アロマで恐れを癒し 自分の可能性を育もう『私らしく生きるための東洋の智慧(連載第十七回)』

2021.11.30

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城戸亜輝子 ( Kwan-Yin クワンイン オーナーセラピスト )

リラクゼーションサロンでリフレクソロジー、整体、ロミロミなどのべ7,000人以上のボディケアを担当。またオーラソーマの探求をスタートし「Kwan-Yin クワンイン」をオープン。現在は新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。

東洋思想では、私たちの気質や体質を五行で診ることができ、大まかに【木・火・土・金・水】五つのタイプに分けることができます。

 

現代社会を生きる多くの女性が幸せな心と身体を作っていくために、それぞれの五行タイプにおすすめしたいアロマをご紹介するシリーズ。

今回はラストとなる水タイプです。

 

水タイプの人たちの基本的な性質や特徴は、こちらをご覧ください。

★すべてを包み込む受容力 ~ 水タイプの特徴(連載第十二回)★

 

 

万物を生み育む水のエネルギー

水タイプの人たち(日干が壬または癸、冬生まれの人、命式に水が多い人など)は、知的で思慮深く、まわりの人たちを広い心で包み込む力をもっています。

 

五行の「水」の質は、ひと言で表すと「養育の質」

それと同時に「受容性」という性質があるのですね。

 

私たちは誰もが母親のおなかの中で、羊水に守られながら十月十日を過ごします。

水は地球上で暮らす私たちにとってなくてはならないものであり、それは母性の象徴です。

 

そのように水タイプの人たちは、何事に対してもジャッジすることなく、すべての人を受容することができる母のような存在。

内に秘めた悩みをよく打ち明けられる、という水タイプさんも多いのではないでしょうか。

 

五行の水は臓腑でいうと【腎】【膀胱】と関連しており、腎には親から受け継いだ「先天の気(精)」が貯蔵されているといわれます。

そして、その先天の気は私たちの精力・生命力と関係しているので、女性にとって婦人科系の悩みはこの五行の水がキーになることも。

 

水(みず)は器によって形を自由自在に変えることができます。

それはつまり、過ごす環境によって性格や価値観などが大きく変わるということ。

どんな環境に身を置くか、どんな人たちと一緒に過ごすかは、水タイプの人にとって重要なポイントなのです。

 

バランスが取れた水タイプの人は、意志が強く持久力があり、ひとつのことをやり続ける力をもっています。

広い世界でクリエイティブな仕事に携わったり、専門性と緻密さを活かしたりと、持ち前の知性を通して自分を表現してもいけるでしょう。

 

しかし、身の回りの環境次第では、まわりに流されて継続する力を失ってしまうことがあります。

近頃なんだか飽きっぽくなってきたなと感じたら、本当に自分に合った場所にいるのか見直してみては。

 

また、自分の意志や考えを抑えつけられるような体験をすると、どんどん気持ちが澱んで無気力に。

その状態は免疫力を下げ、ストレスに打ち勝つ力も弱くなってしまいます。

 

いつも気持ちが張り詰めている、不安や恐れで頭がいっぱいになりがち、想いを行動に起こせない…。

水タイプの人にとって、そんなときは心と身体のバランスを取り戻すサインです。

 

成長して自己を開花させていく

東洋思想において、五行は精神活動を表す【五神】にそれぞれ分類されます。

その中でも水は「志(し)」にあたります。

 

志は様々なものを創造する力です。

水は生殖機能に深く関わっていますが、直接的に子どもを産み育てることだけでなく「自分の内側から何かを生み出したい」という想いにも通じています。

 

そのような創造性、成長したい・想いを成し遂げたいという自己実現を求める気持ちは、人間にとって本能的なもの。

この「志」のエネルギーが安定していると、自分自身を正しく省みて、何かを生み出していこう、育んでいこうと努力し続けることができます。

 

しかしそのバランスが崩れているとき、私たちは自信を失い、評価されることや自分の力を抑えつけられたり奪われたりすることへの恐れで頭がいっぱいになりがち。

その恐れや不安から神経を張りつめすぎて、心身に不調をきたすことも。

 

そんなとき、水タイプの人たちは冷えやめまい、不眠などとして身体に表れます。

ゆっくりとお風呂で身体を温めるだけでも、心身が緩むのを感じられるだろうと思いますので、ぜひ日々の習慣になさってください。

 

 

水タイプの人たちが心や体のバランスを崩すと、これらのような不調として現れます。

◎免疫力の低下

◎冷え性

◎乗り物酔い

◎耳の不調(難聴・めまい等)

