2022.9.30
いつまでもパートナーと幸せな関係でいたい!恋愛・結婚で二人が上手くいくためのヒント『私らしく生きるための東洋の智慧(連載第二十五回)』

今回はパートナーシップのパターンのひとつとして、結婚相手や長く連れ添うパートナーとどんな関係性を築く傾向にあるのか?
私たちが生まれもった命式から診ていきたいと思います。
私たちはパートナーが変わっても、気がついてみれば似た人を選んだり、毎回同じような悩みを抱えやすいものです。
それはつまり、何事も相手に原因があるのではなく、自分自身がその状況を作り出しているということ。
だからといって、自分を責める必要なんてまったくありません。
繰り返しているパターンに気づき、それらが望まない現実を作っているのであれば、自分自身の思考や行動を見つめ直して手放していければ大丈夫!
みなさんがさらに幸せなパートナーシップや結婚生活を続けるための、ひとつの指針として活かしてくださいね。
パートナーとどんな関係性になりやすい?
それでは早速、自分のパートナーシップの傾向を探ってみましょう。
命式の中では自分自身は日干、パートナー(結婚相手)の象徴は日支です。
①こちらのサイトから自分自身の生まれた日にちを探して、【日干支】の欄をチェックします。
日干支の左の文字(十干)が日干、右の文字(十二支)が日支です。
②次に、日干(自分自身)の五行を調べます。
甲・乙 ⇒ 木
丙・丁 ⇒ 火
戊・己 ⇒ 土
庚・辛 ⇒ 金
壬・癸 ⇒ 水
③同じように、日支(パートナー)の五行を調べます。
寅・卯 ⇒ 木
巳・午 ⇒ 火
辰・未・戌・丑 ⇒ 土
申・酉 ⇒ 金
亥・子 ⇒ 水
④下にある五行の相関図から、自分の日干と日支の関係性を調べます。
日干と日支が同じ場合は【比和(ひわ)】となり、関係性は【相生(そうしょう)】【相剋(そうこく)】【比和(ひわ)】の3種類になります。
例)1987年9月23日生まれの場合
この日に生まれた人の日干は乙(木)、日支は亥(水)ですので、日支が日干を相生する関係です。
さぁ、それでは以下でみなさんのパートナーシップの傾向をチェックしてくださいね!
大きく五つのパターンに分けることができます。
夫婦・パートナーと幸せな関係を築くコツ
日干が日支を相生している
相生とは親子の関係を表しています。
つまり、あなたがパートナーを育てて尽くすような関係になりやすいのがこの命式。
パートナーに何かしてあげたい!という気持ちが強いのではないでしょうか。
元々、自分がもっているパワーが強い人にとっては、エネルギーの循環がよくなるのでパートナーに与えるという行動は自分自身をも元気にします。
ですが、逆の人にとってはパートナーと一緒に居ることで疲れがちになってしまうことも。
生まれつきはエネルギー量が多い人でも、人生の季節が巡っていく中でバランスが変化することも多々あります。
自分がどちらのタイプなのか、そして今は相手に与えるだけの余裕があるのかを知っておくことが大切です。
エネルギー量は、個人セッションで詳しく診ることができます。
日干が日支を相剋している
相剋には「コントロールする(される)」「リクエスト・要求をする」「制限をかける」「律する」などの関係性が表されます。
このパターンを日柱にもっている人は、パートナーへの要求や注文が高くなりがち。
パートナーを自分の思い通りにしたい、コントロールしたいという気持ちが行動に出てしまい、相手の自己価値を下げてしまったり、窮屈さを感じさせていたりする可能性も…。
自分に尽くしてくれる相手や、広い心で受け止めてくれる相手であれば上手くいくでしょうが、それでも行き過ぎた要求は相手を苦しめます。
愛するパートナーとの関係性を自分自身で壊してしまっていないか。
良い関係性を築くために、言動を振り返ってみませんか?
