ワイルドローズで生命に輝きを『心を癒す花のエネルギー バッチフラワーレメディのある暮らし』(連載第五十一回)

2022.6.29

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京ヶ島弥生 ( フラワー&アロマセラピスト )

フラワー&アロマセラピスト。心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。

淡々とした毎日。

ごくまれに、いつもと違うことも起きるけれど、それによって大きく変わることもない。

喜びもないが苦しさも感じない、そんな生活に慣れてきた。

そんな人には、ワイルドローズの”たった2滴”が、かすかな刺激となって、活き活きとした日々に戻してくれるでしょう。

無気力、無関心、あきらめの境地で

毎日明けて暮れていくが、何の起伏もなく感情的にも平坦な暮らし。

取り立てて関心を掻き立てられることもなく、小さな感動も感じないけれど、悲観するほどでもない気分です。

日々が流れていき、自分はそれに沿って生きているだけ。
特に奮闘しなくても、暮らしていけるのです。

きっと楽しくもないけれど、悲しくもないので、特に不満もありません。この毎日を受け入れるしかないのだとわかっているからでしょう。

こんな気分は、自分では気がつかなかったりします。

人生の舞台から何の疑問も抱かずに降りている、あるいはその場にじっと動かず留まっていますが、自分自身の強い意思からそうなったのではないので、そのことが感情の起伏さえ失わせています。

本人はそう思っていませんが、はたから見ると、全体に精気がなく、無表情であったりします。いつもは赤く輝く頬も、笑顔を見せることもなく、青白くくすんでいるようだったりします。

自分の周りで起きることに諦めがあり、一見周囲から見るとつらいように思えることでも、何事も受け入れ、流して暮らす。

それは楽しみを見出そうともしない態度で、さらに何の不満も抱かないという状態を招きます。

 

無自覚な諦念にとらわれた日々は

今起きていることに関心がない。
心が動かない。
人生に喜びを感じられない。

不幸せな家庭生活、満足できない仕事、慢性病や不治の病などの不幸な境遇に抗うことなく、ただただ受け入れてい淡々と暮らすようになったら、精神的な危機にあります。

でも自分自身は、それを感じないので、そこに留まっています。

これまで明るくエネルギッシュだった人でも、血の気が失せて無表情、無気力になっているように見える・・・。

周りの人がそう気づいたら、ワイルドローズのレメディを飲んでもらいましょう。

ワイルドローズは、日々の生活や人生の実現に無関心、無気力な人のためのレメディです。

ワイルドローズのレメディを飲むと、日々の実態は変わらないのに、小さな変化にも興味が湧き、自分にも自分の身の回りことにも、活き活きと感じるようになるでしょう。

人の生が本来持つ、自由さと柔軟な感覚を思い出すので、解放され、積極性と好奇心が甦り、再び喜びや豊かさを感じることができます。


淡いピンクの花は、鋭い棘に守られて

ワイルドローズ(ドッグローズ、セイヨウノイバラ)」は、1935年春、煮沸法で作られました。

藪の中にふと現れる低木ですが、太陽に向かって伸びて行き、1.5mくらいになります。

長く下向きのアーチ型の棘のある枝が特徴で、棘の刺す痛みを避けて近づくことは容易ではありません。

根は力強く発達し、毎年常に新しく芽吹き、一斉に花を咲かせます。

その花は、蕾の時は赤に近い濃いピンクですが、開くと白、ピンク、ローズピンクにグラデーションして薄いピンクの可憐さを表し、たくさんの黄色い雄しべがアクセントとなっています。

花の後、真っ赤に結ぶ偽果はローズヒップとして、栄養豊富なお茶やオイルをもたらしてくれます。

 

バラは古代から太陽の花として愛されてきました。

その1年は、太陽の運行と一致して、春には淡緑色の葉を広げ太陽から栄養をいっぱい受け取ります。

5〜7月の夏至の頃には可憐な花を咲かせ、天にその美しい姿を誇り、秋には小鳥が大好きな赤い実をつけ、風や空と仲良く暮らします。

冬の季節は葉も落とし、地中に広く深く張った根が大地とともに休みます。

ワイルドローズは、人生を諦め、感動なく日々を淡々と暮らす人に、ほんのかすかな刺激を優しく与え、それによって、もう一度活き活きした毎日を迎えることができるようにしてくれます。

自覚のない諦めの状態には、ワイルドローズの上へ上へと伸びながら花開き、最後にしっかりと赤い実を結ぶ、一途な生命力を借りてみましょう。

諦めの境地から戻るためには、まず、ワイルドローズの花とともに、心のありかを自分に引き戻すことから始めましょう。

 

バッチ博士の言葉

はっきりとした十分な理由もなしに、自分の周りで起こる事柄に対して諦めの気持ちを持っていて、生活を当たり障りなく過ごし、物事をそのまま受け入れて、物事を良くしたり、何か楽しいことを見つけたりという努力はしません。そして不平を言うこともなく、人生における戦いを拒否してしまっています。

『トウェルブヒーラーとその他のレメディ』エドワード・バッチ(1936)
『バッチ博士の遺産』所収(2012)バッチホリスティック研究会・訳・刊

京ヶ島弥生 のプロフィール

京ヶ島弥生

心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。


東京は下町生まれ、1998年に鎌倉・七里ガ浜に移住。

2001年から、アロマセラピー、バッチフラワーレメディ、ハーブセラピー、ホリスティックヘルスなどの自然療法分野で、講座やイベントの開催、個人から企業までのコンサルテーション、商品の販売など、東京、横浜、鎌倉で場所・ジャンルを問わず活動。


東京でのハードなビジネスマン生活20年、大学教員15年、ワーキングマザー30年、介護施設での高齢者ケア、災害ボランティアなども経験。

こうしたバックグラウンドにより、子供から大人、ご高齢の方、男性女性問わず、どなたのご相談にもお応えできるプロフェッショナルなフラワー&アロマセラピスト。



○バッチ財団登録プラクティショナー・バッチ国際教育プログラム認定講師

○IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト

○日本ホリスティック医学協会認定生活習慣病予防指導士・ホリスティックヘルス塾インストラクター
○
有限会社フロスヴィータ 代表取締役


ホームページ→ http://www.flosvita.co.jp
Facebook→ https://www.facebook.com/flosvita/


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