四柱推命とパートナーシップ『私らしく生きるための東洋の智慧(連載第二十三回)』

2022.7.4

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城戸亜輝子 ( Kwan-Yin クワンイン オーナーセラピスト )

リラクゼーションサロンでリフレクソロジー、整体、ロミロミなどのべ7,000人以上のボディケアを担当。またオーラソーマの探求をスタートし「Kwan-Yin クワンイン」をオープン。現在は新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。

あっという間に2022年も下半期に突入。

今年は全国各地で例年よりもかなり早い梅雨明けを迎えています。

 

四柱推命をはじめとする東洋の思想では、まずはじめに天の気が動き、その天の気が一ヶ月半ほど経って地に降りてくると考えます。

本来ならこの時期はまだ梅雨の最中ですが、干支暦6月(2022年は6月6日~7月6日・年によって日にちが前後します)は午月と呼ばれ、天の季節はここで極陽を迎えます。

つまり、天ではもう夏真っ盛りという訳なのですね。

 

今年の干支暦6月の干支は 丙午 で、天干の丙は陽の火であり、太陽を象徴しています。

天干も陽の火、地支も極陽ということで、異例の速さでの梅雨明け、そしてすでに猛暑日が続いているのはさもありなんという感じです。

 

渇水が心配されるところですが、戻り梅雨も予想されていますので、それが恵みの雨となりますように。

 

パートナーシップは不変のテーマ

干支暦では7月7日に小暑で節入りを迎え、丁未月に入ります。

 

7月7日は皆さんご存知の通り、七夕。

七夕といえば織姫と彦星のエピソードが有名ですが、これは古代中国の詩歌が元になっているそうです。

 

今も昔も恋愛や結婚の悩みは不変で、私が提供している四柱推命の個人セッションでも、パートナーシップのご相談を多く受けます。

 

それだけ私たちの魂の成長にとって、パートナーシップのテーマは外せないものなのでしょう。

誰かと共に生きていくことは、相手を鏡として自分自身と向き合う大きなきっかけとなりますから。

 

実は【魂】という漢字にも、パートナーシップのテーマが隠されています。

魂は「鬼」が「云う」と書きますが、この「鬼」という文字は十干の「甲」と「乙」が一緒になった形だという説があります。

 

甲は木の陽、乙は木の陰。陽は男性であり、陰は女性です。

つまり、【鬼】は男女が手を取り合って現実を乗り越えながら生きていく姿であり、魂にはそのテーマが隠されているともいえるのです。

 

互いを分かち合い認め合っていく

四柱推命には 五原則 というものがあります。

 

五原則とは「私」と周囲との関係性を診ていくためのものです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

私という種を育てるように生きる『私らしく生きるための東洋の智慧(連載第五回)』

 

この五原則の関係性をより詳細に表したものが 通変 です。

 

通変を用いると、命式中の「私」を表す日干を基準として、自分自身が周囲とどのような関係性をもっているのかを具体的に知ることができます。

 

五原則の同気、すなわち自分自身と同じ五行との関係性ですが、同気は【比肩(ひけん)】【劫財(ごうざい)】のふたつの通変に分けられます。

 

比肩とは、自分と同じものが肩を並べている、という意味をもちます。

ここには自分と他者の区別がなく、良くも悪くも「私」という主観しかありません。

 

ですので、命式の中にこの比肩を沢山もつ人は、マイペースで我が道を進むタイプが多く、自分の世界を守りたいという気持ちを強くもっています。

つまり比肩とはエゴ=自我ともいえるのですね。

 

対して、劫財はネゴ(ネゴシエーション)=交渉・折衝です。

 

自分と他者、違う魂をもって生まれ、違う環境で育ち、違う価値観をもっている者同士がどうやって折り合いをつけていくのか。

他者との間でどんな風に化学変化を起こし、新しいものを生み出していくのか。

 

これはパートナーシップのテーマそのものです。

 

劫財には「財」という漢字が入っていますが、四柱推命でいう財とは、お金はもちろん、健康や人・社会からの信頼など、人生における広い意味での宝物・財産を示しています。

 

多様な生き方が認められるようになった現代、結婚や恋愛のあり方も同様に多種多様になってきました。

ですが、多くの人たちは結婚するとパートナーと生活を共にし、財産を共有します。

 

