花と共に自分の気持ちに寄り添う時間『心を癒す花のエネルギー バッチフラワーレメディのある暮らし(連載第六十四回)』

2022.12.28

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京ヶ島弥生 ( フラワー&アロマセラピスト )

フラワー&アロマセラピスト。心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。

暦は一定に刻まれ、2022年が終わり、2023年が始まります。

喜び、悲しみ。
疑いや怒り、あるいは安堵。

人の感情だけは一定ではなく、世の中にはたくさんの感情が溢れていますが、自分の中の感情は、どう動いたのでしょうか?

年の変わり目に、ここまでの1年の自分の生活の中の感情に目を留めて、バッチフラワーを選んでみませんか?


不安や恐れの気持ちに

新型コロナウィルスの感染が拡大し始めて、もう3年になろうとしています。

当初、その得体の知れなさには、世界中の誰もが不安感を抱きました。

その拡大とともに、その恐れも、それぞれの人の環境や時間経過によって、捉えられ方も変わってきたように思います。

つまり、個人個人の生活や置かれた立場で、コロナに対する不安の感じ方はどんどん変化し、そのネガティブな思いは世界に増幅されてきたといえるかもしれません。

原因がわかっている不安、恐れ、そのために臆病になっていると感じるときに「ミムラス」。
  
理性を超える衝動を感じて、それを自分がしてしまうのではないかと自分を恐れる気持ちに「チェリープラム」。

どこから来たのか原因もわからない漠然とした恐怖感に「アスペン」。
  
自分はさておき、大事な人に何か起きるのではないかと心配が尽きないときに「レッドチェストナット」。

凍り付くようなパニック的恐怖と、普通に暮らしているときにも突然それが襲ってくるように感じるときに「ロックローズ」。

迷いなく新しい年に足を踏み入れるために、自分の目の前にある不安を感じ取り、バッチフラワーで和らげてみませんか?


自分をなくしてしまったように流されているときに

社会の動きも、あるいは自然環境の変化も、あまりに目まぐるしく、ついていくのに精いっぱいな現代生活。

「ついていかなくてもいいや」、と思って割り切れれば、自分のペースを取り戻して落ち着けますが、必死でついていこうとすると心がすり減って、安らぐことができなくなるかもしれません。

どんなに速い動きにもどこまででもついて行ける人が、それでも焦りを感じたり、ペースが違うことに惑わされるように感じるときに「インパチェンス」。

自分が決めたはずのことに確信が持てなくなり、必死で周りの声を聞くあまり人の意見に流されていくようなときに「セラトー」。
     
自分の足元がぐらぐらして不安定なために、迷いが深まり決断できなくなってしまうときに「スクレランサス」。

周りに嫌な思いをさせたくなくて、善意から良かれと思ったことをやり続けているうちに、自分の意志が見えなくなるときに「セントーリー」。

同じく周りに嫌な思いをさせたくないから明るい面だけを振り撒きながら、そのことで自分の持つ不安要素や悩みとのギャップで苦しむときに「アグリモニー」。

総じて、周りに振り回されがちなときには「ウォルナット」。

自分をさておいて周りに合わせてばかりいると、自分が本当にやりたいことや喜びが見えなくなってしまいます。

一人の時も、大事な人といる時も、自分自身の意思、意図を見失わないために、バッチフラワーはあります。


悲しみの感情に

年の初めは、新たな決意のときでもあり、晴れがましい思いに満たされるときです。

でも、その前の年に得た傷や病いを持ち越して、まだまだそれを癒していく必要がある人は、たくさんいることと思います。

あるいは何かを失って、そのぽっかり空いた穴を埋めきれないまま時間を過ごしている人もいることでしょう。

バッチフラワーに、「悲しいときのためのレメディ」と、すぐにピックアップして飲めるレメディはありません。

それは、”悲しい” ”哀しい”という思いが、時に人によって決定的な違いを持つ言葉だからなのかもしれません。

自分の置かれた場所が真っ暗で、先がまったく見えないときに「スイートチェストナット」。

そのような絶望の果てに、さらに諦めの気持ちが先立って、希望が抱けないときの「ゴース」。
    
心は過去の思い出の中に留まって、体だけが抜け殻のように今を生きているときの「ハニーサックル」。 

すべてを乗り越えて今の現実の中にいるつもりで、すべてのことに関心が持てないときに「ワイルドローズ」。

なにか原因が思い当たらないけれども、なぜかふと感じる哀しみ。

すごく昔に何かあったけれど、そのこと自体思い出せない悲しみ。

こうしたことは、ひとそれぞれの感覚や体験によってもたらされたことだからなのでしょう。

スターオブベツレヘム」は、私たちが受けた傷は、それが体であっても心でも、そして時を経ても、すべてを癒してくれる究極のレメディです。

悲しみの原因そのものは、消すことができません。

でも、悲しい中に入り込んでいないで、そこから少しでも外に向かっていく力を得ることはできます。
バッチフラワーがその助けになるからです。

明るくなくてはいけないわけでも、迷いなく進むことが最善である、とも言わず、バッチフラワーはただそこにあります。

自分が自分らしくあるために、今日もまた自分の思いにフォーカスして、レメディを選んで飲んでみませんか?

新しい年の明日の一歩を確かにするために。

バッチ博士の言葉



すべてにおいて、楽しい気持ちでいるように努めるべきです。私たちは疑いや憂鬱で心が押さえつけられるのを拒否しなければなりません。そういうのは私たち自身から出たものではないことを憶えておいてください。私たちの「魂」は喜びと幸せしか知らないからです。

『なんじ自身を癒せ(Heal Thyself)』エドワード・バッチ(1930)
『バッチ博士の遺産』所収(2012)バッチホリスティック研究会・訳・刊

京ヶ島弥生 のプロフィール

京ヶ島弥生

心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。


東京は下町生まれ、1998年に鎌倉・七里ガ浜に移住。

2001年から、アロマセラピー、バッチフラワーレメディ、ハーブセラピー、ホリスティックヘルスなどの自然療法分野で、講座やイベントの開催、個人から企業までのコンサルテーション、商品の販売など、東京、横浜、鎌倉で場所・ジャンルを問わず活動。


東京でのハードなビジネスマン生活20年、大学教員15年、ワーキングマザー30年、介護施設での高齢者ケア、災害ボランティアなども経験。

こうしたバックグラウンドにより、子供から大人、ご高齢の方、男性女性問わず、どなたのご相談にもお応えできるプロフェッショナルなフラワー&アロマセラピスト。



○バッチ財団登録プラクティショナー・バッチ国際教育プログラム認定講師

○IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト

○日本ホリスティック医学協会認定生活習慣病予防指導士・ホリスティックヘルス塾インストラクター
○
有限会社フロスヴィータ 代表取締役


ホームページ→ http://www.flosvita.co.jp
Facebook→ https://www.facebook.com/flosvita/


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