◎膀胱炎

◎婦人科系の不調

◎不眠

◎物忘れ

◎肩こり

◎むくみ

 

 

水のバランスを調えてくれる精油たち

水タイプの人はもちろん、これらのような不調を感じやすい人におすすめの精油は

「ジュニパー」

「ゼラニウム」

「ラベンダー」

「タイム」

「シダーウッド」

です。

 

ジュニパー

多くの効能をもった植物で、古代から儀式や伝染病の予防などに利用されてきました。

現在でも浄化力の高い精油として知られており、むくみや冷えにも効果的です。

バスソルトに加えたり、脚のトリートメントに使用したりするのがおすすめ。

 

ゼラニウム

葉からとれる精油ですが、甘くて優しいフローラル調の香りでローズを思わせます。

ホルモンバランスを整えて女性性をサポートしてくれる、女性の強い味方。

不安や恐れが強いとき、感情を押し殺してしまうときに心を開放してくれるでしょう。

 

ラベンダー

神経をゆるめて副交感神経を優位にしてくれるので、不眠でお悩みの方に最適。

ついイライラしてヒステリックになってしまうときにも優しくサポートしてくれます。

香りが羊水に似ているという逸話があり、母親との関係性を癒す精油とも。

 

タイム

強壮作用があり、身体の陽のエネルギーを高めてやる気を与えてくれます。

恐れや不安で動けなくなっている人も、自分を変える勇気が湧いてくるでしょう。

これからの季節は、冷え性改善や風邪・インフルエンザ予防に、芳香浴や沐浴として。

 

シダーウッド

水に対応する腎の気を高めて、どんな状況でもブレない自分を作ってくれる精油。

意志を強くもてるように働きかけて、物事を継続させる力を与えます。

リンパの流れを改善してくれるので、トリートメントオイルとしてもおすすめです。

 

 

各精油には禁忌や注意事項がありますので、使用する際にはそれらを調べてから、安全にセルフケアに取り入れてください。

また、合成香料の入ったアロマオイルも出回っていますので、必ず100%天然のものを使った精油(エッセンシャルオイル)を使用しましょう。

 

 

自分の可能性を信じて芽吹きを待つ

水は色で表すと玄(黒)にあたります。

 

オーラソーマでは、すべての色を含んでいるディープマゼンタという色があり、たくさんの可能性をそこに宿している「種」と解釈されます。

水も同じく植物でいうと種の状態であり、その種の中に生命力がぎゅっと詰まっているのです。

そして、ディープマゼンタの入ったボトルは「レスキューボトル」とも呼ばれ、深い癒しをもたらすボトルでもあります。

自分の中にある大きな可能性をいつも信頼し、生まれもった個性や才能を伸ばしていくための努力を惜しまない。

なおかつ、すべてを包み込む受容性をもつ水タイプの人たちの質との繋がりを感じました。

 

日干壬さんは海のように大らかで酸いも甘いも受け容れることができ、日干癸さんはしとしと降る雨のように分け隔てなく滋養を与えられる人。

 

そんな私たちの命の水は、時として大雨による洪水や津波など、脅威にもなりうる大きなエネルギーをもっています。

水の人たちは理知的で自己を省みる力があるがゆえに、感情を抑えて内側に溜め込んでしまい、一気に爆発させてしまうこともしばしば。

 

アロマのもつ癒しの力がみなさんのサポートとなり、いつでも自分自身をまるごと受け入れられますように。

そして、落ち込んでしまう日も自信を取り戻せたらと願います。

城戸亜輝子 のプロフィール

城戸亜輝子

会社員時代、セルフケアのために学んだアロマテラピーの奥深い世界に魅了され、本格的にアロマセラピストの道へ進むことを決意。

2008年から約5年間、福岡市内のリラクゼーションサロンにてリフレクソロジーや整体、ロミロミなどを通し、のべ7,000人以上のお客様のボディケアを担当。

その後、自分の今後を悩み始めたタイミングで、イギリス発祥のオーラソーマ®と再会。サロンの店長として日々奮闘する傍ら、オーラソーマの探求をスタートする。

より自分らしい生き方へとシフトさせてくれたオーラソーマの魅力、そして、体だけでなく心をケアすることの大切さをもっと伝えていきたいと、2013年5月【Kwan-Yin クワンイン】をオープン。

5周年を迎えた2018年5月、結婚という転機を迎えて自宅サロンとして再出発。

「心身両面、そして魂からの歓びと幸せをサポートする」という想いは変わらず、新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。


ホームページ→ https://www.kwan-yin.jp


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