食事や睡眠など、どのようなライフスタイルを送っているのかは健康に大きく関係しますし、まさにこれも財を築くことに繋がっていますね。

 

そのように、ネゴシエーション力を磨いて、二人でよい関係を築くことができればできるほど、私たちの人生の実りは大きくなるのだと東洋思想では考えられているのです。

 

パートナーとお互いの価値観や考え方を分かち合い、認め合いながら、自分だけでは生み出せなかった「二人のカタチ」を創り上げていくこと。

 

それはときに試練やハードルのように感じることもあるでしょう。

しかし、目の前のパートナーと人生を共にすることは、きっと魂が自分の成長のために決めてきたこと。

どんなハードルであれ、2人にとって必要な出来事が起きているのだと思います。

 

またネゴシエーションとは、決して自分が我慢して相手を優先することではありません。

自分自身をよく知り、人生においてどんな価値観を大切にしたいのか、どんなパートナーシップが理想なのかなど、ちゃんと相手に伝えることができる力もとても大切。

 

相手を受け容れる力だけでなく、自分の想いや考えを伝える勇気も同時に身に付けていきましょう。

 

今、パートナーを求めている人へ

永遠のテーマともいえる恋愛や結婚の悩みですが、ここ数年は結婚相談所やマッチングアプリを通して婚活をされている方たちの相談がグンと増えました。

 

皆さんのお話しを伺っていて感じることは、条件だけで相手を決めるのは難しいということ。

 

年齢や職業、年収、容姿、趣味、どんな結婚生活を望んでいるか…などなど、パートナーに求める物理的な条件を提示できる人は少なくないでしょう。

 

特に、現代のような一寸先の世界がどう変化していくのか見えづらい時代は、目先の不安を払拭することを最優先に考えて、結婚相手に安定した職業や高い収入をつい求めてしまいがちです。

 

しかし、そこには「自分自身が相手に何をしてあげられるか」という視点が欠けているように感じるのです。

 

相手に支えてもらうことばかりを考えるのはエゴ。

先の読めない時代だからこそ、どんなときもお互いに支え合える相手かどうかが最も大切なのではないでしょうか。

 

夫婦は二人でひとつです。

おもしろいもので、四柱推命では夫婦どちらかのエネルギーが高くなると、もう片方のエネルギーはバランスをとるかのように下がるといいます。

 

つまり結婚後、もしも自分自身が仕事で活躍するなど、今以上に輝けるタイミングがきたならば、パートナーのエネルギー値は下がってしまう可能性もあるということ。

すべては陰陽の関係で成り立っているのがこの世界なのですね。

 

パートナーを探す中で、もしも相手に安心のための収入や肩書ばかりを求めるのだとしたら、目の前のお相手はその立場が逆転したときに、それでも一緒にいたいと思える相手でしょうか?

パートナーが苦境に立たされたときに、支えてあげたい、一緒に乗り越えたいと思える相手でしょうか?

 

四柱推命に触れていると、理想のパートナーシップとは何かをより深く考えさせられます。

 

今、パートナーを求めている人は、東洋思想の視点で改めて理想のパートナー像を掘り下げてみてはいかがでしょうか。

気づかずにいた自分の本音に気づき、真に求めるパートナーに出会えるかもしれません。

城戸亜輝子 のプロフィール

城戸亜輝子

会社員時代、セルフケアのために学んだアロマテラピーの奥深い世界に魅了され、本格的にアロマセラピストの道へ進むことを決意。

2008年から約5年間、福岡市内のリラクゼーションサロンにてリフレクソロジーや整体、ロミロミなどを通し、のべ7,000人以上のお客様のボディケアを担当。

その後、自分の今後を悩み始めたタイミングで、イギリス発祥のオーラソーマ®と再会。サロンの店長として日々奮闘する傍ら、オーラソーマの探求をスタートする。

より自分らしい生き方へとシフトさせてくれたオーラソーマの魅力、そして、体だけでなく心をケアすることの大切さをもっと伝えていきたいと、2013年5月【Kwan-Yin クワンイン】をオープン。

5周年を迎えた2018年5月、結婚という転機を迎えて自宅サロンとして再出発。

「心身両面、そして魂からの歓びと幸せをサポートする」という想いは変わらず、新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。


ホームページ→ https://www.kwan-yin.jp


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