2019.5.11
腸律セラピーとは?『心と体の調律(腸律)〜 腸律セラピーで腸を調える(連載第一回)』

はじめまして。
「腸律サロン セラピーエ」代表の小澤かおりです。
これから連載というかたちで皆様に「心と体の調律(腸律)」についてお話をして参りたいと思います。お付き合いのほど宜しくお願い致します。
腸律師になった理由(わけ)
まず最初に、私がなぜ『腸律師』として働いているのかを少しお話しさせていただきます。
私が一番最初に就いた仕事は『腸律師』とは全く関係のない海外旅行のツアーコンダクターという仕事でした。
幼い頃から両親が共働きだったため、祖母が私の面倒をみてくれていました。そのせいもあり、私は大のおばあちゃん子で、嬉しい事も悲しい事も、いつも全ておばあちゃんに報告するような子供でした。
父はとても厳しく、事あるごとに家族に手を挙げる人でした。小さな私は父に手を挙げられても何も抵抗することが出来ず、ただただ、心の中でずっと「絶対に泣くもんか」「絶対にあやまるもんか!」と耐え続けることしか出来なかったのです。
そんな時に祖母は私の頬に両手を当てて「大丈夫!」と優しく撫でてくれるのです。祖母の手が触れた途端、我慢していた涙も、怒りも、痛さも全て、わあ~っと解放されたのを覚えています。
祖母の手は私にとって『魔法の手』そのものでした。
それから短大を卒業して、私はアメリカに渡り、その後すぐにツアコンとして働き始め、殆ど日本にいないような忙しい生活を送っていました。
実家にいる祖母と会う事も話をする時間も無くなり、日々の仕事に追われて、祖母の存在すら薄くなっていきました。
ある日、悲しい事件が起こります。
私が仕事で日本を出国した日に祖母が急死したのです。祖母の死について何一つ聞かされておらず、2週間ほどのツアーを終えて帰国すると、お葬式まで全て終わっていた状態でした。
大好きだった祖母に、最期の挨拶も恩返しも何もしてあげられなかった後悔で暫くの間、何も手につかない状態が続きました。
でも、その時にふと周りに目を向けてみると、自分の周りにも大勢のお年寄りがいることに気がつきました。
自分の祖母ではないけれど、この方たちを自分の祖母だと思って優しく接してあげられることができたら、祖母にしてあげられなかった恩返しをしてあげられたら、きっと天国の祖母も喜んでくれるんじゃないか。
祖母が私にしてくれた「大丈夫!」の手の温もり。
今度は私の手で誰かの心も解放してあげよう!
私はツアコンという仕事を辞め、介護士という仕事に就くことになりました。
介護施設で働き始めてしばらくすると、私は違和感を持ちはじめました。殆どの施設利用者が、大量の薬を服用されていることでした。
当時、私は薬のことを信じていたので薬を飲んだら病気は善くなると思っていました。
しかし、薬を大量に服用している方のほとんどが共通して何故か酷い排便トラブルにも陥っていたのです。
排便トラブルに陥る利用者を診ていくと、その症状が長引けば長引くほど、認知症などの症状が悪化していっているのではないか…という疑問を持ったのです。
もしかしたら、病気、薬、排便トラブルを起こす腸の動きは何か連動しているのではと思い、独自に腸のことを調べ上げた結果、腸には素晴らしい可能性がある!ということが分かりました。
腸を元気にしていく方法を色々と試し、そして考え、最終的にこの『腸律セラピー』を考案したのです。
この腸律を広げ、介護のない世界を作ろう!
介護だけじゃなく、病気予防、美容やメンタル、そして人間関係といった幅広い分野にもこの腸律は役立つ一つの方法になると確信し、『手の温もりで救う』を志に立て、2016年 腸律サロン セラピーエをオープンしました。
腸律セラピーとは
「腸律セラピー」と、「腸揉み」との大きな違い。
それは腸律の施術は 「腸を揉まない」ということです。
「擦る(さする)」のです。
「擦る」 = 「察する」
腸律は先ず人の心を察することから始めるのです。
腸ももちろんですが、心を最も大切に扱います。
緊張するとお腹が痛くなったりしませんか。
それは精神面や気持ち、心が腸と確実に連動している証拠なのです。
ただ腸を揉めば善くなる訳ではなく、腸に負担をかける原因を探さないといけません。そしてその原因は一人ひとり全く違うのです。
生活習慣が腸を弱らせる場合もあります。食生活が弱らせていることもあります。
そして精神的な疲れも腸を弱らせる大きな原因の一つとも言えます。その原因を一緒に探し、そして少しずつ排除していく事から始めていきます。
ですので、私の行なっている事は
腸律『揉み』ではなく、腸律『セラピー』なのです。
屋号の『セラピーエ』の意味も『セラピーの家』『ようこそセラピーへ』という意味から付けたものです。
そしてもう一つ大事な事は、自分で出来るということです。
介護士時代、人生で一番大切な事は何なのかという事を学びました。それは『自分で生きていく力』でした。
ですので、私は皆さんに自分で出来る「セルフ腸律」も一緒にお伝えしています。
腸を弱らせる原因を探し、それを少しずつ排除し、自分の手で腸律をしていくことによって、腸は自ら動く力を取り戻してくるのです。
腸が動く力を取りもどし、心も身体も健康な状態になったら、いよいよサロン通いからの卒業です!
是非、卒業を目指し、その先の人生も絶好腸‼️で過ごして欲しいと願っています。
セラピーエに来られる人の人生がより良く変化していくことを心より願いながら日々お客様のお腹と向き合っています。
「腸律セラピー」に少しでも興味を持ってくださいましたら、是非一度サロンまで足を運んでみてください。
HPよりご連絡をお待ちしております。
そして、どうしてもサロンにお越しになれない皆様、心と体に不調を抱えていらっしゃる皆様、これまで腸に関心をお持ちでいらっしゃらなかった皆様には、これから始まります連載でいろんな情報をお伝えして参りますので、楽しみにして頂けましたら幸いです。
次回は、最近多い『落下腸』=『ポッコリお腹』のお話し。
夏になる前に、水着姿になる前に、ポッコリお腹を解消しませんか?
小澤かおり のプロフィール

腸律サロン セラピーエ 代表 腸律師。
介護士時代、『排便トラブル』に悩む多くの利用者様が認知症などの病状が悪化していく状況に気付く。排便トラブルの原因を探っているうちに、薬、病気、腸の動きに着目する。
腸には体の不調を改善させる大きな可能性があることが分かり、介護予防、病気予防、健康、美容、不眠、鬱などの全ての改善に繋げたいと腸律サロン セラピーエをオープン。
不調の原因を腸から読み取るオリジナルメソッドを提供。『自分で生きられる力』が何よりも必要と考え、自分で出来るセルフ腸律も教えている。
『手の温もりで救う』を志に、サロン通いからの卒業を目指し『一家に一人の腸律師』を増やすべく、執筆活動や講演活動も行なっている。