実現するために、自分にとっての喜びや心を満たすものは何かを認識するのも神の役割。

 

この神が成長するには、愛情が不可欠です。

例えば幼い頃に、親をはじめ周囲からの愛情を受け取ることができなかった場合、何に対して喜びや楽しさを感じるのかがわからなくなってしまうことがあります。

 

また、自己価値の低さから周囲の人たちの言動を曲解して受け取ってしまい、必要以上に傷ついたり悲しんだりと、感情的になってしまいやすくもなるのです。

 

このように、火はインナーチャイルドのテーマと深い繋がりがあります。

先ほど火のバランスと依存について書きましたが、子どもの頃に寂しい思いをしたトラウマが依存の問題や体の不調に繋がることも。

 

それらのアンバランスは、以下のような身体の不調として現れやすくなります。

 


◎情緒不安定

◎焦り

◎神経衰弱

◎のぼせ・冷えのぼせ(熱中症も)

◎記憶力や認知力の低下

◎アレルギー性の不調

◎肺や気管支系のトラブル

◎循環器系の不調(貧血・高/低血圧など)

◎味覚の異常

◎不眠

 

火のバランスを調えてくれる精油たち

火タイプの人たちはもちろん、このような傾向をもっている人たちにおすすめの精油は、「イランイラン」「ローズマリー」「ジャスミン」「コリアンダー」「ローズ」です。

 

イランイラン

気分が落ち込みがちなときに、喜びや楽しみの感情を思い出させてくれます。

心を潤してリラックスさせてくれるので、寝室に香らせると良いでしょう。

また女性性を高める精油でもあります。セックスレスの悩みにも。

 

ローズマリー

シャープな花の香りは心に活力を与え、エネルギーを高めてくれます。

集中力が欲しいときは、ティッシュに垂らして香りを取り込みながら深呼吸を。

身体を温める作用があるので、エアコンの冷えには足浴がおすすめです。

 

ジャスミン

うっとりするような濃厚な香りで、月の女神たちと関係があるといわれます。

恐れや不安を取り除いて、愛情を素直に表現できるようにサポートしてくれます。

女性性を高めて、ホルモンバランスを整える作用も。

 

コリアンダー

聞きなれない名前かもしれませんが、コリアンダーとはパクチーのこと。

スパイシーな香りが心に火を灯し、人生を前向きに歩んでいく力を与えます。

目標に向かう情熱や喜びを思い出させてくれるでしょう。

 

ローズ・オットー

愛の波動をもっているといわれるローズ。

悲しみや喪失感を和らげて、再び歩き出せるように寄り添ってくれます。

肌の炎症や乾燥にも良いので、ローズウォーターやバスソルトとしても。

 

各精油には禁忌や注意事項があります。

精油を使用する際にはそれらを調べてから、日常生活に取り入れましょう。

また、合成香料の入ったアロマオイルも出回っていますので、必ず100%天然のものを使った精油(エッセンシャルオイル)を使用してください。

 

私たちを生かす心臓と愛情

火は【五臓】でいうと、【五腑】でいうと小腸にあたります。

 

心の中枢となる臓器は心臓です。

生物の命が生まれるとき、最初に形成される臓器は心臓ですよね。

他の臓器は切除してもなんとか命をとりとめることができますが、心臓が動かなくなれば私たちは生きていくことができません。

 

一方で、心の面からみたとき、火は愛情と深く関係しています。

そう考えると、私たちの身体を生かすのは心臓であり、心を生かしているのは「愛」なのではないかと思うのです。

 

火タイプの人たちは、好きなことを追究してそれを表現していく力をもっています。

そこには対象に向ける愛情や情熱が不可欠です。

 

火は色でいうと赤を指しますが、オーラソーマの色彩言語でも赤は「愛」「情熱」「血液」などを意味しています。

しかし、愛に傷つくことがあれば「もう同じ思いはしたくない」と、私たちは自分の愛情や情熱を封じ込めてしまうかもしれません。赤は抑圧するパワーにもなれるのです。

 

火タイプの人の心を元気にするものは、愛であり、自己表現であり、誰かの役に立っているという満たされた気持ちです。

そのためにはまず感情のバランスを整え、物事をありのままに観ることができるようになること。そして、自分自身のありのままを受容できるようになることが大切。

そのためにもアロマテラピーは大きなサポートとなるでしょう。

 

皆さんがアロマを味方につけながら、自分らしくのびのびと表現していくことができますように。

城戸亜輝子 のプロフィール

城戸亜輝子

会社員時代、セルフケアのために学んだアロマテラピーの奥深い世界に魅了され、本格的にアロマセラピストの道へ進むことを決意。

2008年から約5年間、福岡市内のリラクゼーションサロンにてリフレクソロジーや整体、ロミロミなどを通し、のべ7,000人以上のお客様のボディケアを担当。

その後、自分の今後を悩み始めたタイミングで、イギリス発祥のオーラソーマ®と再会。サロンの店長として日々奮闘する傍ら、オーラソーマの探求をスタートする。

より自分らしい生き方へとシフトさせてくれたオーラソーマの魅力、そして、体だけでなく心をケアすることの大切さをもっと伝えていきたいと、2013年5月【Kwan-Yin クワンイン】をオープン。

5周年を迎えた2018年5月、結婚という転機を迎えて自宅サロンとして再出発。

「心身両面、そして魂からの歓びと幸せをサポートする」という想いは変わらず、新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。


ホームページ→ https://www.kwan-yin.jp


おすすめ関連記事