古代ハワイアンヒーリングの起源『ひっそりと息づく、真のハワイアンヒーリングを求めて(連載第1回)』

2022.10.3

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Ki'i ( アロマセラピスト&ハーバリスト )

ハワイ在住のアロマセラピスト&ハーバリスト。フラワーエッセンスプラクティショナー。古代ハワイアンヒーリング、ホ・オポノポノプラクティショナー。

皆さん、はじめまして。Ki’i(キイ)と申します。

この度、AGLA様のページで、ハワイの植物療法について、コラムを書かせていただくことになりました。大変素晴らしいご縁をいただき、感謝しております。

 

About Myself(自己紹介)

私は現在、アメリカ合衆国のハワイ州に住んでいます。

ハワイ州には、オアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ラナイ島、モロカイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島の8つの島があります。

そして、私が住んでいるのは、そのハワイ諸島の中で3番目に大きな島、オアフ島です。

オアフ島に移り住んだのは、今から12年前のことです。

日本の大学の英米文学科を卒業後、航空関係のお仕事をしていた経験を活かして、ハワイの企業に勤務することになりました。

そして、通勤に便利なホノルル市内で長く暮らしていました。

その後、アメリカの法律の資格を取得したのをきっかけに、フリーランスでお仕事をするようになり、そのタイミングで、ホノルル郊外へ引っ越しました。

ホノルルでは、コンドミニアムに住んでいて、自分のお庭を持つことができませんでしたが、現在は、小さなお庭のついた古民家で、大好きな植物を育てながら暮らしています。

 

Ancient Hawaiian Healing(古代ハワイアンヒーリング)

ホノルル郊外へ引っ越して、自分の時間を自分のペースで作れるようになったので、今までできなかったハワイアンヒーリングの勉強を本格的に始めることにしました。

どうしても、ネイティブハワイアンの“古代”ハワイアンヒーリングを学びたかった私。

先生を探すのに約1年かかりました。

現代人に合わせて、形を変えたハワイアンヒーリング(ネイティブハワイアンの人々は、それを“ハワイアンヒーリング”とは認めてないけれど)が混在していて、なかなか本物の“古代”ハワイアンヒーリングの先生に出会うことができなかったのです。

 

ところで、“古代”ハワイアンヒーリングは、精神的に、身体的に、スピリチュアル的に、バランス良く働きかけて、個人のバイタリティや治癒力を引き出し、成長と変化を促すために作られたネイティブハワイアンの人々のための癒しのことです。

“古代”ハワイアンヒーリングには、 「薬学・植物療法(la’au lapa’au / ラアウ・ラパアウ)」、「理学療法やマッサージ療法(lomilomi / ロミロミ )」、「問題解決の知恵や方法(ho’oponopono / ホ・オポノポノ)」などが含まれ、これらのアプローチは、それぞれの分野で経験を積んだ専門家kahuna(カフナ)の指導の下で実践されていました。

最初に出会うことができたのは、“古代”ハワイアンヒーリングの一つ、ho’oponopono(ホ・オポノポノ)の先生です。

そこで約1年間学び、プラクティショナーの資格を取得しました。その後、“古代”ハワイアンの植物療法の先生を探し始めました。

“古代”ハワイアンの植物療法には、他の“古代”ハワイアンヒーリング(ホ・オポノポノや、ロミロミなど)とは異なる独特な伝承方法が取られていて、本当に限られた人しか先生や専門家になることはできません。

そのため、“古代”ハワイアンの植物療法の先生を探すのにも、約1年かかりました。

出会えたと思っても、ネイティブハワイアンの人しか学ばせてもらえなかったり、“古代”ハワイアンヒーリングや植物療法の名前を利用した本物ではない先生だったり。

そして、先生を探し始めて1年後、ついに“古代”ハワイアンの植物療法の先生に出会うことができました。

すると、その先生の繋がりで、ハワイ諸島にいる“古代”ハワイアンヒーリングの先生方、コミュニティ、ネイティブハワイアンの人々をサポートする団体、さらに、ハワイ大学の学生や教授といった方々と出会うことができたのです。

それ以降、 “古代”ハワイアンの植物療法をネイティブハワイアンの先生方から直接学んでいます。

 

Hawaiian herbal medicine, la’au lapa’au(ハワイの植物療法)

今から1000年以上前、ポリネシア人が遠く離れた土地からハワイに到着すると、彼らはすぐにカースト制度を確立し、医学の分野での専門家の階級を作りました。

彼らは、kahuna(カフナ)と呼ばれ、当時、最高の階級にいた医師たちよりも優れているか、同等の階級につきました。

そして、休息や食事制限のアドバイス、当時ハワイ諸島に生息していた植物で作ったお薬の処方を通して、健康とは程遠い生活を送っていたネイティブハワイアンの人々に、健康を維持することの重要性を教えていきました。

その後、到着したヨーロッパ人が、ハワイ諸島には存在しない新しい植物を持ち込みました。

kahuna la’au lapa’au(カフナ・ラアウ・ラパアウ)と呼ばれる、お薬を作る専門家は、ハワイ諸島に持ち込まれた植物を熱心に観察・研究し、ネイティブハワイアンの人々の病気を癒す、新しい治療薬を作ったのです。

しかし、1819年、キャプテン・ジェームズ・クックがハワイ諸島を発見すると、ネイティブハワイアンの人々のカースト制は崩れ、kahuna(カフナ)が、ネイティブハワイアンの人々のために行なっていた植物療法は直ちに禁止されてしまいました。

さらに、免疫力が低いネイティブハワイアンの人々は、西洋人が持ち込んだ病に次々と倒れ、数年の間でネイティブハワイアンの人口は、半分以下に減ってしまったのです。

その後、彼らの植物療法は復活したものの、禁止されていた間、次の世代に受け継がれることなく、大量の情報と知恵が消滅してしまいました。

そのため、現在、ネイティブハワイアンの人々が実践しているハワイの植物療法は、古代の植物療法や、kahuna la’au lapa’au(カフナ・ラアウ・ラパアウ)の知識の断片によって構成されていることになります。

また、ネイティブハワイアンの人口の減少により、“古代”ハワイアンの植物療法の基本的な知識を持っている人々も少なくなり、さらにkahunaカフナ)の数はごくわずかとなってしまいました。

 私は、そのような“古代”ハワイアンの植物療法を、数少ないネイティブハワイアンの人々から学んでいます。

私は、ネイティブハワイアンの伝統を最大限に尊重し、それに従った上で、可能な限り、“古代”ハワイアンの植物療法を守り伝えていくネイティブハワイアンの人々の想いや伝統文化の一端をお伝えしていこうと考えております。

Ki'i のプロフィール

Ki'i

ハワイ在住のアロマセラピスト&ハーバリスト。フラワーエッセンスプラクティショナー。古代ハワイアンヒーリング、ホ・オポノポノプラクティショナー。

2013年にハワイ州オアフ島に移り住み、古代ハワイアンヒーリング、ホ・オポノポノを学び始める。その後、オラクルカード、サイキック、キャンドルをアメリカ人ヒーラーから学ぶ。

以来、古代ハワイアンヒーリングの学びを通じて、ネイティブハワイアンの人々と繋がり、ネイティブハワイアンのコミュニティの中で暮らしている。

現在は、ハワイの植物療法ラアウ・ラパアウを始め、民族植物学、メディカルハーブ、アメリカ式アロマセラピーを実践中。ハワイアンヒーリングを日々の暮らしに取りいれ、心、体、スピリチュアルのバランスを大切に、ハワイの植物でガーデニングも楽しんでいる。

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