2023.4.5
新生活の一歩を支えるウォルナット、ワイルドオートとその他のレメディ『心を癒す花のエネルギー バッチフラワーレメディのある暮らし(連載第六十九回)』

春は別れと出会いの季節。
そして、誰にとっても変化を余儀なくされるときです。
それは、期待とともに寂しさも感じる、ということでもあります。
こんな時は、自分の気持ちをまず大切に。
そして、そこから一歩踏み出して行きましょう。
”変わらなければならないこと”に直面した時
変化は意図していても、していなくても、時が流れていく限り、私たちの周りで刻々と繰り返されています。
日頃はあたりまえのように気がつかないで先に進むことが多いのですが、それまでの歩みを止めて、別の方向に行ったり場を変えたり、など、変わらざるを得ないときを迎えると、からだも心も動きにくく感じ、歩みを止めてしまいがちです。
経験をしたことがないところに入っていくことは、誰でも緊張を覚えるし、それがもし一人で全く新しい世界に入るような場合は、さらに不安や期待が入り混じり、足がすくむこともあるかもしれません。
ウォルナットのレメディは、「人生の変わり目のときのための」レメディといわれます。
人生の中の変化といえば・・・。
結婚、引っ越し、卒業、入学、妊娠、出産など、誰もが経験することの多い転機があります。
そして仕事上でも、入社、異動や昇進、転職、定年退職、など。
家族の巣立ちや死別、離別、別居や同居なども、変化の最たるものです。
変わりたくない人もいれば、いやな前の環境から抜け出して新しい所を求める人もいますが、変化のストレスは、誰にでも降りかかってきます。
変化に前向きだから元気に進める、後ろ向きだから気持ちが落ちこむ、と決まっているわけではなく、どんな人にも変化による環境の変化は、ストレスになります。
変化につきものなのは、まず物理的な違いです。
住む家や学校が変われば、もちろん動線や使い勝手も変わり、何かをするための時間も長くなったり短縮されたりします。
慣れるまでは、戸惑いや失敗もあるでしょう。
物理的な変化への対応がうまく行かないことを感じたとき、私たちは少なからず感情面にも傷みを感じます。
また、精神的、心理的な変化であればもちろん、物理的なこと以上に私たちを惑わせます。
場が変わって、いつもだったら気にならない小さな失敗をしても、新しい所では必要以上に失敗を気にかけてしまったり、最近知り合った周りの人たちがその自分の失敗をどのように受け止めているかも、気になるところです。
新しい場所で、初めからうまくいくかどうか分からないけれど、過去の自分の慣れや成果にこだわると、ほんの小さなミスでも、自分を責めてしまうかもしれません。
ウォルナットは、そんな過去と未来の、時間的、空間的、対人的な違いに振り回されるよりも、まず自分がどうあるか、どうありたいか、に思いを委ねられるようにして、自分自身を守ってくれます。
環境に振り回されることなく、いつもの自分のままで新しい環境に入っていくことが、「人生の変わり目」の移行期をスムーズに渡らせてくれることでしょう。
方向性に迷っている時
人生の転換点には、行くべき方向を定めます。でも、転換点だからといって、方向が定まるとばかりはいえません。
いくつかやりたいこと、できることがあって、それを絞り切れないとき。
変わるべき、先に進むべき、と思いながら、どうも意思決定ができそうにないと思うとき。
選ぼうとしている道に納得できていないとき。
状況はどうあれ、先へ進もうというときに迷いを感じたら、ワイルドオートのレメディがあります。
ワイルドオートを飲むと、自分が望む方向がくっきりと見えてきます。
行くべきか留まるべきか?
このいくつかの道の、どこを進むべきか?
絞るべきか広げるべきか?
そして、今自分の気持ちに最もフィットする方向はどれだろうか?
