2021.2.18
2021年立春、運気の波に乗ろう!『私らしく生きるための東洋の智慧(連載第九回)』

2月3日、立春を迎えました。
四柱推命で使用される干支暦(かんしれき)では、この立春が一年のはじまりとなります。
例年は2月4日が立春なのですが、今年は124年振りに2月2日が節分、そして2月3日が立春ということで、ちょっと特別な一年のはじまりとなりました。
2021年以降、しばらくは4年に一度、2月3日に立春を迎える年が続きますので、今年2021年は時代の節目のようにも感じますね。
西洋占星術では、2020年12月22日にグレート・コンジャンクションという天体の一大イベントが起こり、様々なところで「約200年続いた地の時代から、風の時代へと移行した」といわれています。
それと照らし合わせても、ちょうど今が時代の節目であることには間違いないのかもしれません。
2021年はどんな一年?
2021年の干支は【辛丑(しんきんのうし/かのとうし)】で、干支暦ではここから来年2022年の節分までを辛丑の一年とみます。
「干支(かんし)」とは、五行をさらに陰と陽に分けた十干と、十二支を組み合わせた60種類の組み合わせで成り立っています。
十干が「精神」を、十二支が「現実」を表しているといわれており、この組み合わせによって、その年のムードを知ることができるのです。
では、辛丑の一年はどんな年になるのでしょうか?
辛は五行の中でも陰の質をもった金であり、自然界でいうと宝石や金属を指します。そして、丑は陰の質を持った土で、湿った土壌を表しています。これらを考えると、辛丑は湿地から鉱物が生まれるイメージが湧きました。
丑という文字は、生まれたばかりの赤ちゃんの手を描いた象形文字といわれ、「掴む」「始める」という意味を持ちます。また、糸偏をつけると「紐」という字になるように、「結ぶ」という意味もあるそう。
この象意だけをみても、新しいものが生まれていく予感を感じさせます。
その上に乗っている十干は辛。改革のエネルギーを持っている辛ですが、それを良い方向へ進めるためには、摩擦を恐れない勇気やチャレンジ精神が必要です。辛は鉱物、つまり原石であり、磨かれてこそ輝きます。
今日からちょっと意識してみよう!
今年気をつけたいのが、金属と湿った土が共にあることで、私たちの「水」が濁りやすくなるということ。
五行でいうと「水」は思考や知識にあたるので、情報を取捨選択する力を身に着けて、質のいいモノを取り入れていくことが必要なのかもしれません。また、ネガティブな思考ばかりに囚われてしまわないように、心の風通しを良くしておきましょう。
更に、私たちの身体はたくさんの水分でできています。体内の水の流れを良くしておくことは健康を保つために欠かせません。特に女性にとって、婦人科系と関係の深い「水」の気を良い状態にしておくことはとても大切です。
日々質のいい「水」を摂ることはもちろん大事なのですが、もう一つ大切なことがあります。それは「木」の存在。
自然の中で水をろ過してキレイにしてくれるのは樹木。五行でいうとズバリ「木」ですね。
木は【仁】を表していて、仁とは人への思いやりや友愛をいいます。この仁を今年は特に大切にすることで、心と身体の健康を保つことができそうです。
丑は時間でいうと、夜明け前の一番暗い時間帯にあたります。夜明け、つまり新しい時代を迎えるために、私たちは古いものにしがみつくのではなく、勇気をもって新しい流れを作っていくタイミングなのかもしれません。
これからどんな世界を創っていきたいのか?一人ひとりが考えて、大小関係なく、行動を起こしていくときだと言えるでしょう。
開運のための日干別アドバイス
全体のムードを読み解いたところで、次は私たち個人にとってどんな一年になるかをみていきましょう。
日干別に読み解いていきますので、まずは下記からご自身の日干をチェックしてみてください。
★甲(こうぼく・きのえ)の方
★乙(おつぼく・きのと)の方
★丙(へいか・ひのえ)の方
★丁(ていか・ひのと)の方
★戊(ぼど・つちのえ)の方
★己(きど・つちのと)の方
★庚(こうきん・かのえ)の方
★辛(しんきん・かのと)の方
★壬(じんすい・みずのえ)の方
★癸(きすい・みずのと)の方
一年後の自分を想像してみよう
もしかすると、すでに書かれていることが「当てはまってる!」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。それはあなたが運気の流れに乗っている証拠です。
そうではない皆さんも、まだ新しい一年は始まったばかり。ぜひ今日から早速心掛けて、運気の波に乗ってくださいね。
毎日の積み重ねが、きっと一年後、大きな変化をもたらしてくれるだろうと思います。
星川亜輝子 のプロフィール

会社員時代、セルフケアのために学んだアロマテラピーの奥深い世界に魅了され、本格的にアロマセラピストの道へ進むことを決意。
2008年から約5年間、福岡市内のリラクゼーションサロンにてリフレクソロジーや整体、ロミロミなどを通し、のべ7,000人以上のお客様のボディケアを担当。
その後、自分の今後を悩み始めたタイミングで、イギリス発祥のオーラソーマ®と再会。サロンの店長として日々奮闘する傍ら、オーラソーマの探求をスタートする。
より自分らしい生き方へとシフトさせてくれたオーラソーマの魅力、そして、体だけでなく心をケアすることの大切さをもっと伝えていきたいと、2013年5月【Kwan-Yin クワンイン】をオープン。
5周年を迎えた2018年5月、結婚という転機を迎えて自宅サロンとして再出発。
「心身両面、そして魂からの歓びと幸せをサポートする」という想いは変わらず、新たに四柱推命や陰陽五行を取り入れたメニューを提供中。
ホームページ→ https://www.kwan-yin.jp