日支が日干を相生している
相生は親子の関係性ですので、このパターンをもっている人はパートナーがあなたに尽くしてくれる関係です。
パートナーが愛情を言動に表してくれるので、相手の気持ちに不安を覚えがちな人にとっては、安心をもたらしてくれる相性のいい相手だといえるでしょう。
また、いつもサポートしてもらっているという心強さを感じることができるだろうと思います。
ただ、自分自身のエネルギー量が強い人にとっては、パートナーが尽くしてくれたり手助けしてくれたりすることに、ときに過剰さを覚えてしまうかもしれません。
鬱陶しく感じたり束縛されているような気分になったりしたら、関係性を見直すとき。
相手に自分の思いを伝えて、2人にとってのいいバランスを見つけ出しましょう。
日支が日干を相剋している
2番目の逆バージョンということで、パートナーがあなたに求めるものが多い関係性です。
「妻や母としてこうあるべき、こうあってほしい」という相手の理想の役割があり、そこに応えていくイメージ。
相手のリクエストに応えることに喜びを感じる人にとっては、そんな関係性も辛くは感じないかもしれません。
また、メンタルが強い人であれば、パートナーに文句を言われないようにやるべきことはやって、家庭の外でストレスを発散することで心のバランスを保つというパターンも。
しかし、相手の言動が度を越えるとモラルハラスメントにもなりえますし、ときに自分自身の自己価値を下げてしまうことにも繋がります。
パートナーシップにしんどさを感じてしまったときには、思い切ってその想いを伝えてみましょう。
相手を受け入れることだけでなく、自分の譲れないものを主張する勇気も大切です。
日干と日干が比和(同じ五行)
友達のようなフラットな関係性を築くのがこのパターン。
二人とも干渉し合うことなく、マイペースに生活を送るでしょう。
比和には「友達・兄弟・仲間」という意味合いがある一方、「ライバル」という意味ももっています。
上下なくお互いに同じ土俵に立っているからこそ、競争心が湧くこともあるのですね。
関係性が平等ということで、女性側もバリバリと仕事をこなして稼ぎ、パートナーにも同じだけの力量や家事参加を求めることも。
そんな風に競争心をもって「平等」を謳う場合、どちらが大変でどちらが損をしているか?ということに焦点が当たってしまい、助け合うという視点が抜けがちです。
夫婦とは、パートナーシップとは、共に支え合ってこそ。
もし二人の間が不穏な雰囲気になったときは、それを思い出してみてください。
二人で共に成長していけるように
私たちには生まれもった本質があり、それを磨いて才能や使命として活かしていけるように、人生でのチャレンジが用意されています。
それらはカルマともいわれますが、自分が持っている思考のクセや行動パターンに気づくことで、そこから解放されて軽やかな人生を送っていけるのですね。
恋愛・結婚におけるパートナーシップとは、そんな自分の思考や行動のクセが一番表れやすい関係性。
目の前の相手と向き合うことで、過去を手放し「私らしさ」を磨きながら、お互いに自分自身を育てていけるのが理想だな、と思います。
城戸亜輝子 のプロフィール

会社員時代、セルフケアのために学んだアロマテラピーの奥深い世界に魅了され、本格的にアロマセラピストの道へ進むことを決意。
2008年から約5年間、福岡市内のリラクゼーションサロンにてリフレクソロジーや整体、ロミロミなどを通し、のべ7,000人以上のお客様のボディケアを担当。
その後、自分の今後を悩み始めたタイミングで、イギリス発祥のオーラソーマ®と再会。サロンの店長として日々奮闘する傍ら、オーラソーマの探求をスタートする。
より自分らしい生き方へとシフトさせてくれたオーラソーマの魅力、そして、体だけでなく心をケアすることの大切さをもっと伝えていきたいと、2013年5月【Kwan-Yin クワンイン】をオープン。
5周年を迎えた2018年5月、結婚という転機を迎えて自宅サロンとして再出発。
「心身両面、そして魂からの歓びと幸せをサポートする」という想いは変わらず、新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。
ホームページ→ https://www.kwan-yin.jp