それぞれの人が持つ迷いを、確信に変えてくれるのがワイルドオートです。
ワイルドオートは決してミラクルを起こして道を拓いてくれるわけではありませんが、準備してきた人には、”確信”という決意を手渡してくれるでしょう。
進むことに不安や迷いを感じる時
行かなければならない、選択しなければならない状況であれば、できるだけ、自分の気持ちを乗せていけば乗り切れるかもしれません。
でも、やはり新しい環境に対して、不安を感じたり、決断できぬまま迷っているようなときもあります。
先に進むことは、明るさが伴うことですが、一方で不安がつきものでもあります。
そのようなときは、ミムラスのレメディがあります。
自分のキャパシティや、変化する生活そのものについての不安や心配。日頃は気にしていなかったのに、新しいことに対する自分自身の体力面、精神面などに不安を感じたり。
ミムラスを飲むと、安心感に満たされて、その中で確たる一歩を踏み出すことができるでしょう。
また、同じ迷いでも、ワイルドオートのように進むべき道の選択に悩むのではなく、なんとなくはっきりとした意思決定ができない、優柔不断で不安定な気持ちになっているときには、スクレランサスのレメディがあります。
スクレランサスのネガティブな状態は、あるときはこちら、あるときは全く違うことが良いように思えて、自分の中でだけ迷って、自分自身に翻弄され、気持ちが決まることがありません。
スクレランサスは、正しい結論を知らせてくれるわけではありませんが、自分の中で選択が腑に落ちたり、意思決定の肚が決まることで、揺れ動いていた気持ちを安定させてくれます。
そして、とにかく得も言われぬ緊張感を感じるときは、レスキューレメディの出番です。
新しい人と会う、新しい場所に行く。
これまでと違う、経験したことのない領域に入っていく。
それは、緊張を感じない方が不思議なくらいの、人生の節目、転換点なのです。
レスキューレメディを飲むと、気負いが去って、足取り軽くスタートを切ることができるでしょう。
季節を捉え、風に乗る
日本の春は、まず桜の開花で、街中が明るくなる気がします。そして、徐々に花びらが舞い散っていきますが、その後みずみずしい新緑の時が訪れます。
この季節は光と風が、私たちを後押ししてくれるようです。
でも、新しい世界に入っていくことは、明るいことばかりではないことも、私たちは経験的に知っています。
それは、どちらかといえば、新しい世界が暗いのではなく、自分の中で打ち消せないネガティブな思いがそう見せてしまうのでしょう。
事の結論を早く求めすぎたり、解決を急いだりせず、まずは自分の歩みや方向性の中に感じる、自分の心の小さな棘を、バッチフラワーレメディで優しく抜いてあげましょう。
心を開くことが、新しい世界のドアを開く一番の秘訣です。
新しい生活を、自分らしく楽しめるように、バッチフラワーレメディをお手元に置いてください。
バッチ博士の言葉
「不安定」な心の状態は、自己決定力を発達させることで根絶やしにすることができます。ふらついたり、うろついたりせず、決心して断固として物事にあたることを通してです。初めは、時々間違いを犯すでしょうが、それでも行動するほうが、決められずに機会を逃すよりはましです。
決断力はすぐに成長してゆくでしょう。人生に飛び込んでゆく恐怖は消えるでしょう。そして私たちの心は、経験を積むことで、より良い判断を下せるようになってゆくでしょう。
『なんじ自身を癒せ(Heal Thyself)』エドワード・バッチ(1930)
『バッチ博士の遺産』所収(2012)バッチホリスティック研究会・訳・刊
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京ヶ島弥生 のプロフィール

心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。
東京は下町生まれ、1998年に鎌倉・七里ガ浜に移住。
2001年から、アロマセラピー、バッチフラワーレメディ、ハーブセラピー、ホリスティックヘルスなどの自然療法分野で、講座やイベントの開催、個人から企業までのコンサルテーション、商品の販売など、東京、横浜、鎌倉で場所・ジャンルを問わず活動。
東京でのハードなビジネスマン生活20年、大学教員15年、ワーキングマザー30年、介護施設での高齢者ケア、災害ボランティアなども経験。
こうしたバックグラウンドにより、子供から大人、ご高齢の方、男性女性問わず、どなたのご相談にもお応えできるプロフェッショナルなフラワー&アロマセラピスト。
○バッチ財団登録プラクティショナー・バッチ国際教育プログラム認定講師
○IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト
○日本ホリスティック医学協会認定生活習慣病予防指導士・ホリスティックヘルス塾インストラクター
○
有限会社フロスヴィータ 代表取締役
ホームページ→ http://www.flosvita.co.jp
Facebook→ https://www.facebook.com/flosvita/